コメント
 
 
 
ありがたい事ですね。 (yukariko)
2013-07-23 15:04:31
大昔の大名による復興とは全く違い、戦後ずっとの寺庵荒廃壊滅に瀕し両墳墓さへ危いのを買い取り、分離独立、再建修理、造園整備して、義仲寺無明庵の落慶法要・晋山式・入庵式を行い、管理者として社団法人義仲寺史跡保存会を発足させる!
…いかにフィクサーやお金持ちとはいえ、個人が復興の思いを実現させるために払われた大金と施工奉仕の数々。
その莫大な資金…当初の修復工費だけでさえ、昭和40年の一千万円は今の金額にしたら?…とそれにかけた多くの人の情熱は静かに形となって残り、今現在一般の芭蕉ファンを喜ばせてくれているのですね。

話は違いますが昭和の名建築・熱海の岩波別荘「惜檪荘」が売却取り壊しとなった時、隣家の佐伯泰英氏が購入し、70年間手を入れず、設計図もなかった30坪の建物を丁寧に解体、90%元の材料で再建され、その後、海側の隣地も購入して第二次造園計画をされているとの記事を読みました。

現在4000万部の文庫本を出される佐伯氏でさえ、出版社に多額の前借を願われたそうですから、戦後が少し遠くなった昭和30年代後半だったのでしょうか、寺の再建を呼びかけた保田與重郎氏と巨額の私財を寄進した三浦義一氏を本当にありがたいと思います。

 
 
 
建築も貴重な文化財! (sakura)
2013-07-24 09:56:26
昭和の名建築にも建て替えの時期が迫り、取り壊された跡地には
マンションやビルが建設される例が多くありますね。
出版業界は冬の時代を迎えているといわれていますが、
岩波書店はこの建物を維持保存できなくなったのでしょうか。
さいわい隣家の佐伯泰英氏が購入されて建物を丁寧に解体し
使える材料はすべて使って再建してくださったので、
昭和という時代から未来へとつなぐ建築物になりましたね。

 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。