いろはにほへと

ちりぬるを

いろはにほへと

2018-09-18 01:54:11 | 日記

 

略歴

 

奥書の片隅に

略歴を綴る

 

西暦と年号がバラバラで

何処で何をしていたなどもう

分からない

 

白紙の上に

西暦を並べて

おぼろげな歩みを辿ってゆく

 

殆どの風景は消えて

茫洋とした霧が

拡がっている

 

いよいよ

認知症の始まりかと

思うことから始まって

 

2018の文字を

見詰めて

他は白紙のまま

 

裏に何もない

文字だけが

散らばっている

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いろはにほへと

2018-09-14 18:27:29 | 日記

 

運動会

 

 

並んだ白いテントが片づけられてゆく

一晩

足を折ったまま

雨の中で座って

子等の足元を雨から防ぐ

 

連日

続いてきた練習の

走る足音

送る声援の声を

洗い流してゆく雨足

 

太鼓に足並みを揃えて

行進してゆく子等の気持ちを

消し去ってゆく秋雨

 

校舎も運動場も

雨の中でしおれている

 

明日は

雨か風かそれとも

爽やかな秋晴れか

 

それを決めるのは

太陽でも星でも前線でもない

 

子等の心の

天気だけだと

地面を叩きながら

雨がそう言っている

 

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いろはにほへと

2018-09-11 02:51:31 | 日記

 

 

 

深い眠りのなかで

 

おきている

 

夢の徒然

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いろはにほへと

2018-09-08 22:52:29 | 日記

 

 

 

蛙が

ないている

 

何も見えない

暗闇のなかで

 

雨のやんだ

夜更けのなかで

 

一晩中

ないている

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いろはにほへと

2018-09-05 02:08:39 | 日記

 

お付き合い

 

 

迎えがくるから

行く前に会いたい

というから行くと

もうそのことは忘れている

 

どんな風景で

どんな人達が迎えてくれるのか

聞くと

その風景も忘れて

あの人がこの人が

とたのしげに話す

 

知らない人ばかりに

呼ばれている

その人の

話を聞きに

多くの川を渡り

多くの山並みを超えて

会いに行く

 

呼ばれているのが

誰なのかも

そろそろ

お互い分からなくなる

 

花も咲かない

真夏の

炎天下

 

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