中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
paraparaart.com ArtDirector

カーデザインの魅力(2)1927 Dodge SportsCoupe

2007-09-08 | 文化を考える

カーデザインの魅力(2)1927 Dodge SportsCoupe

1927年までは多くの車はオープンカーでした。中には雨天のドライビング用にサイドウィンドウやフードが付いているものもあったが、屋根付きのタイプは高級なサルーンタイプに限られていた。
車の流線形化の課題に、ヘッドライトのデザイン処理がありました。それまでの車で前に突き出していたヘッドライトは傾斜の付いたウィングの中にセットバックするようになっていました。このウィングは曲線的になり、次第に車体に一体化されるようになっていきます。この傾向は、1936年のBMWのスポーツカーや、1937年のDodgeのサルーン、1940年のキャデラックなどにもよく見てとれます。外側にあった乗車ステップの踏み板も車内に一体化されるようになり、車内には、内装の計器パネルにマホガニーのような高級な素材が使われたり、シートはしだいに革張りとなっていきます。

 

   1921プジョQuadriette161  

    1927 Dodge SportsCoupe 

     1936 BMW_328

 


 

 

 


旧江戸川乱歩邸が「大衆文化研究センター」に?

2007-09-08 | 文化を考える

旧江戸川乱歩邸が「大衆文化研究センター」に?立教大

 名探偵・明智小五郎、怪人20面相……こんなキャラクターと奇想天外のストーリーで、戦前戦後の大衆をワクワクさせた推理小説家、江戸川乱歩(1894~1965)。

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旧江戸川乱歩邸=東京・池袋の立教大そばで

 立教大はキャンパスに隣接する旧邸宅と2階建ての土蔵、計4万点近い蔵書、資料を遺族から買い取り、修復・整理。「大衆文化研究センター」として昨夏から一般に公開した。 「乱歩はめったに蔵書を捨てなかった。しかも記録、分類好きの整理魔です」と、研究者の落合教幸さん。土蔵2階には番号をふった木製の「自著箱」があり、自作の単行本や全集が整理されている。 土蔵1階は犯罪、刑事、心理など様々な分野の和書に混じり、洋書もぎっしり。書庫ごと保存されており、乱歩の好んだ配置も推察できる。 洋館の応接間は、横溝正史ら作家仲間の社交場だった。大理石のマントルピースや英国風の家具に、乱歩の「粋」が見てとれる。

 <メモ> 旧乱歩邸への最寄り駅はJR・地下鉄池袋駅で、歩いて行ける。一般公開は金曜日の午前10時半~正午と午後1時~4時。入り口付近までで、土蔵には入れない。蔵書の閲覧には予約が必要(03・3985・4641)。

 


人気漫画「ジョジョ」の荒木さん 米生物学誌の表紙描く

2007-09-08 | ニュース

人気漫画「ジョジョ」の荒木さん 米生物学誌の表紙描く

 生物学の米専門誌セルの表紙を「ジョジョの奇妙な冒険」などで知られる漫画家、荒木飛呂彦さんが描いた。7日付同誌に論文を出した瀬藤光利・自然科学研究機構生理学研究所准教授らの成果をイメージしたもので、日本の漫画が著名な学術誌の表紙を飾った。

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荒木飛呂彦さんの漫画が載ったセルの表紙。真ん中の「壊し屋」が、別のたんぱく質を攻撃しているイメージを描いた

 瀬藤さんは荒木さんの漫画の大ファン。成果のイメージを描いて欲しいと依頼したところ、荒木さんが快諾した。セルの表紙には通常、細胞の顕微鏡写真などが載るが、編集部も日本の漫画に興味を示したことから採用になった。

 瀬藤さんらのグループは、脳の中で神経細胞の情報のやりとりを調節する、たんぱく質を見つけた。やりとりに使われる神経伝達物質の量を調整するため、別のたんぱく質の分解にかかわっていることから、「壊し屋」という意味でスクラッパーと名付けた。

 表紙の漫画は、スクラッパーをイメージしたキャラクターが、破壊すべきたんぱく質(赤い円盤)を選んで、ハート形の目印をつけている場面になった。 (アサヒコム記事から)

 

 


映画『ダイブ!!』 金沢市営総合プールで撮影

2007-09-08 | 金沢を歩く

映画『ダイブ!!』 金沢市営総合プールで撮影

映画「ダイブ!!」の撮影が行われた金沢市営総合プールの飛び込み台=いずれも金沢市富樫で

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国内最古の飛び込み台がある金沢市富樫の市営総合プールを舞台に、スポーツ青春映画「ダイブ!!」(角川映画、熊澤尚人監督)の撮影が進んでいる。その現場が6日、報道陣に公開された。 

 ジャージー姿の女優の瀬戸朝香さんが、プールサイドできびきびと動く。米国帰りの女性コーチを演じる。声は聞こえないが、顔つきや動作から厳しく指導しているシーンと伝わってくる。そして中学生を演じる主役の一人溝端淳平さんが飛び込みのポーズをとる。他の台からは、エキストラ出演している市内飛び込みクラブの子どもたちが次々と元気よく跳び、プールに落ちた。プールの飛び込み台は48年前に建てられた。高さ約10メートル、幅計約25メートル。むき出しの階段で上に昇る。所々、はげる塗装。ロケ現場に選ばれたと聞くと、古びた姿から風格を感じる。木や芝生が植えられた広いプールサイドを使って、五輪代表の内定を告げられるシーンや、飛び込みのトレーニングシーンも撮影した。金沢での撮影はこの日まで。金沢市内や近隣では、いしかわ動物園(能美市)でのデートや、犀川沿いを走るシーンも撮った。市内近郊の飛び込みクラブに所属する子どもたちや市民ら延べ約250人が参加した。

演技する瀬戸朝香さんら出演者

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映画は、東京近郊にある老舗飛び込みクラブに所属する中学生が、女性コーチの元で北京五輪への出場を目標に練習する姿を描く。金沢市営総合プールは、中学生らが練習する所属クラブの飛び込み台という設定だ。

 熊澤監督ら関係者が都内近郊や北陸地方など計約二十カ所の飛び込み台を下見し、ロケ地を決めた。「無機質な飛び込み台が多い中、国内で最も古くて温かみがあった。老舗クラブの使い込んだ台にぴったり。石川が飛び込み大国というのも決め手になった」。熊澤監督は気に入った理由をこう説明する。

 主演は、少年野球がテーマの「バッテリー」に主演した林遣都さんと、ハリウッド映画「ラストサムライ」に出た池松壮亮さん、2006年の「JUNONBOY」のグランプリに選ばれた溝端さんの3人。アテネまで3度の五輪に出場した飛び込み選手の寺内健さんも出演する予定だ。来年初夏に全国で公開する予定。8月18日に金沢でクランクインし、9月末まで、静岡県と岡山県で撮影する。原作は森絵都さんの「DIVE!!」(角川文庫)。熊澤監督は「夢が描けない若者が多いと聞く。夢とは与えられるのではなく、自分で努力してつかみとるものだという精神を伝えたい」と意気込む。(中日新聞記事から)