Free!第10話「苛立ちのハートレイト!」
「僕だけ蚊帳の外なんてまっぴらだ!」
「はじめまして。松岡凛といいます。
佐野小学校からきました。女の子みたいな名前ですが男です!
宜しくお願いしまーす!!」
凛が岩鳶小に転校してきた時の最初の挨拶だった。
偶然に見えて必然の出会い
そして凛がリレーに拘った理由が明かされる
公式HPより
次の大会へ向けて、笹部コーチの特訓が始まった。
一方で怜は自分だけ遙たちの過去を知らないことをもどかしく思っていた。
その思いを打ち明ける怜。遙はその気持ちに応え、小学生時代の話をするのだった・・・・・・。
今回はショタ回。怜以外の可愛い4人堪能回ですね。
そしてやっと凛が拘った理由が!
しかし、こうなると俄然気になるのがオーストラリアで何があったのか?と、遙のフリーへの拘りですね。
「すっげぇな、この木 桜かなんか?」
前回、凛がジッと見ていたあの木。
「泳いでみたいよな~桜のプール」
もちろん、それは願望であって春先に屋外プールで泳ぐわけはないのに、つい、真面目に返しちゃうマコちゃんはこの頃も今も性格は変わっていないみたいですね。
「おまえに聞きたい事がある」
真剣なせいでちょっと恐い目つきの遙。
実は凛とはこれが初対面ではなかった。
「僕たち、大会で何度か一緒になった事あるよね?」
「覚えててくれた?」
とても嬉しそうな凛に対し、ちょっとムッとした表情の遙。
「偶然って恐いよね~」
ここに転校してきたのはたまたまと強調する凛だったが・・・
なんと!遙と真琴のスイミングスクールに凛も加入してきた。
当然、学校でした挨拶と同じ文句を言って頭を下げて。
「いやぁ~偶然って重なるよね!」
ヘラッと真琴に話しかける凛の言葉を無視して飛び込む遙。
「やっぱスゲェ!」
目の前で見る遙の泳ぎに目を輝かせ、隣のレーンから飛び込み遙を追いかける。
凛に抜かれれば、負けじと遙のピッチも上がっていって。
そして終われば終わるで、自転車ではなく3kmの家までの道のりを走って帰ると言う凛。
この頃から、オリンピック目指してストイックに鍛えていたんですね。
あの桜の木のところに花壇を作る事になり、どんな風にしたいか絵を描く事になった授業。
この頃からとにかく必死にリレーを一緒にやろうと遙を口説き始める凛。
この時間も授業そっちのけで口説くが、遙かの返事はいつも素っ気なく「フリーしか泳がない」
「フリーしか泳がないって言ってのんに、勝手にリレーの話進めんなよ!」
凛はそれをリレーの最終泳者のフリーと勘違いしていたようで。ここで授業中だと忘れて口論になってしまう。
ところが、我に返った凛がすかさず花壇の煉瓦にフリーに好きなメッセージを書けばいいって話し合っていたとすり替え・・・その案にみんな賛成して・・・の流れで切り抜けて(^^ゞ
でも、やっぱりこの頃からなんとなくライバルな意識は持っていたのか?
ターンの時の凛のキック力がすごいと渚と真琴が褒めれば、自分も自転車じゃなく走って帰ると言い出す遙。
結局、スイミングスクールに置いた自転車はどうしたんだろう?(^^ゞ
それと、第3話で渚が怜に言っていたランニングで「ついてこられるなら」と言われたというのはこの時だったんですね。
渚はみんなとリレーに出るのに興味津々で、自分から売り込んじゃったりするのに、遙の方は相変わらずで・・・
「七瀬ってさ、なんであんなにフリーに拘るんだろ?」
「多分、ハルにとって水の中にいる事が一番自然なんだ」
真琴と2人っきりの際に訊ねるとそう答える真琴。
しかし、これって・・遙って魚か?ヾ(ーー ) オイッとツッコミたくなる答えで(^^ゞ
明確ではないんですよね~もちろん、聞いたわけじゃないと言ってるんだから小6の子供の想像の域ですからしかたないですけど。
「あーあ、七瀬、リレー泳いでくれないかな~?」
そこまで拘っているというのに、逆に真琴に拘る理由を聞かれれば「いろいろある」とハッキリ言わなくて。
「俺、こっちの中学行かないから」
オーストラリアで水泳の勉強をするんだと言う凛。
花壇が出来上がった頃、突然聞かされた事実。
これから先も競っていくものと信じていただろう遙の表情を厳しいモノにするのには十分で。
「おまえ、何がしたいんだ?」
「オリンピックの選手になる」
そして遙にはない明確な目標。そこに気持ちの揺らぎは微塵も無い。
もう、一緒に泳げる時間は残り僅か。
相変わらずフリーしか泳がないとキッパリ言う遙に凛は最後の勧誘を行う。
「リレーじゃなきゃダメなんだ!」
相変わらずこちらも拘りを捨てない。
「もし、一緒に泳いでくれたら・・・」
見た事のない景色、見せてやる
あの日、まっすぐ自分を見てくれた遙にそう約束した自分。
その時の言葉を今の凛が呟く。
地方大会に向けて、笹部をコーチに招いての猛特訓になった。
1人1人ズバズバと問題点を指摘され、そこはさすが“鬼のゴロー”?(笑)
自分のフォームを確認出来るよう即席カメラまであみ出してスゴイ力の入り様。
みんな頑張ってるし、なにより遙が前向き。
なのに、それに反比例して怜の表情が曇っていく。
「僕が好きだった遙先輩の泳ぎはこんなんじゃない!」
そしてなんと!笹部は岩鳶水泳部OBで最後の水泳部員だったのだ。
「この調子で頑張ろう!凛とまた勝負する為に」
気合いが入る真琴と渚だが、真琴のこの言葉を聞いてそこから出て行ってしまう怜。
それに気付いたのは遙だけ。
「わかりません。なんでまた急にリレーに出るなんて言い出したのか?」
帰りの電車の中、そんな事を言い出した怜に、遙も真琴もやるきになってるからイイじゃない?と返す渚。
「僕たちはあくまで岩鳶高校水泳部として、全国大会を目指しているんですよ!
なのにみんな凛ちゃん凛ちゃんって・・・!」
怜の立場からすれば当然の台詞ですよね!
今、泳いでいるのは自分なんですから。
いつもならここは嫉妬の台詞として萌えるトコですが、さすがに今回は怜ちゃんに同乗の心境です。
笹部宅に呼ばれた水泳部ご一同様
ところが、あろうことかこの真夏に 鍋?!
しかも、エアコン無しとは地獄だ(^^ゞ
しかし、笹部が水泳部時代に開発した特製鍋はトマト鍋で実に美味しかった(食べてみたいー!!)
ところが、イカの中にご飯を詰めたヤツを渚に入れてやろうとした時に事件が起こる(笑)
落としてしまったために汁が飛び、そのせいで渚が笹部の積み上げてある雑誌を崩してしまったのだ。
慌てて戻そうとしたその時!扇風機でページがめくれて・・・
「ま、マリンちゃん?!」
ああ、水着関係の仕事って・・・グラビアアイドルだったんだ(^^ゞ
子供たちは庭で花火をし、その背後ではマリンちゃんの大ファンだった笹部が真っ赤っか(^^ゞ
真琴の花火で火を付けるシーンがなんともエロかった(〃∇〃) てれっ☆
でも、アマちゃん先生的にはもうこれでストップ!と話を切り上げてしまう。
そこにスイミングスクール時代のアルバムを抱えて戻ってくる江。
大人2人が慌てふためいたのは別の本を想像したのね?(爆)
そこには幼い頃の遙たちだけでなく、江の姿も写っていた。
それだけでなく、小5の大会の時、まだ前のスイミングスクール時代の凛が写り込んでいたのだ。
「僕たち、出会う前から出会ってたんだ」
ああ!渚くん、それは怜ちゃんがいる場所では不適切発言よ
凛が転校してきてからのはますます盛り上がっていくその場。
それを見てフッと視線をそらす怜に気付いたのも遙だけ。
お開きとなり、江はアマちゃん先生と帰っていき。
4人でワイワイと話しながら・・・の筈が、怜の歩みが止まり。
「いったい、何があったんですか?4人の間に」
あの頃の写真はどれも楽しそうだったのに
「おまえが聞きたいのなら全部話す」
多分、怜ちゃんの態度の理由が遙にはわかったんだろうな~。
「聞かせて下さい!僕だけ蚊帳の外なんてまっぴらだ!
僕だって仲間なんですから!!」
これが怜ちゃん流の言葉。
自分が退くなんて少女漫画的展開じゃなく、自分が一部員としてさらに3人に近付くために。
その思いに応え、凛との間に何があったか全て話す遙。
凛がリレーに拘った理由。そして中1での一時帰国の際の1対1の勝負も全て。
凛がリレーに拘ったのは父親絡み。
遙たちが通っていたスイミングスクールの1期生だった凛の父。
小6の時にメドレーリレーで優勝した。そんな父の夢はオリンピックの選手になる事。
しかし、結局は漁師となり事故で死亡。
だから、自分が父の果たせなかった夢を叶える!そう決めているのだ。
そしてその前に、父と同じスイミングスクールに入り、メドレーリレーで優勝したら、父と同じ夢を見られるかもしれないとそう考えたのだ。
だからこその拘りであり、この引っ越しすら偶然ではなかったのだ。
「俺はおまえらと本当の最高のチームになりたいんだ!」
そしてそのとおり優勝してオーストラリアへと旅立った凛。
遙たちは、凛が約束してくれた「見た事がない景色」を見た気がした。
「なぜ、こんな関係になってしまったんです?」
だったら尚の事なぜ?
怜の問いに、遙が重い口を開く。
「ハル、久しぶりに泳いでみないか?
・・・・どっちが速いか」
中1の冬、バッタリ出会った遙と凛。
中学に上がっても真琴と一緒に水泳部に入ったという話を遮るようにそう誘う凛。
そしてあの敗北。
「俺はもう、水泳辞める!」
様子がおかしかった凛を追いかけて掴んだ遙の手を振りほどきそう言って駆け去った凛。
凛を傷付けた・・・その気持ちから遙は水泳部を辞めたのだ。
でも、だとしたらこの前の勝負で全て終わりの筈。
自由になれる筈が、負けた事で悩んだり。
凛もリレーに出ると言い出したり。
怜がぶつけてくる疑問を聞いていた遙がフッと微笑む。
「それは俺にもわからない。
だけど、今は何故かまた凛と勝負できる事が楽しみなんだ」
ここまで話を聞いても、どこか釈然としない気持ちを引きずったままの怜。
そんな彼に「昔の事」「巻き込むつもりはない」と言いますが・・・
それ、ここで言いますか?!な気分ですね。
怜ちゃんが言うように、もう既に巻き込まれて陸上辞めてますもんね!
今回は渚くんがちょっと残念発言が多かったかな~?
一方、リレーの練習を始めた凛だったが、何かとても苛立っていて。
必死に盛り上げようとする似鳥とその様子をジッと見ている御子柴。
そして翌日、怜が無断で部活をサボった。
その怜が向かったのは鮫柄学園。
凛を呼び出した!!
「凛ちゃんさん・・・ですね?」
うおぉぉぉー!なんか決闘の図みたいです!!
れいはる派には完全にそう見えるでしょうねぇ(〃∇〃) てれっ☆
予告ぅぅぅー!(大爆笑)
「ブーメラン眼鏡」 って!
そして「オールアウト」の発音で言い合う凛と怜。
なぜ最後は「パーフェクトボーリング」?(きゃはははっ)
エンカまでショタ回。そしてこんなトコまで競い合ってたのね~可愛い♪
怜ちゃん、改めて強いしまっすぐだしイイ子だなぁと再認識。
私だったら、拗ねて辞めたくなりそう。
でも、そこは自分が退けばじゃなく。そして黙って悶々ではなくぶつけてきてくれたから遙も答える気になったのでしょうね。
今回、ややお粗末だったのは、そんな怜の心境に気付いたのは遙だけだった事。
ハッ!真琴が察知できるのは遙のみという事か?(〃∇〃) てれっ☆
まぁでも、これで、凛がリレーに拘っていた理由はハッキリしましたね。
私はショタは好みじゃないので、単純に可愛いだけでしたが、それでもこの小6の出来事と中1の冬はスルー出来ないトコなので、きちんと組みこんで貰えてよかったです。
あとは、怜ちゃんから仕掛けた「昼間の決闘」がどんな展開を見せるのか?ですね。
ただ、凛のモヤモヤや嫉妬?で泣きそうな前回の表情にはキュンとしましたが、それでも自分の夢の為にみんなを置いていったのは事実だし、向こうで何があったのかはわからないけど、それでも自分が発した言葉で凛もまた遙を傷付けてしまった事実をあの子もいつか知らなくちゃいけない気がする。
その部分がクリアーになった先に、イイライバル関係が戻ってくれる事を祈るばかりですわ。
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「僕だけ蚊帳の外なんてまっぴらだ!」
「はじめまして。松岡凛といいます。
佐野小学校からきました。女の子みたいな名前ですが男です!
宜しくお願いしまーす!!」
凛が岩鳶小に転校してきた時の最初の挨拶だった。
偶然に見えて必然の出会い
そして凛がリレーに拘った理由が明かされる
公式HPより
次の大会へ向けて、笹部コーチの特訓が始まった。
一方で怜は自分だけ遙たちの過去を知らないことをもどかしく思っていた。
その思いを打ち明ける怜。遙はその気持ちに応え、小学生時代の話をするのだった・・・・・・。
今回はショタ回。怜以外の可愛い4人堪能回ですね。
そしてやっと凛が拘った理由が!
しかし、こうなると俄然気になるのがオーストラリアで何があったのか?と、遙のフリーへの拘りですね。
「すっげぇな、この木 桜かなんか?」
前回、凛がジッと見ていたあの木。
「泳いでみたいよな~桜のプール」
もちろん、それは願望であって春先に屋外プールで泳ぐわけはないのに、つい、真面目に返しちゃうマコちゃんはこの頃も今も性格は変わっていないみたいですね。
「おまえに聞きたい事がある」
真剣なせいでちょっと恐い目つきの遙。
実は凛とはこれが初対面ではなかった。
「僕たち、大会で何度か一緒になった事あるよね?」
「覚えててくれた?」
とても嬉しそうな凛に対し、ちょっとムッとした表情の遙。
「偶然って恐いよね~」
ここに転校してきたのはたまたまと強調する凛だったが・・・
なんと!遙と真琴のスイミングスクールに凛も加入してきた。
当然、学校でした挨拶と同じ文句を言って頭を下げて。
「いやぁ~偶然って重なるよね!」
ヘラッと真琴に話しかける凛の言葉を無視して飛び込む遙。
「やっぱスゲェ!」
目の前で見る遙の泳ぎに目を輝かせ、隣のレーンから飛び込み遙を追いかける。
凛に抜かれれば、負けじと遙のピッチも上がっていって。
そして終われば終わるで、自転車ではなく3kmの家までの道のりを走って帰ると言う凛。
この頃から、オリンピック目指してストイックに鍛えていたんですね。
あの桜の木のところに花壇を作る事になり、どんな風にしたいか絵を描く事になった授業。
この頃からとにかく必死にリレーを一緒にやろうと遙を口説き始める凛。
この時間も授業そっちのけで口説くが、遙かの返事はいつも素っ気なく「フリーしか泳がない」
「フリーしか泳がないって言ってのんに、勝手にリレーの話進めんなよ!」
凛はそれをリレーの最終泳者のフリーと勘違いしていたようで。ここで授業中だと忘れて口論になってしまう。
ところが、我に返った凛がすかさず花壇の煉瓦にフリーに好きなメッセージを書けばいいって話し合っていたとすり替え・・・その案にみんな賛成して・・・の流れで切り抜けて(^^ゞ
でも、やっぱりこの頃からなんとなくライバルな意識は持っていたのか?
ターンの時の凛のキック力がすごいと渚と真琴が褒めれば、自分も自転車じゃなく走って帰ると言い出す遙。
結局、スイミングスクールに置いた自転車はどうしたんだろう?(^^ゞ
それと、第3話で渚が怜に言っていたランニングで「ついてこられるなら」と言われたというのはこの時だったんですね。
渚はみんなとリレーに出るのに興味津々で、自分から売り込んじゃったりするのに、遙の方は相変わらずで・・・
「七瀬ってさ、なんであんなにフリーに拘るんだろ?」
「多分、ハルにとって水の中にいる事が一番自然なんだ」
真琴と2人っきりの際に訊ねるとそう答える真琴。
しかし、これって・・遙って魚か?ヾ(ーー ) オイッとツッコミたくなる答えで(^^ゞ
明確ではないんですよね~もちろん、聞いたわけじゃないと言ってるんだから小6の子供の想像の域ですからしかたないですけど。
「あーあ、七瀬、リレー泳いでくれないかな~?」
そこまで拘っているというのに、逆に真琴に拘る理由を聞かれれば「いろいろある」とハッキリ言わなくて。
「俺、こっちの中学行かないから」
オーストラリアで水泳の勉強をするんだと言う凛。
花壇が出来上がった頃、突然聞かされた事実。
これから先も競っていくものと信じていただろう遙の表情を厳しいモノにするのには十分で。
「おまえ、何がしたいんだ?」
「オリンピックの選手になる」
そして遙にはない明確な目標。そこに気持ちの揺らぎは微塵も無い。
もう、一緒に泳げる時間は残り僅か。
相変わらずフリーしか泳がないとキッパリ言う遙に凛は最後の勧誘を行う。
「リレーじゃなきゃダメなんだ!」
相変わらずこちらも拘りを捨てない。
「もし、一緒に泳いでくれたら・・・」
見た事のない景色、見せてやる
あの日、まっすぐ自分を見てくれた遙にそう約束した自分。
その時の言葉を今の凛が呟く。
地方大会に向けて、笹部をコーチに招いての猛特訓になった。
1人1人ズバズバと問題点を指摘され、そこはさすが“鬼のゴロー”?(笑)
自分のフォームを確認出来るよう即席カメラまであみ出してスゴイ力の入り様。
みんな頑張ってるし、なにより遙が前向き。
なのに、それに反比例して怜の表情が曇っていく。
「僕が好きだった遙先輩の泳ぎはこんなんじゃない!」
そしてなんと!笹部は岩鳶水泳部OBで最後の水泳部員だったのだ。
「この調子で頑張ろう!凛とまた勝負する為に」
気合いが入る真琴と渚だが、真琴のこの言葉を聞いてそこから出て行ってしまう怜。
それに気付いたのは遙だけ。
「わかりません。なんでまた急にリレーに出るなんて言い出したのか?」
帰りの電車の中、そんな事を言い出した怜に、遙も真琴もやるきになってるからイイじゃない?と返す渚。
「僕たちはあくまで岩鳶高校水泳部として、全国大会を目指しているんですよ!
なのにみんな凛ちゃん凛ちゃんって・・・!」
怜の立場からすれば当然の台詞ですよね!
今、泳いでいるのは自分なんですから。
いつもならここは嫉妬の台詞として萌えるトコですが、さすがに今回は怜ちゃんに同乗の心境です。
笹部宅に呼ばれた水泳部ご一同様
ところが、あろうことかこの真夏に 鍋?!
しかも、エアコン無しとは地獄だ(^^ゞ
しかし、笹部が水泳部時代に開発した特製鍋はトマト鍋で実に美味しかった(食べてみたいー!!)
ところが、イカの中にご飯を詰めたヤツを渚に入れてやろうとした時に事件が起こる(笑)
落としてしまったために汁が飛び、そのせいで渚が笹部の積み上げてある雑誌を崩してしまったのだ。
慌てて戻そうとしたその時!扇風機でページがめくれて・・・
「ま、マリンちゃん?!」
ああ、水着関係の仕事って・・・グラビアアイドルだったんだ(^^ゞ
子供たちは庭で花火をし、その背後ではマリンちゃんの大ファンだった笹部が真っ赤っか(^^ゞ
真琴の花火で火を付けるシーンがなんともエロかった(〃∇〃) てれっ☆
でも、アマちゃん先生的にはもうこれでストップ!と話を切り上げてしまう。
そこにスイミングスクール時代のアルバムを抱えて戻ってくる江。
大人2人が慌てふためいたのは別の本を想像したのね?(爆)
そこには幼い頃の遙たちだけでなく、江の姿も写っていた。
それだけでなく、小5の大会の時、まだ前のスイミングスクール時代の凛が写り込んでいたのだ。
「僕たち、出会う前から出会ってたんだ」
ああ!渚くん、それは怜ちゃんがいる場所では不適切発言よ
凛が転校してきてからのはますます盛り上がっていくその場。
それを見てフッと視線をそらす怜に気付いたのも遙だけ。
お開きとなり、江はアマちゃん先生と帰っていき。
4人でワイワイと話しながら・・・の筈が、怜の歩みが止まり。
「いったい、何があったんですか?4人の間に」
あの頃の写真はどれも楽しそうだったのに
「おまえが聞きたいのなら全部話す」
多分、怜ちゃんの態度の理由が遙にはわかったんだろうな~。
「聞かせて下さい!僕だけ蚊帳の外なんてまっぴらだ!
僕だって仲間なんですから!!」
これが怜ちゃん流の言葉。
自分が退くなんて少女漫画的展開じゃなく、自分が一部員としてさらに3人に近付くために。
その思いに応え、凛との間に何があったか全て話す遙。
凛がリレーに拘った理由。そして中1での一時帰国の際の1対1の勝負も全て。
凛がリレーに拘ったのは父親絡み。
遙たちが通っていたスイミングスクールの1期生だった凛の父。
小6の時にメドレーリレーで優勝した。そんな父の夢はオリンピックの選手になる事。
しかし、結局は漁師となり事故で死亡。
だから、自分が父の果たせなかった夢を叶える!そう決めているのだ。
そしてその前に、父と同じスイミングスクールに入り、メドレーリレーで優勝したら、父と同じ夢を見られるかもしれないとそう考えたのだ。
だからこその拘りであり、この引っ越しすら偶然ではなかったのだ。
「俺はおまえらと本当の最高のチームになりたいんだ!」
そしてそのとおり優勝してオーストラリアへと旅立った凛。
遙たちは、凛が約束してくれた「見た事がない景色」を見た気がした。
「なぜ、こんな関係になってしまったんです?」
だったら尚の事なぜ?
怜の問いに、遙が重い口を開く。
「ハル、久しぶりに泳いでみないか?
・・・・どっちが速いか」
中1の冬、バッタリ出会った遙と凛。
中学に上がっても真琴と一緒に水泳部に入ったという話を遮るようにそう誘う凛。
そしてあの敗北。
「俺はもう、水泳辞める!」
様子がおかしかった凛を追いかけて掴んだ遙の手を振りほどきそう言って駆け去った凛。
凛を傷付けた・・・その気持ちから遙は水泳部を辞めたのだ。
でも、だとしたらこの前の勝負で全て終わりの筈。
自由になれる筈が、負けた事で悩んだり。
凛もリレーに出ると言い出したり。
怜がぶつけてくる疑問を聞いていた遙がフッと微笑む。
「それは俺にもわからない。
だけど、今は何故かまた凛と勝負できる事が楽しみなんだ」
ここまで話を聞いても、どこか釈然としない気持ちを引きずったままの怜。
そんな彼に「昔の事」「巻き込むつもりはない」と言いますが・・・
それ、ここで言いますか?!な気分ですね。
怜ちゃんが言うように、もう既に巻き込まれて陸上辞めてますもんね!
今回は渚くんがちょっと残念発言が多かったかな~?
一方、リレーの練習を始めた凛だったが、何かとても苛立っていて。
必死に盛り上げようとする似鳥とその様子をジッと見ている御子柴。
そして翌日、怜が無断で部活をサボった。
その怜が向かったのは鮫柄学園。
凛を呼び出した!!
「凛ちゃんさん・・・ですね?」
うおぉぉぉー!なんか決闘の図みたいです!!
れいはる派には完全にそう見えるでしょうねぇ(〃∇〃) てれっ☆
予告ぅぅぅー!(大爆笑)
「ブーメラン眼鏡」 って!
そして「オールアウト」の発音で言い合う凛と怜。
なぜ最後は「パーフェクトボーリング」?(きゃはははっ)
エンカまでショタ回。そしてこんなトコまで競い合ってたのね~可愛い♪
怜ちゃん、改めて強いしまっすぐだしイイ子だなぁと再認識。
私だったら、拗ねて辞めたくなりそう。
でも、そこは自分が退けばじゃなく。そして黙って悶々ではなくぶつけてきてくれたから遙も答える気になったのでしょうね。
今回、ややお粗末だったのは、そんな怜の心境に気付いたのは遙だけだった事。
ハッ!真琴が察知できるのは遙のみという事か?(〃∇〃) てれっ☆
まぁでも、これで、凛がリレーに拘っていた理由はハッキリしましたね。
私はショタは好みじゃないので、単純に可愛いだけでしたが、それでもこの小6の出来事と中1の冬はスルー出来ないトコなので、きちんと組みこんで貰えてよかったです。
あとは、怜ちゃんから仕掛けた「昼間の決闘」がどんな展開を見せるのか?ですね。
ただ、凛のモヤモヤや嫉妬?で泣きそうな前回の表情にはキュンとしましたが、それでも自分の夢の為にみんなを置いていったのは事実だし、向こうで何があったのかはわからないけど、それでも自分が発した言葉で凛もまた遙を傷付けてしまった事実をあの子もいつか知らなくちゃいけない気がする。
その部分がクリアーになった先に、イイライバル関係が戻ってくれる事を祈るばかりですわ。
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