コメント
 
 
 
国民のバックボーンを形成したのですね。 (yukariko)
2014-08-17 12:40:02
現代の日本人の中に色濃く残る、古来からの伝説、物語の共通認識は歌舞伎などの演劇以前から何百年もの間に高野聖や回国の琵琶僧によって繰り返し伝えられて、その土地の歌や踊りに溶け込み、地域を越えていわば国民としての基礎知識として織り込まれているのでしょうね。
平家物語を最初に考え、人々に語らせた人達はそこまで考えたのではなかったでしょうが、芭蕉達、後世の人々は平家物語の魅力的なストーリーにも惹かれて逸話の残る日本中を旅し、またその作品と共にさらに読者を増やして今に至るのでしょう。
 
 
 
そうですね! (sakura)
2014-08-19 11:12:23
琵琶法師は、平安時代から琵琶を弾きながら叙事詩を語って活躍していましたが、
中世になって平家物語を全国に語り歩いて広めました。
平家物語は源平争乱という激動期の事件とその中で生きぬいた人々、
印象的な俊寛有王の物語だけでなく、各地の人々の間で語られた説話までも採りいれ、
より魅力的、より面白く、効果的に作りあげられています。
そのために登場人物や事件は、時には史実と虚構がない交ぜになっています。
芸能の題材としても魅力的で、近松門左衛門作「平家女護島」は、
平家物語の中から、平清盛の全盛期から横暴のたたりで
亡霊たちに
灼熱地獄のなかで殺されるまでが、五段にわけて書かれています。
その中で二段目の「鬼界が島」は、特に人気の演目になっています。
 
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