みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

滝不動

2014-10-26 21:07:20 | 俳句
俳句の会で久しぶりに鳴滝へ行きました。里から車なら数分で着きますが、鬱蒼とした林に囲まれ、滝の音だけが響いていて、秘滝の趣きがあり、しかも「滝不動」として里の人々に守られていて、私の大好きな場所です。気温はさほど低くない日ですが、滝に近付くとヒンヤリ。小さな滝壷に手先を入れたら、かなりの冷たさに思わず声を上げました。
 滝上の御堂には一尺ほどの御不動様が祀られています。堂庇に千羽鶴が吊り下げられていました。色褪せて年数を経ている様子。何年もずっと祈り続けている姿に見えました。

                  鳴滝の霧に濡れしや千羽鶴