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カトゥリゲス鉱山

2007-06-23 22:16:35 | FFCC小説
「たあっ」
 プリアはかけ声をかけ、アーリアスから受け取ったミスリルの剣を横に振る。
「うわあっ、軽そうね。全く、あたしもミスリルほしいなぁ」
 鍛冶屋の娘であるリリスは、武器を作ったりするのが好きなため、新しい武器を作ることはこの上なくおもしろいらしい。
 それはさておき。
「はぁ・・。やっと休憩所かよ・・」
 方にラケットを担ぎ上げ、ギ・ルタが重いため息をつく。
「あんた疲れすぎ。アーリアス、ケージ大丈夫? あたしもとうか?」
「大丈夫」
 アーリアスは表情がない仮面を振り、ケージを上に掲げ持つ。
「あっ、ミルラの木」
 プリアが、遠くの、休憩所の先にぼうと浮かび上がる、青緑の木を見つけた。相変わらずの柳のようにしおれた感じがする木が、柔らかな光を放っている。
「しっかし・・・」
 リリスが小手をはめた手を唇に持って行き、軽く首を傾ける。
「ボス、いないわね」
「いない方がいいじゃねえか」
 ケージをアーリアスからもぎ取ると、そのままギ・ルタは駆け出す。プリアも後に次いで歩き出した。
 ギ・ルタが途中で、足を止める。
「・・・?」
 プリアがギ・ルタの前へ回り込んだ。
「どうしたの、ギルタ」
 それは問わずともわかった。次の瞬間、何かが地面に着地した。地面が直下型地震並みに揺れる。
「うきゃあっ」
 リリスが思わず転びかけ、アーリアスに支えられる。
「うわー。やっぱこの展開かよ」
 ギ・ルタがさもいやそうにつぶやく。
 目の前には、並のオークの三倍も大きいオークキングが、それぞれの手に自慢のハンマーを二つずつ持っていた。
 オークキングが大きくハンマーを振りかぶる。リリスが横によけ、アーリアスは体を半透明にしてさける。
 プリアの足下に、何かリングが浮かぶ。
「・・・えっ?」
 リングが燃え上がり、爆発する。何とか反射的によけたが、余波に巻き込まれた。
「!」
「プリアッ」
 アーリアスが駆け寄り、ケアルの魔法をかける。青緑の光がプリアの体を包み、痛みをいやしてくれる。
 リリスが槍を突き出す直前、ギ・ルタが放った魔法が、オークキングの肉をわずかながら焼く。そこめがけて槍を突いた。悲鳴が響き渡る。プリアも協力し、そこを剣で凪ぐ。
 しかし、オークキングは一瞬動きを止めると、しゃがみ込んだ。そのまま体を縮こませる。ふと、何か結界のような明るい色の球体が、オークキングを包んだ。
「・・・?」
 プリアが攻撃の手をゆるめ、思わず立ちすくむ。
「何、これ」
 リリスが臨戦態勢を整えながら、表情を崩さない。そこへ、アーリアスからの声が割り込んだ。
「・・・。シェラの里のキャラバンがくれた魔物情報によると、どうもこのオークキング、勝てないとわかると自爆をとることがあるんだ。ほぼ毎回」
「・・・。自爆?」
 笑みを崩さないままリリスが訪ねる。その眉間には、青筋が浮かんでいた。
「うん。その自爆は鉱山内を破壊・・・でもないけど、ほぼ毎回のキャラバンがオークキングが自爆中に動けないことを利用して、逃げてるからおそらく鉱山内の耐久力はもう限界だろう・・・ということらしい」
「ふーん・・・。ところで、その間も自爆進行中ってわかる?」
「・・・。ごめんリリス」
「死んだらたたるから安心して?」
 えへっとその体躯にあう無邪気な笑みを見せ、そしてその瞬間その顔が鬼のようになる。
「アーリアスッ! ゆるさないっ」
 と怒号をあげた瞬間、オークキングが体が破裂する。そのまますさまじい熱風が体にたたきつけられ、ティパの村のキャラバンが悲鳴を上げた。
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