烏骨鶏の雛が生まれて10日目。始めの一日は巣箱の中で、雌鶏の羽根の間からときおり貌を覗かせ、そしてほんのちょっとヨロヨロ動いていました。
2日目の朝には、もう巣箱から出て、床土に降り(落ちて?)、成鶏たちに混じってヨチヨチ歩き始めました。
ヨチヨチと歩いては、ウララ(育ての親役の矮鶏)の羽根の中に潜
り込んでいます。歩いている時間が少しずつ長くなってきました。今朝はウララの背の上にチョコンと乗りましたよ
鶏たちは昼間は地上で餌を啄んだりしていますが、夜になると止まり木などに上がって寝みます。その方が外敵に襲われる危険が少ないからでしょう。
でも小さくて主羽根が発達していないヒヨコは、止まり木に飛び上がることが出来ません。そのヒヨコを庇ってウララとギン(たぶん実母の烏骨鶏)も一緒に、床土上で夜を過ごしています。外敵の恐怖と闘いながらの夜だと思います。
お洒落で奔放なヒロは・・・ 先日、死んでしまいました。朝、鶏舎を覗いたら、既に硬直していました。前日まで、キンタロウ(雄の烏骨鶏)と元気に大騒ぎしていたのですが。庭の合歓の木の根元、シロウ(ヒロの父鶏)の屍を埋めた近くに埋めました。足を病みながらも長生きしたシロウは別として、鶏たちの生命は、本当にあっけなく断たれます。
九州の家で、ヒヨコを可愛がっていた子供の私を思い出します。部屋に入れて、餌をあげ、夜は布で包むようにして。でも数日後には、ヒヨコは必ず死んでしまいました。どうして死んでしまうのか不思議で、眠っているようなヒヨコの閉じた瞼を見詰めていたのを思い出します。
鶏の子を育てるのは、鶏に任せるのが一番です。ただ、怖いのは外敵。なかで
も、蛇に狙われたら最後・・ ヒヨコが無事に大きくなるよう、祈るような気持ちです。番犬のユキも、しっかり見張りしています。
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