カーデザインの魅力(2)1927 Dodge SportsCoupe
1927年までは多くの車はオープンカーでした。中には雨天のドライビング用にサイドウィンドウやフードが付いているものもあったが、屋根付きのタイプは高級なサルーンタイプに限られていた。
車の流線形化の課題に、ヘッドライトのデザイン処理がありました。それまでの車で前に突き出していたヘッドライトは傾斜の付いたウィングの中にセットバックするようになっていました。このウィングは曲線的になり、次第に車体に一体化されるようになっていきます。この傾向は、1936年のBMWのスポーツカーや、1937年のDodgeのサルーン、1940年のキャデラックなどにもよく見てとれます。外側にあった乗車ステップの踏み板も車内に一体化されるようになり、車内には、内装の計器パネルにマホガニーのような高級な素材が使われたり、シートはしだいに革張りとなっていきます。
1921プジョQuadriette161 1927 Dodge SportsCoupe 1936 BMW_328
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