見抜く

麻薬を処方する時には色々な事に気を配らなければならない。防ぐのは処方以上の麻薬を摂取する事によって起こる依存。薬剤を違法で他人に売り飛ばし儲けようとすること。

なので尿検査は後者をモニターするため。

薬物依存の治療の一環として麻薬を処方する時には7日分とか1ヶ月の長期で処方しない。毎日1日分だけ。それも持ち帰りは許されず、薬局で薬剤師の前で飲み込まなければならない。

しかし、疑わしい行動がなければある程度の期間が経てば持ち帰りを認め、隔日へそして週に2回の処方、長ければ1週間まで伸ばす。で、この方1日1錠の服薬。隔日処方の2ヶ月間もクリア。尿検査も良好。1週間処方にしてくれ、仕事に行くようになってスケジュールが難しいが理由だった。

一瞬は1週間ごとにしようかなと考えがよぎったが、いや、、まだ早い、と1ヶ月の週2処方。それに成功すれば週一へと説明した。

2週目ケアマネから電話が入る(メンタルヘルスもある方なのでケアマネが付いている)。酒量が増えたこと、麻薬を売り飛ばしていることがばれたよう。

だああああ、私の目はまだ甘い。そんな兆候が見抜けなかった。限度はあると言え難しいな、、、、修行ですわ。



これまた小さい花なのですが蜂が大きな体で(花に比べて)蜜を吸っていました。