走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

プロ同士

2020-07-13 | 仕事
最近の忙しさの原因は、探偵なって調査をするような事が続くから。そのうちのひとつ。薬剤師とのやりとり。

私の患者が病院より退院した。私はこの患者が入院したことも退院した事も知らなかった。入院前は私が処方していた薬を服用していた彼。退院時に病院より退院時処方が出る。普通は退院時処方が出ると、以前の処方薬を全て切り替えて退院時の処方薬に切り替える。若しくは薬剤師がいつもの処方者に連絡を入れて確認作業を願う。

しかしこの薬局は退院時処方とそれに載っていない以前の薬をそのまま処方し、ブリスターパックに詰めて処方をしていた。それにより彼は高血圧の薬を2種類、拮抗作用のある薬を2種類服用していたのだ。

それを見つけた私はその原因を調べる。入院時記録や退院時処方を熟読し、薬局に電話して薬剤師から話を聞こうとした。拮抗作用がある薬を両方処方していた理由を中止の指示がない限り、拮抗作用があっても処方を続けます、と彼女は断言したのだ。

へ?????

じゃあ何のための薬剤師の免許なの?言われたままに処方するのなら薬剤師の免許は要らないでしょ?今回のケースのようにプライマリーケアプロバイダーが病院から連絡を受けないケースだってある。それをおかしいと思わず、患者に薬を渡せる感覚が怖い。いくらプロでも私たちは人間だ。人間だから間違いは必ず起こる。大事なのはその間違いから学ぶこと。それを中止指示を出さない病院の医師かプライマリーである私のせいだとい言うのは、あまりにもプロ意識からかけ離れているのではないか?

週開けたら薬剤師のカレッジに電話してプアプラクティスの報告をせねば、と思ったのであった。

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