卒業のためではなくて未来のため

私の働く保健機構で新しいプロジェクトが始まるようです。それは急性期病棟で働くNPに対する研修制度。

カナダの医師は免許取得後2年の研修制度があります。各科を周ります。レジデンシーと呼んでいます。そのNP版を作ろうと長年計画してきていて、ついに実践化。NP全員ではなくて急性期働く、と限定しているところが味噌。

それについてのマスメールをもらったのですが、驚いたのはこのプロジェクトはOOさんのマスター卒論に沿って計画実践となった、のくだり。論文化されたものに沿って行われるという意味は、ファンディング(費用)獲得に使用される申込書に、その論文が使われてお金の獲得に至、計画、そして評価までのフレームが既にできている、という事。

彼女は同じ大学院の出身。卒業はいつだったかな？5年以内ぐらいだったはず。凄いね〜。卒業のために書くのではなくて、NPのために役立つ代物を叩き出すとは凄い(卒論とは本来そういうもの。勘違いしないように。私も卒論で書き続けていたことが今の自分の1番の軸になっている)。

今度大学のアーカイブへ行って読んでみよう〜

冒頭写真: 気温が低いから吐く息が髪の毛にくっついて白髪状態になる娘。