コメント
 
 
 
いよいよ頼朝の初陣ですか! (yukariko)
2009-08-02 22:16:37
でもこれから頼朝より一世代上の有名な人たちが綺羅星のごとく現れるから、彼はまだ形ばかりですね(笑)

天皇、上皇の勅命を頂いて賊軍を討つ戦いに向かう3千の軍勢の総大将が22歳の若武者重盛。

赤地の錦の直垂にぼかしの鎧、揚羽蝶の家紋を打ち出した草摺なども華やかで匂いたつようなヒーロー部下たちも大いに意気が上がった事でしょう。

それに引き換え、信頼卿は見た目の武者振りはあっぱれ偉丈夫にみえてもそこは軍事に疎い貴族、軍を率いる義朝、悪源太19歳は別にしても朝長16歳は年若いし、八百余と天皇方より数で劣る軍で朝敵の名を付けられては気持もひるみますね。

いよいよ軍記物の面目躍如で詳しいいでたちの描写、合戦の様子を描くのも美文調の語り物。

特有の難しい言葉の解説を一緒にして下さるので
その描写や様子がある程度想像できますが、具体的に思い描くのはなかなか難しいですね。

よく出てくる「源太産衣」の由来も初めて知って『なるほど。』と納得。
案外そういう言葉の由来って書いてないんですよね。三男の頼朝が授かったのも色々複雑ないきさつがあるのかな?
 
 
 
分かりにくかったですね。 (sakura)
2009-08-03 17:39:30
合戦の武具は普段目にする機会があまりない上、名前も特殊ですものね。
コメントを頂いてそうそうと思い、記事の中に鎧の写真と名所を加えておきました。

兄たちをさしおいて頼朝が源太産衣を着用したのは、母親の実家の身分の違いでしょうね。

「唐皮という鎧、小烏という太刀は、平将軍貞盛より
当家に伝えて維盛までは嫡々九代にあいあたる」(平家物語)
と平家にも相伝された武具があると書かれています。

当時、武具の相伝は源平だけでなく一般の御家人にもあったようです。

このあとすぐ源頼政や源光保・光基も平家側に味方しますし、
ご想像通り信頼は途中で逃げ出すし義朝側はさんざんです。

 
 
 
ありがとうございます! (yukariko)
2009-08-03 20:45:25
赤糸縅鎧の華やかさにはびっくりしました。
若武者がこれを着用したらさぞ引き立ったでしょうね。
ご親切にも鎧武者の写真と詳しい説明を入れて下さったのでとてもよく分かりました。

『驕る平氏は久しからず…』と謡われてしまう平氏ですが武者振り、貴族ぶり、そして都落ちする時の様、親が子を思う(武人としては情けないのかも知れませんが)様子などそれぞれに心にじんと来るお話が一杯伝えられていますから、みな平氏贔屓になりますね。

判官贔屓という言葉もありますが、元は源氏の容赦ない仕打ち、やりようを嫌った庶民階級の気持ちを代表していると思います。
 
 
 
こちらこそありがとうございました! (sakura)
2009-08-04 15:01:31
またお気づきの点があればコメントお願いします。
Yukarikoさんのようにいろんなことはできませんが、
できる範囲で対処させていただきます。

平家物語に登場する重盛は落ち着いた感じがしますが、
平治物語に登場する重盛は若い!
重盛もそうですが、大将の合戦装束は味方の士気を
奮い立たせるのにはとても大切なものです。

でもあまり派手な装束は、合戦中敵に存在を知られ
狙われるという不利な点もあります。

次も義平と叔父(義仲の父)との争いを書くことになります。
 
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