いろはにほへと

ちりぬるを

あなたに伝えなければならない 遠い 私達のこと

2019-09-09 19:51:40 | 日記

 朝日記7

 

 藻塩と歌と

 

 夏の終わりが近づく某日。

 散策がてらに立ち寄った海辺で「揚浜式製塩操業」を再現する催しに遭遇した。

 揚浜式製塩はこの地域にしかなく、古墳時代に始まったその操業場所の発掘も行われている、との話に耳を傾けたのだった。

 強い夏の日差しが残る海辺で、この地の塩が古から東寺へ献上されてきた話を聞くにつれ、思いはいつしか当時の風景へ向かった。

 

 来ぬ人を まつほの浦の 夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ 

   なびかじな あまの藻塩火 焚き初めて 煙は空に くゆりわぶ共 

 

 おぼろげな断片を思いつつ帰路で立ち寄った図書館でその歌と再会した。その後に一句詠んだ。

   三滝山 下るあなたの 背のもとに 幽かにうかぶ 藻塩のけむり

 

コメント   この記事についてブログを書く
« あなたに伝えなければならな... | トップ | あなたに伝えなければならな... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事