いろはにほへと

ちりぬるを

あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-10-24 05:04:40 | 日記

 

朝日記29

 

季節

 

漆が消えて一面海か聞く神無月

 

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-10-23 07:23:49 | 日記

朝日記30

 

 

さて、何処へ

 

朝早くから

カラスが呼ぶ

 

カワカワカワ

その通りの呼び名を持つ身で

応える術をしらず ただ

聞くだけなのだが・・・

 

カラスに呼ばれたことが 今まで

無かっただけに 

知らないところへ 一緒に

行く日なのだと

その声に耳を傾けている

 

とその声の隙間で

洗濯機の音 その音に混じって

けたたましく時報が届く

 

カラスはもう

何処にもいない

 

 

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-10-19 05:58:51 | 日記

朝日記28

 

辺境

 

夢のなかはいつも戦場

目が覚めて

散らばっている残骸を

黙々と後始末することで

一日は終わる

 

明けても暮れても

戦場の

夢の続きが終わる 時がない

日々の 何処で

夜明けが来るというのか 

 

映画館の片隅で観ていた

戦争であれば

観終わって ぶらりと

街角を散策して 例えば

ロバート ミッチャムが咥えていた

葉巻を 

同じ気分でくゆらして

一日を紛らわすことも

できるかもしれない

 

しかし

そんな時はもうとっくに過ぎて

夢なのか現なのかさえ

はっきりとしない

戦場の片隅で

何時

終わるともしれない 小間切れの

風景を眺めて

時は廻る

 

殺戮のない

夢が終わって

騒々しい音が消えて ゆっくりと

夕陽が海の向こうへ沈んでいく

南太平洋

 

ジョン カーのそんな映画を観た

あれは何だったのだろう

と思いながら、はたまた

一日の 雑ぜ雑ぜの

後片付けをしている

夢の片隅

 

 

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-10-16 09:04:35 | 日記

 

 落陽

 

 校舎の突き当りに面している窓に赤色のシャツを身に着けた人影が佇んでいる。

 朝陽に染まり、首から上ははっきりと見ることができない、しかし、首から下へはその立ち姿で男でないことがわかる。

 

 その人影は随分前から、朝には必ずその形姿で浮かび上がり此方を見ているのだった。

 その横に垂れ下がっているベージュのカーテンは、時に影を遮り波打ちながら揺れる。

 

 そんな初冬の午後、それまで見えていた人影が消え、その顔だけが落陽を受けて深紅に染まり、此方を向いて絶叫しながら窓の奥へ崩れた。

 

 それ以来、

 窓は空いた儘、カーテンだけが揺れている。

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あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-10-15 02:25:04 | 日記

朝日記26

 

赤と青二つ目玉で走る釣舟

 

 

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