クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

二子山 2005/11/03 Thu

2005-11-03 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日は私の希望で二子山シリアル(5.10d)狙い。
アップは、話がピーマン(5.10a)、きくが一番。私が登る時とか見てるからFLかなぁ。でも、MOVEをチェックとかしていないはずなので、多分OS。アレッ?となった箇所を解決しながら登って行く彼を見て、上手くなったなァと、なんだかしみじみ。私はTRでチョロっとアップ。林ダさんは相変わらず、強気にリードすると言う。核心はデッド。全く、度胸の良いオヤジである。きっちりRP。エライぞぉ!でも、全部スタティックな動きで繋げられるようになるといいね。

本命のシリアル(5.10d)を各自3回。
きくはOSで突っ込んだ時にラインをちょっと外してしまい力技で何とかした結果、疲労困憊。一日を棒に振った。まだまだやのう。でも、次回はきっとあっさりだね。
林ダ君、1回目はTR、2・3回目はリード。すっごく上手だった。きくと二人で「あぁあ、やられちゃったかァ。」と、登る林ダ君を見上げてた。けど、きっちり落ちてくれる所が、可愛い奴だ!残念だったねぇ(^o^)、えっ、私、笑ってる?イヤァ、残念!残念!
で、私。1回目はTRで確認。このルートには過去に2回触れているが、2回とも私にとってオーバーグレードの頃で、登るぞ!って、対象ではなかった。今日は、登るつもりで二子山にやってきた。TRで登った感触は、何とかなるだろ!
2回目は、リードで。今朝、移動をした為、今日はちょっと寝不足。それに、寒いし、3回目まで体力が持ちそうな気がしない。ここで、何とかしたいな!と、取り付いてみたが、気合が空回り。
3回目は、スーパー登るぞ!モードで突進。まず、下部で1箇所ミスをするが想定の範囲内。きっちりこなして後は気持ちよく終了点の手前まで。ガバでレストをして、左手を決める。右足を決めて左足を決めて、完璧だァ(●^o^●)!終了点のガバを取って、クリップしたら終わり!のはずが、終了点にタッチで落ちた( ̄□ ̄;)!! テンションをかけたロープに体重を預けながら、ちょっと放心。「いく、手を揃えた?」と、ママの声。「忘れてた。」と、答えると同時に頭の中で、やっちゃった、信じられない・・・、色々な思いがグルグルしはじめた。目の前の壁に八つ当たりをしたいところだが、ぶら下がってる私の手足は前傾している壁には届かない。仕方が無いので、目の前のロープに悪態を吐く。

まずは落ち込んで、八つ当たりして、拗ねて・・・。大忙しである。なんと言うのか、ミスをしても持ちこたえられる!これが、実力なのだとすれば、ミスがそのまま落ちる事につながる私は、実力不足なのだろう。けど、この優等生っぽい答えは、なんか違うな。
ルートを登る時に、落としたいと思い取り付くトライがある。「えっ?いつも落とそうと思って登らないの?」と、いつか阿部ちゃんに聞かれたなァ。んて言うのかな、もちろん、あわよくば登りたいとはいつも思ってる。けど、そんなんじゃなくて、登りたい×100みたいな気分になるスゴク集中できるトライが私にはあるのだ。そんな風に取り付いたルートを登れた時、私は本当に夢見心地になる。
シリアル(5.10d)は、もう、きっと登れる。でも、なんと言うか、もう、今回のように気持ちが盛り上がったりしない。消化試合って言うのかなァ・・・、ルートと私のタイミングがズレちゃった。次のトライはきっと、気が散って、ミスも増えて・・・、でも何度目かには登れるだろう。登れた時の嬉しさは、きっと、今回、登れた時の嬉しい気持ちの100分の1くらいだ。なんか、スゴク損した気分。

今日のきくと林ダ君。二人とも話がピーマン(5.10a)をFL、シリアル(5.10d)は次回がんばろう!リベンジに行くよ!
コメント
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