鎮守の杜から
葛木御歳神社神職が、神道についてや、日々感じたことなどを思いつくままに綴った私的なページです。
 



五月三日は、御歳神社の春の例大祭「御田祭-おんだまつり」です。

明るい光がキラキラ差し込んで、気持ちの良い風が吹き渡る良き日となりました。
五十年以上経って痛みがひどかった神社の幕も新調して、お披露目となりました。

写真は参列の友人が撮って下さいました。
写真からも、お祭りらしい清々しい空気が感じられます。

御歳神社には、古い護符が伝わっています。
古語拾遺にも書かれているイナゴ除けの護符です。
氏子さんたちは、苗代の水口に供えます。
災禍除けの護符として、田んぼをなさらない方には、
玄関口かけて頂いています。

もう千何百年続いてきたお祭りでしょうか?
そう思うと気が遠くなるような気持ちです。

それを引き継ぐ重みを感じつつ、春の良き日、
参列の皆様と共に今年の実りの豊かさを祈願できたことを、
何よりうれしく思いました。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« 〔神社の幕が... 〔信仰といふ... »