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黒騎士

2007-08-28 23:34:06 | FFCC小説
「あんたらも気をつけろよ。あいつは台風みてえな物だ」
「おまけに近頃イヤなやつも、旅する予定なんだよ。いまいち覚えてねえが、くるくるのやつだ」
「じゃあね。また素材のことでも教えてあげるね、ティパのキャラバンさん」
「はぁ・・」
 旅に出てから三日。ティパの村の付近でぶっ倒れていたのは、マール峠のキャラバンだった。さすが最新防具を身につけていたおかげか、命には別状が無く、とりあえず自力でティパの村へ行けるほどの体力は残っていた。
 ちなみにプリアには、くるくるの人間に、身に覚えがあるのだがそれはさておき。
「まじかよ。ソールじじいが言ってた黒騎士がねー・・。白騎士じゃなかったっけ?」
「黒よ黒。それと、誰がソールじじいよ。最年長じゃない上に、あたしたちの大先輩よ?」
「別にいいだろうが。みんなちびだし」
「だれがちびだーーーーっ」
 いつも通りの会話を繰り広げているふたりを尻目に、プリアはアーリアスと本気話をしていた。
「噂には聞いていたんだけど、マール峠のキャラバンをぼこぼこにするなんて・・」
「うん。どうしてかは、今度ほかのキャラバンたちにあったときに、聞いてみよう」
「あたし弟子にしてもらいたいなぁ。無理だろうけど」
「ははっ。タマネギが何・・ぐふっ」
「口は災いの元よ。ギルタ。ほほほほほほ」
 しかし明るく振る舞っているが、無言の間にも悲しい雰囲気は舞い降りていた。
ほかのキャラバンを襲い、命に別状はなかった物の再起不能になるまで痛めつけたのだ。特に心優しいプリアが、心を痛めないはずはない。
「それよりあんた。双子の兄と出会ったんでしょ?」
「は?」
 いきなり飛んだ話を持ちかけられたプリアは、うろんげな答えを返す。
「くるくるよ。くるくる。お兄さんの方は、まじめな伝道師じゃなかったっけ?にてんの?」
「服の色は違うけど、顔もそっくり。髪の巻き具合もそっくり」
「意外と同一人物だったりしてね」
「あはは。ありえないありえない」
 プリアがリリスと楽しげに話しているのをみて、アーリアスは静かに息をつく。
「しょうきストリーム。今年は・・。火?」
「そんなの、リバーベルにあったか?」
「ないでしょう?」
「うーん。どうやって渡れば・・。渡し守は現在旅に出ていて役に立たないし・・」
「だめじゃんそいつ」
 冷たく言い放ったリリスの言葉に、プリアも擁護しようとしたが実際そうだから反論ができない。
「ん?」
 ギ・ルタはふと顔をあけると、ゴブリンが数体やってくるのが見つけた。
「おー」
 近くに立てかけてあったラケットを手に取ると、馬車から飛び跳ねた。
 そのまま飛んだ反動で、一体をつぶす。それからは、プリアとリリスの援護で数体のゴブリンは、あっという間に食べ物へと変わった。
「お。生き残りが山へと逃げてくぞ」
「あっちは、クトリーマ山脈・・。行ってみようか」
 アーリアスがそういったのは、一つの理由があった。


『よお。助けてくれたお礼にあれだ。素材でも・・』
『それよりさっ。いい情報手に入れたんだ。素材とでも交換してもらおうと思ったけど、これで帳消しねっ』
 無考えに素材をぽんぽん渡すライン=ドットにあきれていたルッツ=ロイスは、目を輝かせてロルフ=ウッドを振り返る。
『ああ。この先のクトリーマ山脈に、属性スポットとしずくがあるって、もっぱらの噂さ。整備がされているかどうかはわからねえが、のぞいてみる価値はありそうだぜ?』
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