いろはにほへと

ちりぬるを

あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-11-29 10:56:20 | 日記

朝日記 42

 

秋の山

 

白が消えて

赤と茶と緑が 季節の

終わりを彩っている

 

頂の

尖った嶺は

全ての色を落として まばらな形を

空の

片隅に預けている

 

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-11-28 08:22:34 | 日記

朝日記 41

 

 

島の風音

 

島の風はノコギリの音がする

鈍く光る歯は

魚の腸の油で錆びることがない

 

ニラの臭いのする畑には

背を低くしてねじ曲がったイチジクの木が

這っている

 

切り捨てられた根元には

波形の穴が

空いている

 

岩陰に座って

島の風音を聞いていると

そんな一つ一つが

風になって通りすぎていく

 

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-11-27 01:49:20 | 日記

 朝日記 40

 

 

 壊れて

 会いにいけない。または、雨音。

 

 方向音痴で、手にした地図を右に左に回しながら風景を確かめる。それだけではなく、時の音痴が輪をかけて、今を確かめる術がなくなりつつある。このことをもって、要は、時空の中心が不安定なために、眩暈が生じて、何かを握っていなければ立っていられない現状を如何に打破するか、または、確かめるかを思いつつ、その時点で自転しながら、目を閉じる。

 聞こえる音を頼りに、取り敢えず、歩き始める。

 

 

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-11-25 06:59:46 | 日記

朝日記 39

 

 

 

 

一瞬の

 

 

 

散りゆく

 

緋色

 

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-11-24 04:54:17 | 日記

朝日記 38

 

再び

 

会うなら

返事のいらない

会話で

お願いします。

 

沈黙が

応えの

再会であれば

 

時と

声を

楽しみながら

会えます。

 

 

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