コメント
偉大な父と不肖の息子達と一族
(
yukariko
)
2009-04-22 19:08:50
あまりに名前が売れすぎて時の権力者のねたみを買った義家、その父に比べ武勇も世渡りもはるかに劣る甥達にいらだつ叔父義光かな?
それにしても源氏の人々の病気でしょうか?
疑い・邪推・裏切・陰謀・謀反・一族殺しがどこかで起きますね。
新羅三郎義光といえば義家を援護して勝利に導いた武士それ以外に音楽の素養もあった人でしょうに…。
ずっと先の頼朝にしても疑って肉親を皆滅ぼしますものね。
義親、為朝それぞれ反乱をおこし、みすみす平家の勢力を増大させて行くのですね。
はめられて名誉回復もおぼつかない恐ろしい宮廷政治の世界!
鳥羽・後白河に豊かな財力にものを言わせ、取りいった平正盛・忠盛とは反対に、源氏は忠通・頼長父子に仕えながらも無骨で気の利かない荒えびす・単なる武力としか思われなかったのでしょうか?
読んでも暗澹としてきますね。
源氏には骨肉の争いが目立ちます!
(
sakura
)
2009-04-23 17:10:59
義光は笙の名人でもあり、父頼義が仏教に深く帰依していたように
晩年には念仏信仰を持ち法名は「念光」とあります。
こんな一面も持ちあわせていた義光ですが、
26歳の義忠が義家の嫡統をついで天下にその名が轟くようになると
郎党に命じて義忠を殺害します。
殺害犯人を永久に葬り去るため弟の三井寺の阿闍梨に頼んで
殺害にたずさわった郎党を井戸に突き落とし生き埋めにしてしまいます。
後三年合戦に官職を投げ打って苦戦する兄を助けるために
陸奥に下った義光について
野口実著「源氏と坂東兵士」の中で
『後世、兄弟愛の美談として伝えられるようになった義光の行動も、
のちに彼が北関東に勢力を附植していることを考えると、
都で重用されている次兄義綱に対抗して、
長兄義家の勢力の分け前にあずかろうとしたというのが
真相のようである。』と書かれています。
義家と弟の義綱は互いの郎党が河内国の所領争いがもとになって
お互いに戦の準備をしていたこともありました。
源氏は源氏三代で大変栄えますが一族間の権勢争いから
義家の子孫の代には非常に衰え、代わって
それまで振るわなかった平氏が台頭してきます。
かって源氏が摂関家に仕え、受領として富を蓄え
摂関家に警固や財政上の奉仕をしたように、
平氏も白河上皇の側近となって同様の事を行います。
この辺のところは別の機会に記事にしたいと思っています。
コメントを投稿する
名前
タイトル
URL
コメント
※絵文字はjavascriptが有効な環境でのみご利用いただけます。
▼ 絵文字を表示
携帯絵文字
リスト1
リスト2
リスト3
リスト4
リスト5
ユーザー作品
▲ 閉じる
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
それにしても源氏の人々の病気でしょうか?
疑い・邪推・裏切・陰謀・謀反・一族殺しがどこかで起きますね。
新羅三郎義光といえば義家を援護して勝利に導いた武士それ以外に音楽の素養もあった人でしょうに…。
ずっと先の頼朝にしても疑って肉親を皆滅ぼしますものね。
義親、為朝それぞれ反乱をおこし、みすみす平家の勢力を増大させて行くのですね。
はめられて名誉回復もおぼつかない恐ろしい宮廷政治の世界!
鳥羽・後白河に豊かな財力にものを言わせ、取りいった平正盛・忠盛とは反対に、源氏は忠通・頼長父子に仕えながらも無骨で気の利かない荒えびす・単なる武力としか思われなかったのでしょうか?
読んでも暗澹としてきますね。
晩年には念仏信仰を持ち法名は「念光」とあります。
こんな一面も持ちあわせていた義光ですが、
26歳の義忠が義家の嫡統をついで天下にその名が轟くようになると
郎党に命じて義忠を殺害します。
殺害犯人を永久に葬り去るため弟の三井寺の阿闍梨に頼んで
殺害にたずさわった郎党を井戸に突き落とし生き埋めにしてしまいます。
後三年合戦に官職を投げ打って苦戦する兄を助けるために
陸奥に下った義光について
野口実著「源氏と坂東兵士」の中で
『後世、兄弟愛の美談として伝えられるようになった義光の行動も、
のちに彼が北関東に勢力を附植していることを考えると、
都で重用されている次兄義綱に対抗して、
長兄義家の勢力の分け前にあずかろうとしたというのが
真相のようである。』と書かれています。
義家と弟の義綱は互いの郎党が河内国の所領争いがもとになって
お互いに戦の準備をしていたこともありました。
源氏は源氏三代で大変栄えますが一族間の権勢争いから
義家の子孫の代には非常に衰え、代わって
それまで振るわなかった平氏が台頭してきます。
かって源氏が摂関家に仕え、受領として富を蓄え
摂関家に警固や財政上の奉仕をしたように、
平氏も白河上皇の側近となって同様の事を行います。
この辺のところは別の機会に記事にしたいと思っています。