低温貯蔵

2016-11-04 04:29:52 | 日記

 

 ラ・フランス顧客早く食べたい注文もあり矮性台木の王林の鋼線外しを半端にして低温貯蔵庫に取りに行く。家から4km程離れた農家の低温貯蔵庫に入れさせてもらっている。自分で低温貯蔵庫の購入も考えたがラ・フランスの予冷の他に使い道がなく余所の冷蔵庫を借りている。道中畑道から眺める果樹園、所々のリンゴ畑の赤く色づいたリンゴが目に付く。

今年は余所の産地が不作なようでJA共同選果場ではりんご広報で早出しを進めている。毎年11月になると各リンゴ産地から集まって来て量が増えて値下がりになって来る市場価格。今年は中正種からリンゴの値段が高く晩正種のふじりんごは通常価格に戻るだろうと心配していたがまだ大丈夫で安堵する。

赤く着色したリンゴ畑は大分少なくなってサクランボ、桃、ラ・フランスに改稙したようだ。葉摘み、玉回し等の手間がかかり、収穫時期も日暮れが早い11月中旬で寒い季節。降雪の早い年は雪害で落果したり酷い枝擦れのリンゴの収穫。今年は気温が高い為かなんかしら蜜入れが遅く心配している。

昨夜のニュースでは北海道には44年ぶりの早い降雪で除雪の映像が出ていた。直販のふじリンゴ顧客には美味しいリンゴを食べさせようと早もぎは厳禁でもう暫く待ってからの収穫。ラ・フランスは2回に分けて冷蔵庫から取り出して農作業小屋に常温状態で保管して追熟する。保管したラ・フランス腐れも無く少し表面が黄色みおびて追熟したように見える。常温状態で小屋に積んで置くと暫くして一斉に揃った食べ頃のラ・フランスに熟して来る。

低温貯蔵庫の側には日本一早いサクランボハウスがあり中のポットに植えてある。10月中旬の入庫時期はまだ開花前のピンクの花びらだった。あれから数日が経ち落花して軸立した先には青い実が付いている。いっぱい軸立ちしたサクランボ今年も豊作で正月の初荷で全国放送で賑わすだろう。