みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

ユスラウメ

2011-06-04 20:32:50 | 着物

Dscn1948庭のユスラウメの実が色づいてきた。何とも可愛らしい実で、憂鬱なことを忘れさせてくれる。

古着(和服)を商う友人宅へ、昨朝、久しぶりに出掛けた。話はやっぱり大震災と原発のことが中心。友人も色々と大変だったと思うけれど、でもお元気。私を見て、元気そうで良かった、と言って下さった。3/11以降は商品の流通が激減している、という。その上、私が取り寄せを依頼していたのは紋付の単衣。ただでさえ品数が少ないであろう種類だ。しかし友人はとても色合いの良い品を取り寄せてDscn1944_3 下さっていて、私は一目で気に入ってしまった。価格も割安で、申し訳ないぐらいだった。これがあれば、6月や9月の改まったお茶会へも出席することが出来る。取り寄せにご苦労されたに違いない友人に感謝!

昨午後は首都圏の友人夫婦が来庵して下さった。雑草と言われる草花=ハルタデ、ハルアザミ、ハルジョオンなどの花入れを愛でてもらって、私も嬉しかった。

話題はやっぱり大震災と原発のことになる。憂鬱な話題でも、話したいことを聞いてほしい方々と共に話していると、心が開いていく実感がある。そして気力が出てくる。

今日は公民館で気功の同好会。先生の優しいご指導に身も心も解れていく。そして仲間とのお喋りで笑顔が増えていく。人との絆の有難さが身にしむこの頃である。