年の瀬

2015-12-30 05:40:09 | 日記

 積雪が無く今年の年の瀬は剪定作業の毎日。家内は来客相手や贈り物の発送で忙しい毎日でとうとう風邪を引いた。喉が変で時々咳をして早目の風邪対策で置き薬の錠剤を飲んでいる。両親が健在の内は毎年正月には帰省して親孝行していた。

 日中でも真冬日の部屋は隙間風が入り暖房はいくら掛けても都会の暖かさとは違い寒い。暖かい都会に住んでいる兄弟達は来る度に風邪を引いて鼻水や咳をして帰っていた。両親も亡くなり3回忌も終わり静かな年の瀬になった。時々両親の事を思い出して家内と喋っている。

 樹齢60年近いりんごの木もまだ小学生の頃植えたスターキング、紅玉、国光等の今では珍しい品種も品種更新に高接ぎした古木。寿命で健全な木は一本もなく太い幹が折れたり、倒木、病気になって園地も空いて空間が出来た。多分寿命が来るだろうとその時期の移植ようとして密植して準備をしていた。

 とうとうその時期が来て昨年頃から園地全体のりんごの改植をする。同じ園地内でも枯死して植え直ししたりんごの木も僅かある。昨年あたりから樹齢はまちまちでまだ若い木は残して移植用の8年生の幼木を改植する。

 忙しい農作業の合い間を見て古木をチェンーソウで伐採する。雪が降らない暖かい師走、家内も手伝い全部焼却する。空いた面積は広く樹園地用としては幼木が多いので剪定は捗る。古木の雪害の心配も無く成り安心しながら来る年の事を考えながら心を新たにする。