一燈照隅

日本が好きな日本人です

記憶せよ、十二月八日

2005年12月11日 | 大東亜戦争
記憶せよ、十二月八日
この日世界の歴史あらたまる。
アングロ・サクソンの主権、
この日東亜の陸と海とに否定さる。
否定するものは我等ジャパン、
眇たる東海の国にして、
また神の国たる日本なり。
そを治しめたまふ明津御神なり
世界の富を壟断するもの、
強豪米英一族の力、
われらの国において否定さる。
東亜を東亜にかへせといふのみ。
彼等の搾取に隣邦ことごとく痩せたり。
われらまさに其の爪牙を砕かんとす。
われら自ら力を養いてひとたび起つ。
老若男女みな兵なり。
大敵非をさとるに至るまでわれらは戦ふ。
世界の歴史を両断する。
十二月八日を記憶せよ。

高村光太郎


これは「智恵子抄」で有名な高村光太郎の日米開戦を読んだ詩です。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
真っ直ぐなるもの地に生え (ponko)
2005-12-11 19:35:09
詩人独特の心の高まりを感じますね。

一方では「大国を相手に喧嘩を売ってしまった。負ける」と感じた人も居たようです。

高村光太郎の詩は好きでした。

「真っ直ぐなるもの地に生え」で始まる詩「竹」が頭に浮かびました。

本稿と関係のないコメントですみません。
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Unknown (まさ)
2005-12-12 17:53:52
PONKOさん、「あなたはだんだんきれいになる」もいいですね。
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Unknown (通りすがり)
2007-01-15 22:01:23
「竹」は、萩原朔太郎ですよね。
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Unknown (まさ)
2007-01-16 20:29:03
通りすがりさん。
「竹」は荻原朔太郎でした。
有り難うございます。
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HP支持しています (愛国者)
2012-05-15 01:51:14
>われらの国において否定さる。
の後の、
「我らの否定は義による」
が抜けていませんか?
これがなければ、次の句が唐突過ぎると思うのですが...
私の記憶が間違っていたら、すいません。
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記憶せよ、十二月八日 について (teiru)
2016-10-28 18:40:18
HP支持しています (愛国者)さん、の指摘通り抜けていますね。
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