ハリーポッターファンの部屋

国内外からのハリポタのHOTな情報をUPしていきます。

2007年のハリウッド映画はアメリカ以外で大活躍

2008-01-06 22:02:06 | HOT NEWS
1月6日12時5分配信 VARIETY


07年末、大活躍した『アイ・アム・レジェンド』は現在も続映中

 2007年の海外市場興行収入(BOX OFFICE)は前年と比べて9%増加し、大手6スタジオ合わせて計94億2000万ドルの売り上げを記録したことがほぼ確定した。合計額は、米ワーナー・ブラザースが経理を終えた時にはさらに膨れ上がるだろう。同社はライバル社から独走状態にあり、1月2日の時点でもまだその精算が終わっていない。
日本公開を前にすでに世界でヒットしている作品の写真

 しかし慎重に見てワーナーの記録が21億5000万ドルとしても、これは米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズを5億ドル上回っている数字である。年末に大ヒットを記録した『アイ・アム・レジェンド』が功を奏した。ウィル・スミス主演のアクション映画は、昨年最後の週末を軽々と制覇。4600万ドルで週末成績を納め、25カ国で550万枚のチケットをさばいた。SF大作は、その後の2日間でさらに900万ドルを追加。元旦の時点で、海外興行成績を1億2600万ドルとしている。『~レジェンド』は、海外市場で堅実な数字を稼ぐ映画を代表している。分かりやすいコンセプト(地球最後の人間)に加え、世界中で顔が知れているビッグ・スターが出演している。

 『~レジェンド』はオーストラリア、ドイツ、イタリア、そしてメキシコで公開週に、最低でも2億5千万ドルの売り上げを出すだろうと見られている。様々なジャンルの作品を海外市場でヒットさせているスミスの力からすれば、さして驚きでもない。スミスは、コメディ作品『最後の恋のはじめ方』(05)で海外で1億9千万ドルを、ドラマ作品『幸せのちから』(06)で1億4100万ドルを稼ぎ出している。


 ワーナーのトップ作品は、やはり『ハリー・ポッター』シリーズの第5作目だ。魔法少年の物語は、海外市場で6億4500万ドルを記録。しかしディズニーの『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』は、これを約1100万ドルオーバーした。それでもワーナーは良い記録で2007年を終え、『300〈スリーハンドレッド〉』(2億4600万ドル)、『オーシャンズ13』(1億9400万ドル)、『ブラッド・ダイヤモンド』(1億1400万ドル)、『ベオウルフ 呪われし勇者』(1億800万ドル)などを出した。

 ディズニーは、07年を16億9000万ドルで終了。16億8000万ドルだった米20世紀Fox をギリギリで上回った。Foxに続いたのは、米パラマウント・ピクチャーズの15億9000万ドル。米ソニー・ピクチャーズは12億8700万ドルで、米ユニバーサル・ピクチャーズは10億300万ドルだった。健闘したのはユニバーサルだろう。『ボーン・アルティメイタム』以外夏のヒット作に恵まれなかったにもかかわらず、10億ドルを突破した。2007年は、大手6スタジオ全てが10億ドルという大台を突破した始めての年となった。

 この6社の他にも、07年のBOX OFFICEで富豪となったところがある。『ライラの冒険 黄金の羅針盤』は海外市場とアメリカ国内で温度差を表したが、07年の最終週末には海外市場で3400万ドルを記録。米国外では強力なヒット作品となっており、1月2日の時点では2億200万ドルという脅威の記録をたたき出した。これは国内売り上げの3倍以上である。

 『ライラの冒険』の配給会社であるニューライン・シネマは、様々な海外配給会社に権利を売り渡している。ニューラインをライバル視する配給会社は、同作品の成績が最終的には2億5000万ドルに達するのではないかと見ている。

 『007/カジノ・ロワイヤル』や『ダ・ヴィンチ・コード』、『アイス・エイジ2』などに始まり、昨今では海外市場の成績が全体の約70%にも達する作品が増えた。パラマウントがおくるファンタジー映画『スターダスト』は、国内での成績が3800万ドルだったのに対し、海外では9600万ドルを記録した。

 ディズニーの海外市場での結果は、主に2作品の突出した作品に頼っている。シリーズ3作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』と、『レミーのおいしいレストラン』で、国内成績の2倍以上となる4億1100万ドルを稼ぎ出した。またディズニーは、年末の2週間に『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』で6000万ドル、『魔法にかけられて』で1億1100万ドルを海外市場でたたき出した。

 米Foxも、07年を様々なジャンルの映画でにぎわせた。『ザ・シンプソンMovie』は3億4260万ドルを記録。これは07年の成績でも第7位に入る数字だ。同社はまた、『AVP2/エイリアンズVS.プレデター』で1590万ドル、“Alvin and the Chipmunks”で1360万ドルを記録。累計を3800万ドルとした。しかし“Alvin”は、国内での素晴らしい成績が海外でも反映される結果にはならなかった。

 パラマウントのアニメ映画『ビー・ムービー』は、市場にある唯一のアニメ映画として健闘中。海外市場で1680万ドルを出し、累計1億1100万ドルとした。

 パラマウントは、ドリームワークスと手を組んだ作品で、海外売り上げの半分以上を記録した。『シュレック3』は4億7500万ドルを記録。パラマウント&ドリームワークスが共同製作した『トランスフォーマー』は3億8800万ドル。“The Heatbreak Kid”も8730万ドルと健闘した。パラマウントは07年を、これから始まる賞レースで有力視されている2作品を海外配給して終えた。オーストラリアでは『ノーカントリー』を年末に公開し、イギリスとニュージーランドでは『君のためなら千回でも』を公開した。2作品とも130万ドルを記録した。

 ソニーが07年を締めくくった作品は、『ウォーター・ホース』。クリスマスから150万ドルを出した。『スパイダーマン3』は5億5540万ドルを記録。『幸せのちから』は1億4100万ドル、『ゴーストライダー』は1億1300万ドルを出し、年末には『バイオハザードIII』がソニーだけで6100万ドル、非ソニー市場で3400万ドルを出し、アニメ映画『サーフズ・アップ』が8700万ドルを出した。

 海外部門を今年から完全に独立企業にしたユニバーサルも、過去6年の間で最高記録を出した。デンゼル・ワシントン×ラッセル・クロウの『アメリカン・ギャングスター』は、25カ国で660万ドルを07年最後の週末に出し、累計を6260万ドルとした。

 ユニバーサルの好成績作品は、『ボーン・アルティメイタム』(2億1500万ドル)と『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』(1億9200万ドル)の2本。コメディも上々な成績を残し、『エバン・オールマイティ』が7300万ドル、『ホリデイ』が7200万ドル(2006年の合計と足して)、“Knocked Up”が7000万ドル、“I Now Pronounce You Chuck and Larry”が6500万ドル、そして“Hot Fuzz”が5700万ドルだった。



情報提供:headlines.yahoo.co.jp/