一燈照隅

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2008年07月17日 | 日本の文化
伝統の重み、山鉾ずしり
祇園祭 32基、初の重量測定


梅雨明けの夏空の下、長刀鉾を先頭に進む祇園祭の山鉾。長刀鉾の向こうのテント付近で初の重量測定が実施された(午前10時40分、京都市中京区河原町通二条付近から南を望む)


 梅雨明けの夏空の下、祇園祭は17日、山鉾巡行を迎えた。「動く美術館」と形容される豪華な山鉾32基が京都市中心部を進んだ。祭り史上、今年は山鉾の重量測定が初めて実施された。

 午前9時、「エンヤラヤー」と音頭取りの掛け声を合図に、長刀鉾が四条通烏丸から車輪をきしませて動きだした。稚児の岡澤一規君(9)が太刀で注連縄(しめなわ)を両断、結界を解き放った。巡行順を確認するくじ改め、豪快に交差点を90度回る辻回し…。変わらぬ祭りが今年も町衆の心意気に支えられた。気温は午後1時に33・2度を記録、厳しい暑さの中、山鉾が進んだ。

 一方、初の重量測定は囃子(はやし)方や豪華な懸装品を乗せたまま、河原町通御池下ルであった。その結果、巡行中の長刀鉾は11・10トン、月鉾11・88トンと判明した。登録を目指すユネスコの世界無形文化遺産の基礎資料にする。

 沿道には昨年より2万人少ない18万人(午後1時現在、京都府警発表)が詰め掛けた。

 ■山鉾の重さ

 長刀鉾11・10トン、孟宗山0・54トン、油天神山0・55トン、保昌山0・67トン、函谷鉾11・39トン、太子山0・59トン、四条傘鉾0・40トン、占出山0・51トン、鶏鉾9・42トン、白楽天山0・71トン、霰天神山0・65トン、山伏山0・60トン、月鉾11・88トン、芦刈山0・64トン、綾傘鉾0・36トン、蟷螂山1・22トン、菊水鉾10・31トン、木賊山0・67トン、伯牙山0・52トン、郭巨山0・69トン、放下鉾10・32トン、岩戸山8・25トン、船鉾8・41トン、北観音山9・27トン、橋弁慶山0・80トン、黒主山0・67トン、八幡山0・75トン、鈴鹿山0・70トン、役行者山0・84トン、鯉山0・81トン、浄妙山0・78トン、南観音山9・54トン
 (重さは人や懸装品を含む。巡行順)
京都新聞


七月一日から始まり三十一日まで続く祇園祭も山鉾巡行を迎えました。
最近は山鉾巡行の日は雨が降ったり、曇り空が多かったのですが、今日は晴天に恵まれて山や鉾の懸け物も、ひときわ鮮やかに見えたことと思います。

雅な祇園祭ですが男祭りでもあります。
山鉾は女人禁制。
巡行では乗ることも、引き手になることも出来ません。
また、お稚児は祭りの社参がすむと母親の作った料理も食べることが許されません。
それぐらい伝統を重んじている祭りでもあります。



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1 コメント

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橋弁慶 これから読むゾ (50代のおじさん)
2008-07-18 09:23:31
雅なお祭りですね。風情があって、歴史があって、うらやましい。
最近、能の謡本(うたいぼん)を読むことに熱中しているので、橋弁慶山・芦刈山・黒主山等と題された、能に関係した山鉾に興味が湧きます。日本文化を大切にしていきたいものです。橋弁慶 これから読むゾ

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