クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

小川山 2005/09/20 Tue

2005-09-20 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日から、3日間、世間は平日。秋の小川山大合宿中、私がもっとも楽しみにしていた3日間の始まりだ。きっと、どこのエリアに行っても貸切だァ!まずは、待ち行列の出来ない状態で、レギュラー(5.10b/c)イレギュラー(5.10d)を、じっくり落としに行こう!の、はずだった。朝、ちょっとゆっくりして、おっとり刀でマラ岩にたどり着くと、キャンプ場にいるクライマーが全員ここに来てるんじゃないか?と、思うほど人がいる。私たちを入れて4パーティ?5パーティ?人気ルート恐るべし!

先に、レギュラー(5.10b/c)が空いた。って、ルートの空き待ちをしてて、アップするの忘れてた。きく、ゴメンm(_ _)m と、一応は謝っておく。もし、体を温めてから、狙って登れば、彼はOSできる様な気がする。けど・・・。登って!
私は、レギュラー(5.10b/c)をTRでアップなんだけど・・・、登りはじめたら、全ての指がボキボキ音を立てた。嫌な感じだ。
「一撃出来なかったんだし、TRで繋げれば?」と言う私に、やけにアッサリ「そうだね。」と同意するきく。おぉぉぉ、珍しいのぉ。きくは、TR・ノーテンで抜けた。
私は、リード。前回、ワンテンまでは持って行ってる。けど、気分が乗らない、と言うか、指が怖い。昨日からずっと指が痛い。レストするべきなのかも、でも・・・。意地を張っているだけなのか?合宿が始まって4日目、まだ、初日に卒業試験(5.10a)を登っただけだ。無理矢理、登り始める。前回のテンション地点の2手前、今日の私の手は、次のホールドを持てないと思った。気持ちが折れた。敗退。
きくがリード。私が前回テンションした遠いホールドをあっさりとGetするきくを、複雑な思いでビレイする。「いくがきくと同じルートを登ろうと思ったら、きくの3倍上手くならないと。」、ママにいつも訓示される言葉だ。いくよりも更にオチビのママは、それを実践して色んなルートを登ってきたはずだ。きくだって、別に手が長いだけのクライマーではない。全ての休日をクライミングに捧げながら、いろんな事に悩みながら、ついでに我儘娘の相手もしつつ、時間を過ごしているのだ。ママの言葉に納得しつつ、きくの日々のクライミングを見つめつつ、それでもやっぱり私は彼に焼餅をやく。きくは、きっちりRP。
今日は、もう、引くべきだとは思う。モチベーションは最低だ。でも、ルートの前から立ち去れない私は、TRでもう一度、取り付く。せめて、MOVEを固めよう。何も考えずに体が動いていた下部すら、考え始めると体が動かない。私のテンションポイント。既に私は何通りかのMOVEでここを抜ける事が出来る。が、それらは全てテンションが入った後のMOVEだ。ここまでの箇所で私は上手くレストすることが出来ない。疲れていても確実にこなせるMOVEを探さなくてはならない。多分、こんな感じだ。思いついたMOVEを何度も確認する。何度も何度もまるで何かに取り憑かれているようだ。その後、終了点まで。全くMOVEがわからなくなった。この前だって、今朝だって澱むことなく登れたじゃん。どうなってしまったんだろう?

きくが、私の気持ちがおさまるまで、喋りたい事を喋らせながら、ノンビリ相手をしてくれる。「今日は、もう止めてゆっくりしよう!」と言ってくれる。「うん。」、そう答えるために、レストの必要を納得する為に、私はどれだけ混乱した時間を、体を痛めつける時間を過ごすのか?きっちりとした自己管理を出来る自分に、いつになったらなれるのか?

今日のきく、レギュラー(5.10b/c)をRP。イレギュラー(5.10d)は取り付けなかったね。私のせいかな?ゴメン。
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