みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

雨の日のこころ

2014-06-22 14:04:23 | 暮らし

梅雨の典型のような日。野良仕事が出来ないし、気持もパッとはしないけれど、悪いことばかりではない。静かに降る雨の音は、私の軽率な精神をも落ち着かせてくれる。

Dscn0694庭の夏椿も雨の中。落花のときは椿のように一花まるごと落ちるが、椿のような重量感はない。ホロッと音も無く落ちる。

Dscn0697 裏庭の半夏生は1株だけ。周りにはミズヒキや杜鵑草が勢いよく繁茂してるけれど、殖えてほしい半夏生はサッパリ。孤独は半夏生らしい風情ではあるけれど。

Dscn0700 半夏生の花穂に蟻が数匹。ジミ~な花だけれど、蜜はアマ~イのでしょう。

郷土史関係で調べたいことがあって、中央公民館の図書室へ行った。ただでさえ過疎の地、薄暗いこんな雨の日は何処も人影がわずか。人が少ないと、人は人に気遣いを深くするような気がする。

図書室の職員も、資料の在処を問う私を親切に案内してくれた。私の貸出カードの有効期限が切れていることに気付いたその職員は、「更新手続きに住所がわかる免許証か何かありませんでしょうか?」と、しきりに恐縮しながら申し訳なさそうに言う。更新手続きは当然すべきことだから、職員があやまる必要は全くないのだけれど、事務的に対応されるよりもやっぱり心が和む。


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