今日、御歳神社の奥山へ12人のお仲間と入りました。
ずっとずっと行きたくて夏から心待ちにしていた奥山探訪でした。夏場はマムシの巣になり藪がすごいので、入れません。で、蛇が冬眠する時期を待っての探訪でした。
しかし、朝から冷たい小雨が降っています。今日は無理かなあと思いつつ、皆さんの到着を待ちます。でも、来る人皆さん、行きましょうと、行く気満々。。。奥山へは昔は道があったのですが、30年ぐらい殆ど人が入っていないので、完全な藪の中です。藪を払い、倒木をのこぎりで切って行く事になります。皆さん揃ったら早速コースを練ります。いざ、出発。
御歳神社の御神体山は御歳山です。綺麗な円錐形の典型的な神奈備山(御神体山)です。標高は216m程。その背後に御歳山を取り巻くように扇形の山が広がります。その一番高い峰がカナ山です。標高は350m程。カナ山の語源ははっきりしませんが、この山から、南に広がる一帯は鉄と銅の取れる鉱山でもあり、鉄の山=カナ山なのかもしれません。また、太古このあたりは渡来人が住んだ地域です。渡来系の名の響きのように感じると言う方もあります。
このカナ山も信仰の山だったようです。御歳神社から南の船宿寺、東は大穴持神社までの一帯は峰と谷の連なる人の住まない山の地です。その中で一番高く頂上がちょうどお碗をふせたようなこのカナ山は遠くからも見える特徴のある峰です。
事実、山の頂上と中腹に祠があったと年配の方のお話です。そして、神さまが降りる場所である磐座(イワクラ)があるという話も聞いていました。
そんな中、神職講習で聞いた話に驚きました。「昔の神社は神奈備山を背後に持ち、その後に、神奈備山をとりまく『守りの神山』があるのが、最も古い神社の形態である。典型的なのは春日大社。神奈備山の春日山は円錐形の山でその奥に屏風のように奥山(ちょうど奥山ドライブウェイの山々)が守っている」と聞いて、規模は違いますが、御歳神社の山の形と同じだ!と感激していたのです。
祠や磐座があるのなら、ぜひ行かなければ!とずっと思っていました。そして、今日を迎えたのです。素敵なメンバーが揃いました。奥山探訪に心強い面々です。
磐座見つけましたよ~!ずっとずっとお待ちになっていたように思いました。
ああ、やっと来れた!…「やっと来たね。待ってたよ」と言われたような気がしました。
みなさん、感激でした。もう、充足感。。。
山の持ち主の方にも、事前に危険箇所など、教えていただき、どうぞ思うようにやってくださいと許可を頂きました。
さて、これから、どう流れていくか楽しみです。
今日、参加のみなさま、本当にお疲れ様でした。
でも、楽しかったですね。次はいつ行きましょうか?!
(奥山は鉱山の採掘跡の穴がたくさんあいています。垂直に10mの穴が藪の中に隠れている危険もあります。どうか危険ですし、個人の持ち山ですから、許可なく入らないでください。)
| Trackback ( 0 )
|
お待ち下さってた磐座
その圧倒的な存在感に衝撃をうけました。
みなさん全身泥だらけになって
周りをきれいにされていました。
この山は、吉野と葛城(金剛や岩橋)の山をつなぐ、中継点のように感じました。
タイシさんとナビゲーターのわみさんがいてくださって、見えなかったものが見えて繋がる感じ。。。
今回の探訪は凄かったね。
あれよあれよとメンバーが集まって、天候にもめげず、登るほどにみんな高揚するのが伝わって来て…
初対面の方も多かったのに、なんか連帯感がありましたよね♪
登るほどにあそこの空気に清められ癒されていく感じがしました。
磐座の前で、みんな夢中で綺麗にしましたね。
真東を向いて立つ磐座。。。
朝日を迎える早朝に登りたいですね!!
予定通り?に上手くいきましたね。
温泉のオプションまで付いて・・・
奥山探訪は、昨日でよかったですね。
今日みたいな天候だったら、みなさんブルブルだったかも。
奥山探訪これからも続けてくださいね。
その前に、道の整備かな?
また、誘ってくださいね♪
>奥山探訪これからも続けてくださいね。
>また、誘ってくださいね♪
そんな他人事のようなカキコはダメですよ~(^^
タイシさんがいないと始まらないんだよ~(^^♪
どうかこれからも、どうぞよろしくお願いします。
カナ山への道の復活と御歳山の山頂の整備。。。
一歩一歩整えて行くことが目の前に見えてきたもの。
きっと私の目だけではなく、御歳神社にご縁を持ってくださる多くの方々の目にも見えているものであるように思いました。
末永くどうぞよろしくお願いします。m(__)m
下見で初めて、カナ山の磐座を見た印象は、「可哀想だ」と感じ、倒木や草木をある程度片付けて、後は明日、皆さんにお願いしようと思っていたのですが、まさかあそこまで、綺麗にされるとは、想像していませんでした。
B地点からの帰り、「この道早う何とかせなあかんなと思いながら下っていました。」
道の整備が終われば、看板もいるわな~・・・とか
みとせの森で、汗を流すなんて、贅沢なことです。
いつでも呼んで下さい。
これからも、宜しくです。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。