My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

電子雑誌が世の中をどう変えるか(後編)

2010-09-16 13:13:55 | 2. イノベーション・技術経営

前編からかなり間があいてしまったんだけど、めげずに後編を書こうと思う。
仕事が忙しすぎて・・・しかしその山場も昨日越えたので、明日くらいからもっと高い頻度でUpdateできるようになる、ハズです。

後編では、電子雑誌について今後起こると私が思っていること4点をまとめておこうと思う。

1. 電子書籍化で、デバイス普及の大きな起爆剤になるのは二つ。電子教科書と電子雑誌。

この二つは通常の電子書籍と違い、電子書籍デバイス自体の普及の起爆剤になり得る、ということ。
(注: 電子書籍デバイスとはiPadやKindleなどのもののことです)

電子教科書がデバイス普及の鍵になることのイメージがつく方は多いだろう。
例えば、大学入学時に全学生が電子書籍デバイスを購入。
以後、すべての授業のテキストや参考図書は電子的に配布される。
予備校などでも、電子書籍デバイスを活用してテキストを配布。
学生は自分の学習状況にあった小テストなどを受けてスキルを伸ばせる・・・。
こういう状況になったら、デバイスなんてあっという間に普及して、電子書籍の購入も爆発的に伸びるようになるだろう。
(当然だけど、このとき配るデバイスは教科書以外の電子書籍にも使える標準化されたものじゃないといけないが)

さらには小学校1年で入学したときに、すべての生徒が電子教科書デバイスを配られ・・・
なんてことになったら、そのデバイス普及率たるや携帯電話の如しになるに違いない。

一方、電子雑誌がデバイス普及の起爆剤になるとは、雑誌市場の小さい日本では想像しにくいかもしれないが、
実のところ、規制でがんじがらめの教科書より、こちらのほうが早い普及につながるかもしれない、と私は見ている。

その普及の方法は、基本的には以下の二つ。
1. 広告を視聴してもらう代わりにデバイスをタダで配る、いわば「Googleモデル」
2. 定期購読者にデバイスのリースを行い、リース料金を購読料金に含める「ゼロ円ケータイモデル」

要するに広告やリースで負担してもらうことで、デバイスが普及するという仕掛け。
前編にも書いたとおり、電子雑誌によって新しい広告の形態が可能になり、よりターゲットを絞った広告効果の高い広告が可能になる。
また、後で書くように、新たなコンテンツのあり方が可能になり、読者の囲い込み方も変わってくる。
その効果により、雑誌ひとつで読者から取れる価値が高くなるはずだから、デバイスのコスト見合いでは取り組む雑誌社が増えてくるのではないか、ということだ。

それでも日本で、電子雑誌が普及するイメージつかない人も多いと思う。
一方、雑誌市場の大きな米国であれば、可能性は高い。
以前の記事「米国では雑誌が稼げ、日本では書籍が稼げる」で書いたとおり、確かに日本の雑誌市場は年間4000億円程度(国民一人当たり年間3000円)しかなく、この20年間横ばいだ。
そんな購買力しかない市場に、製造コストが2万円の電子書籍デバイスを普及させる力があると思えないのは当然だ。
一方で、米国ではリーマンショック前までは、年間3兆円(国民一人当たり年間1万円)で年率平均3%で伸び続けていたという、巨大な市場である。
これに加えてインターネット広告市場が年率10%以上で伸び続けている市場だ。

現状では、電子書籍デバイスの製造コストが200~300ドル程度であるが、
これが100ドル以下まで下がってきたら、米国から電子雑誌でデバイスの普及が始まるかもしれない、と私は思っている。

具体的には、1の「Googleモデル」は通販ファッション誌やAmazonなどのネットショッピングが開始し、徐々に他の購買を促進する系の雑誌に浸透していくだろう。
2は、定期購読中心のビジネス雑誌などが押し進められるモデルと思う。

こういうのが米国で動き出したら、日本でも動き出す、という感じかもしれない。
日本は新聞市場が非常に大きいので、もしかしたら電子新聞が起爆剤になるかも。
デバイスコストが100ドル(8500円)くらいになったら、日経新聞に月額5000円以上払ってることを考えると、そのぐらい吸収してもらえるんじゃないか、と思うし。
あるいは、日経BP社とかだよね。
日本はビジネス系から攻めるほうがうまくいくかもしれない。

2. 電子教科書と電子雑誌は、コンテンツのあり方そのものも変わる

もうひとつ、私が電子教科書と電子雑誌の二つに着目している理由は、電子化によってコンテンツのあり方そのものが大きく変わるのはこの二つだから、というのもある。
コンテンツそのものが変わった結果、人々のコンテンツの利用スタイルが大きく変わると考えられる。

通常の書籍は、電子書籍化によって確かに購入や本内の検索が非常に簡単になるし、
私の欲しい夢の電子書籍アプリ-My Life After MIT Sloan」で書いたように、SNS的サービスを組み合わせて、書籍を起点に人々がもっと繋がる世界が来るだろう。
しかし、コンテンツそのものやその見せ方はあまり変わらない。

しかし、電子教科書は前の記事でも論じたが、電子書籍デバイスの普及に大きく寄与する上、
教科書のコンテンツそのものを変え、使われ方を変える。
教科書に動画が入ったり、数学の図形や化学物質をくるくる回して見れるようなアプリが入ったり、
簡単な実験が出来たり、ネット上の文献へのリンクが張られたり、とコンテンツそのものが変わる。
その結果、先生が情弱であっても指導が下手でも、生徒が自主的に学んでいけるようなツールになる。
そのためには、デバイス自体がiPadのように3歳の子供でも直感的に使えるようなものであることは大事なんだけど、
iPadに限らず、あの手のタッチパッドの電子書籍デバイスが、おそらく今後のドミナントデザインになっていくだろう。

そうして、より多くの生徒が、直感的に、自主的に学習していけるようになるのではないか。

電子雑誌の場合も、前編で書いたように、動画やアプリの組み合わせなどで、コンテンツ自身が大きく変わると考えられる。
ファッション誌なら、記事にも書いたし、皆さんのコメントにもあったように、3Dのモデルさんをくるくる回していろいろ着せ替えするアプリをつけたり、
化粧法などと化粧品の宣伝が動画でついていたり、
読者が自分の着回しを写真などで投稿できるとか、そのうち動画投稿が出来るようになるとか。

漫画雑誌も漫画だけじゃなくて、アニメが挿入されるようになるかもしれない。
あと映画の予告編が広告でついていて見られるとかね。

映画の予告編と言えば、「ぴあ」みたいな情報誌は、今やってる映画の予告編を20編とか集めて見せたりね。
予告編だけまとめて毎月300円とかでiPadに配信され、気になったものをクリップすると映画館の情報が地図に連動する形で自動的に出てくる電子雑誌なら、私は定期購読してもいい。
いくらYoutubeでタダで見れるって言ったって、自分でわざわざ検索して、良かったらネットでまた検索して情報調べて・・って面倒だもの。
こうやって必要な情報がパッケージ化されて、探さなくても目の前に提供されるのが雑誌の魅力なのだ。
それが、電子化によってコンテンツの質が上がるわけである。
Webコンテンツとはまったく違うものなのだ。

大人の科学とかDeAGOSTINIみたいな雑誌社も電子雑誌化で提供できるものの幅が大きく広がるだろう。
付録だけでは出来ないような化学実験や宇宙飛行をアプリで体験できたり、
DVDを本屋で売るモデルじゃなくて、電子雑誌で動画やアプリを毎月配信したり出来るんだから。

こうやって電子化することで雑誌コンテンツそのものが大きく変わっていくだろう。
それから前の記事でも書いたように「広告とコンテンツの融合」も進む。
広告に見えない、記事のようなコンテンツが増え、広告の効果も高まるだろう。

こういうアイディアって考えてると次から次と出てきて書ききれないのだが、誰か一緒に電子雑誌の会社を立ち上げようという方がいれば一緒にやろうよって感じです。

3. 電子雑誌とWebコンテンツはまったく違う:パッケージ化され、読者の囲い込みもコンテンツの囲い込みも可能で、コンテンツ保有者に有利なのが電子雑誌。

こういうコンテンツについての妄想を書くと、「そんなのWebコンテンツですでに行われてることでは」と言われる。
確かに動画とか、アプリなどのコンテンツはWebでも可能だし、行われてるかもしれないが、
電子雑誌はもっと「雑誌」に近いパッケージされたものになるし、雑誌社のメリットも大きいというのがずいぶん違う。

まず、Webコンテンツだと「コンテンツの囲い込み」が出来ないが、電子雑誌では可能だ。
(それが出来るようにデバイスやプラットフォームの規格化がまだ可能な状態である)
今、雑誌社がWeb上にコンテンツを出すと、簡単に内容がコピーされてしまったり、Googleなどで検索されてしまい、雑誌社の著作権とかプロプラエタリが全くない状態だ。
電子雑誌の場合は、読者が持っているデバイスにコンテンツを配信する仕組みなので、
読者に読んでもらうためにコンテンツをオープンにする必要はない。
オープン性がインターネットの良いところではあったが、コンテンツ保有者に不利になっているから電子化が進まない、というのが現状のネットの問題だった。
電子雑誌では、この問題を解決し、電子化のメリットを享受することが出来るのだ。

次に、Webコンテンツだと誰でも検索して読むことが出来るので、読者の捕捉が出来ないが、
電子雑誌の場合は、読者の手元にあるのはアプリだけで、「購読」または「購入(ゼロ円でも)」という形をとらないとコンテンツを入手出来ない。
つまり、定期購読と同じく、読者の情報をある程度得ることが出来る。
(あるいは、せめて、どのタイミングで何人にダウンロードされているか、という情報だけでも)
これは雑誌社にとってはかなり大きなメリットである。
特に書店での販売がメインで、読者の情報が読者ハガキと書店の情報しかなかった出版社にとっては。

読者にとっても、Webコンテンツと電子雑誌は全く違って見える。
それは、雑誌はコンテンツが「パッケージ化」されており、自分で考えて検索しなくても、目の前に提供されるからだ。
さっき、映画情報の配信のところで書いたけど、今は無料の予告編もわざわざGoogleで検索して、
Youtubeとかその映画のホームページに行って検索し、良いと思ったら、また検索して映画館を探して・・とやらないとならない。
雑誌の良いのはそれらの情報が全てパッケージ化されて提供されるので、自分でいちいち全部探さなくてすむこと。
「タダ」で提供されるのが当然になっているWebコンテンツではこれは出来ない。
コンテンツの囲い込みが出来て有料化できたり、読者の情報を捕捉できるからこそ、金と手間をかけて情報のパッケージ化を行うことが出来るのだ。

そういう意味で、私は電子雑誌はWebコンテンツの延長だとは全く思っていない。
むしろ雑誌→電子雑誌と移行する感じなのだ。

4. 電子雑誌を支える「電子雑誌プラットフォーム」業態が結構儲かるようになる

さて、前編のコメント欄でも盛り上がったが、こういう電子雑誌ならではのコンテンツを提供するにはそれなりの仕組みが必要になる。
例えば、ネットショッピングサイトとつなげて、雑誌で読んでいるのをそのままクリックすれば購入できる、とか、読者が動画を投稿できる、とかいうのは、
出版社が一つ一つ作りこんでいくのはコスト的にも不可能に近いし、システム的にも困難が大きい。
そもそも、コンテンツの提供ひとつとっても、ユーザーインターフェースの作り込みから読者の購読管理ですら、最初から作ると結構なシステムコストになる。
こういうのは、講談社みたいにたくさんの雑誌を出している大規模な出版社なら負担できるコストだが、小規模な雑誌社が電子雑誌に乗り込んでいくのは困難だろう。

このように、
・コンテンツの配信(入れ替え)・管理
・広告の出稿、クリック数や視聴数の管理
・ネットショッピングや動画投稿などの付加的機能
・読者へのコンテンツ配信、課金、アカウント管理
こういう機能を併せ持つ、「電子雑誌プラットフォーム」とも言うべきものが、今後は必要になってくるだろう。
電子雑誌を配信したい雑誌社に機能ごとに課金し、月額で貸し出すサービスだ。
電子雑誌がだんだん盛り上がってくれば、かなりいいビジネスになると思われる。

誰もが知っているYoutubeやCBSのような動画配信サイトでも、実は裏に米国の動画配信プラットフォーム会社が関わっていたりする。
電子雑誌にも、こういう「裏方」的プラットフォームが必要になるはずだ。

以上。
ほかにも書きたいことがあったような気がするけど、結構時間も使ったし、長くなったので、取り急ぎ。

電子書籍関連の過去記事
My Life After MIT Sloan-電子雑誌が世の中をどう変えるか(前編) 2010-09-05
My Life After MIT Sloan-出版社が早急に実現すべき電子教科書 2010-06-05 ←オススメ
My Life After MIT Sloan-電子書籍でデバイス各社はどうすべきか
 2010-05-28
My Life After MIT Sloan-わたしの欲しい夢の電子書籍アプリ 2010-05-25
My Life After MIT Sloan-電子書籍はアプリとフォーマットを制したものが勝つ 2010-05-24 ←オススメ
My Life After MIT Sloan -アップルが電子書籍で最初に教科書を狙う理由 2010-01-27
My Life After MIT Sloan -日本の出版社が直面するイノベーションのジレンマ 2010-01-26

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ソフトバンクに呼ばれたようですね (ツバメ)
2010-09-16 18:06:43
ブログの記事からビジネスにつながるといいですねえ。。。
小学生に電子教科書かぁ・・・ (yutake)
2010-09-17 00:02:21
大学生とか、高校生とかならともかく小学生だとすぐ壊してしまいそうでモバイルデバイスとセットで普及してほしくないなぁ(子供いないけど)。私は子供のころ、よく傘とか振り回してすぐにダメにしてしまったので、象が踏んでも大丈夫!みたいな感じにならないと勿体ない感じがする。
まあ、デスクトップとかだったらいいけど、E-learningとかは結局普及していないし、うーん。

あと電子教科書に動画とかついたところで、自主的に勉強しだすかどうかは結構その子の素質しだいと思ったりする。辞書機能とか面倒くさいことは減るとは思うけど、私の子供のころを振り返るに、勉強しないのは、勉強以外に面白いことがあったせいだったと思うから。

そこらへんは子供にニンテンドーDSの脳トレとかを買い与えて、どれくらい続いたか、とかの統計があったら参考になりそうだなぁ、と考えたり考えなかったり。
疑問点と可能性 (Ma)
2010-09-17 00:49:55
iPadの1ユーザーとして、将来の電子雑誌のイメージに近いのはビューンよりもFlipboardの方だと思います。
つまり、私は電子雑誌はRSSリーダーかFacebookやTwitter等のSNSが進化したものになると考えています。

その前提でLilacさんの意見に対して疑問点が二つあります。

1. パッケージ化の読者に対するメリットがよく分からない

私はビューンを愛用してますが、本当は初期画面に全雑誌の見出しがあって、読みたい記事だけ拾っていければいいなと思ってます。
つまり、読者にとってFridayとかAERAとかのくくりはどうでもいいのです。
パッケージ化が出版社のメリットなのは分かりますが、読者に支持されないといずれ雑誌という形態は消滅するのではないかと思います。

2.電子雑誌プラットフォームの参入障壁

私はこの分野に疎いので素朴な疑問ですが、Lilacさんが挙げられているネットショッピングや動画投稿などの付加的機能の実装ってそんなに難しいものなのでしょうか。
もし参入障壁が低いのであれば、すぐレッドオーシャンになってしまいますね。

上記のような疑問点はあるものの、例えばジャンルごとに商品を雑誌風に編集して紹介します、ということで楽天等のショッピングサイトから契約を取れたりすれば有望な気もしますね。
Unknown (機械系の学生)
2010-09-17 03:20:53
後編待ってました.

まず,電子書籍,雑誌に関してですが,やり方次第でそれなりに普及すると思います.いわゆる通信教育の類も,動画配信とか,いずれはSkypeのようなものを通したリアルタイム教育というのも出てくると思います.
自分はビジネスモデルを考えるのが得意ではないのでこっちはこの辺にしておいて...

問題は,電子教科書だと思うんですよね.
確かにメリットは多いと思います.従来の教科書でできることといえば,線を引く,付箋を挟む,あとは,パラパラ漫画を描く,とかそれくらいですが,興味のある内容から一気に検索につながるようにすれば,格段に効率よく勉強できるようになると思いますし,リンクさせることで,他の内容とつなげて学習できる気がします.これは画期的だと思います.

ただし,何でも調べられるというのは,裏返すと,調べりゃ出てくるってだけの話なので,調べても出てこないようなところをに関しては絶望的な弱さを露呈すると思います.現状の日本では,大学受験を突破するところが最終関門みたいなところがあるので,受験マシーンみたいな知識の塊を作るような教育に関してはいいと思います.
しかし,自分は機械系の学生で現在研究をやっているのですが,研究は,基本的に,本やネットを調べても出てこないのは当たり前です.大学の授業の成績ではすごいやつでも,いざ研究をやってると,別にそこまで勉強できなかったやつの方がすごい研究をしてることが多々あります(指導教官にもよると思いますが).

電子教科書によって,革命児のような天才も出てくると思いますが,そうなれなかった子たちは,ふつうの,特にとりえもない,何かあったらすぐにネットで調べるというような,効率だけはいい子供たちになってしまいそうで怖いと思っています.
そうならないように先生がいると思うのですが,電子教科書自体は数年でできるようになると思いますが,電子教科書を使った授業ができる先生の育成は,10年ぐらいのスパンで時間がかかると思います.

問題があるとはいえ,やり方次第で電子教科書は日本の教育に革命をもたらすと思いますし,現在のお受験マシーンを育成する塾漬けの子供たちにある程度の「ゆとり」を与えるものになると思っているので,賛成です.
電子書籍等に関しては,全面的に賛成です.あとはビジネスモデルの構築次第ですが,出版社業界の動き次第となってしまうと思います.大手が電子書籍業界に乗り出したようですから,案外普及がスピードアップするかもしれません.
Unknown (amazedkoumei)
2010-09-17 05:00:48
上でMAさんも触れられていますが、情報をプッシュしてくれる技術はWebにもあります。RSSがそれなんですけどね。
で、RSSを読むためにGooleReaderやlivedoorReaderのようなRSSリーダがあります。

RSSのいいところは自分の読みたい情報のみ取捨選択して読むことができること。つまりパッケージ化されていないところが素敵なのです。『あなた達ひとりひとりが編集長』というノリですね。

紙雑誌買っても全記事目を通すことってほとんどないではないですか。紙雑誌って言ってしまえば情報の抱き合わせ販売なんです。

反面、『記事の取捨選択なんてしたくない、誰か選んで!』という人も相当数いる。
その人たち向けにパッケージ化されたRSSも提供すればいい。そのパッケージ名に既存の雑誌名(例えば日経ほにゃらら) とか、個人名(例えばLilac) とかがつけられる。

で、ユーザは単体RSS、パッケージRSSの中から好きなものを購読すると。
iTunesStoreの曲とアルバムのイメージですね。


そうすることで、既存雑誌にアドバンテージがあるものの、個人と同じ土俵で競争することになるわけです。

逆にそうならないと、あまり電子化に魅力を感じない、、かな。
すみません。 (amazedkoumei)
2010-09-17 05:03:25
うわ、改行ぐだぐだ。。
タイトル入れ忘れてるし。。

すみません。
電子教科書 (hitokage)
2010-09-17 11:29:25
アメリカで行われているゲームを使った教育方法の科学的統計データはありますよ
「テレビゲーム教育論」という本にリンクがあった(ただし英語)
「時間に縛られない、物理的金銭的制約に縛られないことによる効率」
「ゲーム内とはいえ体感できることによる学習効果」
「失敗から多く学ぶことができる、ゲーム内なら失敗しても周囲に迷惑をかけない」
などが記憶に残ってます

あとスレ違いかもしれませんが、「ハーバード白熱教室 in Japan」
でインターネットで学生でなくても学校の授業を見れる現在の学校の意味は何か?
と興味深いのがあります。
ここで話されている電子教科書は誰でも見れるのでしょうか?
申し訳ありません (東大学生ベンチャー@y_matsuwitter)
2010-09-17 21:08:07
間違えて、この記事の感想を、前の記事に書いてしまいました。
たくさんインターネットのブラウザのタブを開いてるので混乱したようです。
申し訳ありません。
二度目のコメントです (アパレルメーカー勤務)
2010-09-17 22:37:28
Lilacさん、前編では丁寧なご返信をありがとうございました。

さて、後編を読んでも、Lilacさんのおっしゃる電子雑誌の独自性については若干の疑問が残りました。
パッケージングだけで本当にお金を取れるものか、とか
例にあがっているサービスが、ほとんどそのまま現行のwebで(基本、無料で)出来てしまうことなど・・・。
もっとも、これぞ!というキラー・コンテンツのアイディアが既におありだとしても、
ブログで公開なんかしないで、そのネタでビジネスを始めたほうがトクですよね(笑)

いずれにしろ、既成概念を打ち破る、面白い電子雑誌が出てくるといいな、と思います。

TVに喩えるなら、既存のウェブ=無料の地上波で、電子雑誌=課金制のスカパーという印象ですね。
「新しいインフラ・デバイス」と「コンテンツの魅力・革新性」が対になってこその需要喚起。
そういう意味で、電子教科書と電子書籍は確実に巨大なマーケットになると思います。
電子雑誌については、上でMaさんがおっしゃる意見に私も近いです。

ちなみにファッション業界って、物凄くアナログです。
3Dモデリング?何それおいしいの?って人が大半です、本当に。
おまけに、どこもあんまり儲かっていませんので、
本当は各社にIT業務専任スタッフがいるべき時代なのですが、そんな余裕ないので全然駄目ですね・・・。
雑誌との連携では、そのへんもネックになりそうです。
連投になってすみません (アパレルメーカー勤務)
2010-09-19 02:13:03
エントリーで述べられている電子雑誌のプラットフォームについては
Lilacさんがおっしゃる通りの業者がきっと出て来るでしょうね。

少し話がそれるんですが、弊社で大昔に自社通販サイトを始めたときは、
webデザイナーに外注してショッピングカートを組んで貰ってましたよ・・・
今なら素人さんでもそんなしょぼいことはしませんよね。
しばらくしてレンタルeコマース・サーバに乗り換えましたが、セキュリティも保証されてる上にクレジットカード決済、ネットバンク決済など、自社で取引を申請するのが面倒なことを全部やってくれ、ツイッター連動とかSEO対策とか動画投稿とか、どんどん機能が多彩になって助かっています。
これで年間数万円のレンタルサーバ料ですもん。ネット通販の利益率は半端ないです(笑)

eコマース・サイトが多機能になるのと平行して、ネット通販の売上げも凄い勢いで伸びてます、業界全体で。弊社でも、前年同月比200%以上、なんてこともあったり、今年は通販の当たり年のようです。
その分、リアル店舗はどこも伸び悩んでますが。

おそらく電子雑誌のプラットフォーム(レンタルeパブリッシャー?)は、そういった感じのものに、コンテンツのコピーガード機能などが付くってことでしょうか。
料金が安ければ、そしてやる気があれば、個人でも雑誌が運営出来るかもしれないですね。

そうなるとやっぱり問題はコンテンツです。
TOKYO GIRLS COLLECTIONは、ランウェイの人気モデルやタレントが着ている服をその場でケータイで買える、という
全く新しい販売形式を編み出して成功しましたが、
それに匹敵する起爆力がほしいところですね。
洋服って結局のところ商品自体がデジタルコンテンツではないので、
リアルのインパクトには負けちゃいます。
どんなにアバター着せ替えをしても・・・???と思います。
ゲームのようなものだから中高生などにに受けるでしょうけど、
実際に購買力のある社会人女性や男性がそのらへんのギミックで「長期間に渡って釣られてくれる」とは、あまり思えませんが・・・。

弊社のサイトへのスマートフォン・iPadでのアクセスは、現在のところ全体の0.0002%くらい。
まだまだリアルに集客に結びつかない状況ですが、
アーリーアダプターのメリットがあるうちに、
無料のカタログアプリとかをリリースできたらいいな、と考えています。
上司が理解してくれれば、ですけど(笑)

すみません、自分の業務にも関わることなのでつい、長々とコメント欄を使わせていただき、失礼しました。


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