加賀友禅と秋の花競演 假屋崎省吾花展
来場者に作品について語る假屋崎さん(左)=19日午前10時半、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場 |
会場は、黒と、假屋崎さんが「金沢の色」と考える金色を基調に、七つのゾーンで構成されている。ボタンなど四季の花を描いた加賀友禅の振り袖の華やかな美に、枯れたドウダンツツジや木の根で奥深い魅力を加えた大作や、深い青に着色したキウイのつると華やかなオンシジウムを生けた躍動的な作品などが並んでいる。 シンビジウムを自作のガラス花器にあふれんばかりに生け、ランの力強い魅力を引き出した作品もあり、訪れた人は、思い思いの角度から鑑賞し花の美の神髄に触れた。 午前11時から一階レストアベニューで行われたトークショーには、300人を超すファンが詰めかけた。シャンソンの流れる中、シンビジウムやバラを鮮やかに生けながら、假屋崎さんは「花を飾ることで、毎日感動の連続で過ごしてほしい」と呼びかけた。 花展は24日まで。トークショーは23日にも行われる。