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内科・循環器内科のクリニックです。その日閃いた、その日出会った、健康情報をお届けします。

眼瞼ミオキミア

2015-06-09 11:04:09 | 医学/医療

「時折、片方の眼の縁がぴくぴくするのですが、脳の病気ではないでしょうか」当院は内科のクリニックですが、こういった症状をついで(?)に訴える人、結構多いです。

瞼(まぶた)がピクピクする病気(病態)として、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)が鑑別疾患の第一としてあげられ、“ボツリヌス療法”が治療の主流として紹介されていることが多いように見受けられます。詳細は眼科の先生にお聞きしていただくとして、その他に、ドライアイ、チック、顔面けいれんなどがあげられますが、実際的によく出会っているのは、『眼瞼ミオキミア』だと思います。

眼瞼ミオキミアは、疲労やストレス、あるいは睡眠不足などが原因で起こる眼輪筋の“単純性筋けいれん”で、一過性の病気(病態)です。目の疲労などが解消されると症状が消失し、ピクツキのあったことを忘れてしまいますので、もちろん治療の必要はありません。そのうち治っているので、何日でとはいえませんが、まあ無理しなければ10日もみておけばケロッと治っていることでしょう。(数週間という記述も目にしました、が自然と治ります。私自身の場合は翌日には忘れています。)

眼瞼ミオキミアの原因については、目の周りの眼輪筋が疲労して筋肉内の代謝に乱れが生じ、勝手に収縮を繰り返すものと考えられています。また、筋肉のむくみや凝りなどが末梢神経を圧迫して、神経を走る情報に乱れが生じている可能性も指摘されています。

治療の第一原則は眼を休めることです。そして、目の周りを暖める「ホットアイマスク」は有効なように感じます。私も昼食後30分のシエスタで愛用しております(*^_^*)

また目に良い食べ物といえば、アントシアニンとビタミンAです。サラダとしてブルーベリー+卵黄&緑黄色野菜の組み合わせが摂りやすいでしょう。


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