きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

茎立ち菜

2010-04-29 | 炒めもの


茎たち菜

菜花系の......山形の菜。


つぼみ類は.............

冷水に晒したあと

オリーブ油で炒めて「鰹節と醤油をジュッ」が一番好き

苦みが緩和され、とても美味しくなる

この調理法を覚えてから、積極的に食べるようになった

オットも、とても喜ぶ.......ご飯にものっける(蕾どんぶり)

レシピ元は「辰巳芳子センセ」.................


辰巳センセのお料理は................

アタシには敷居の高いものだけど

それでも、出来そうな所から少しづつ「実践」している

レシピそのもの.......と言うより

そのレシピの中で「伝えたいこと」は何ぞや?と考える

考えても解らないから、何度も作る、何度も実践する

作っているうちに......時々だけど、「アッ」と気づく


本を読まれた方は、ご存じでしょうが

辰巳センセの本は、懇切丁寧に具体的な説明はしない

目安として書かれていることはあるけれど

ここで5分、ここで15分だのとは、こまかく説明しない

当然といえば当然で、書いてある本の方がオカシイ

素材に量、火加減に調理道具、季節に室内温度.............

説明どおり揃え作ったって、ピッタリ同じは不可能で

だから「3分」だなんて、書けるワケがないのだ

でも、それがネックとなって「辰巳レシピは小難しい」となる


アタシも初めはそうだった

わざと「小難しく説明している」と、正直とても印象が悪かった

でも、魅かれる料理がたくさんあったので

作ってみたくて、少しづつ試していった

やるからには、出来る限り【正確】に再現したく努力した

まず作りだす前に、何度も何度も読み返す

読んで読んで、他の著書とも読み比べ

脳内リハーサルを繰り返す

なので、どの本も汚くなってしまった

続いて、作り「倒す」

さらに、本は汚くなる(注・だらしないから)


作っているうちに

小難しく書いてあると思っていた「火加減調節」の説明が

実は、読者へむけての「とても丁寧」な説明だったのだと、気づく


数年たって、読みにくかった文章がサラサラと入り

全てが解りやすく整理されていることに、遅まきながら気づき(おそっ)

そのことを理解した時、小難しいと思っていた数式が解けた(少しですが)

「言わんとしてる事」が解るような........気もする(笑)

そして、自分で言うのも何ですが「腕が上達」していた


小難しい.....だなんて思ってしまい

センセ、大変申し訳ありませんでした(笑)
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