マーク・ゲーンによれば、アメリカ人のみによる新憲法起草は「二週間でかたづいた。2月19日、ホイットニー准将は新憲法を日本側に突きつけた」
吉田茂の『回想十年』によれば、場所は麻生市兵衛町の外務大臣官邸で、日時は昭和21年2月13日になっている。
「“日本政府から提出した憲法改正案は、総司令部にとっては、受け入れられない。そこで総司令部でモデルの案を作った。これを渡すから、その案にもとづいた日本案を至急起草してもらいたい”といって、英文でタイプしたものを何部か差し出した。そして、この案は米国政府にも極東委員会にも承認されるものであること、マッカーサー元帥は、かねてから天皇のちいについて深い考慮をめぐらしているが、この草案にもとづく憲法改正を行うことが、その目的にかなう所以であり、しからざる限り、天皇の一身を保証することは出来ないというようなことを述べた」
これはソ連の要求によって、天皇は戦犯裁判の法廷に引き出されるかもしれないと言う意味である。
「日本人たちは、雷にうたれたような顔をしていた。通訳の役をつとめた白州は、実際に口をあけても、何の音も出てこなかったことが何回かあった」
同じ場面をホイットニー自身は次のように書いている。
「白州は何かおかしな物の上に坐ったかのように飛び上がった。松本博士は音を立てて息を飲みこんだ。吉田の顔は黒雲と化していた」
吉田茂の『回想』では、
「その間、松本君は草案を熱心に見ていたが、私もそれを一瞥すると…第1条は“天皇は国のシンボルとする”というわけで、これはとんでもないものをよこしたものだと思った」
マーク・ゲーンはさらにつづける。
「その後の数分間、日本側は何とか妥協の余地を見出そうと、情報を釣り出しにかかった。彼らは、アメリカ側の草案は彼らの今まで考慮したあらゆるものをはるかに超え、また伝統にそぐわぬ全く非日本的なものだと論難した。ホイットニーはきっぱりと、マッカーサー元帥はこの程度以下の案はいかなるものも全然考慮に入れない、と断言した。しかし、このアメリカ側の草案の精神に反せぬかぎりの些細な修正には、元帥は喜んで応ずるでだろう、と申し渡した。“この形の草案を支持する用意がないならば、マッカーサー元帥は諸君の頭の上を越えて、直接日本国民に訴えるであろう。しかし、もし諸君がこの種の憲法を支持されるならば、元帥もまた諸君を支持されるであろう”
アメリカ人たちは、二、三の鄭重な挨拶をのこして立ち去った」
ホイットニーもマッカーサー元帥自身も、後に発表した「回想録」の中では、新憲法制定の過程には何の強制も威嚇もなく、日本人側の“自発的意向”によったものように述べている。しかし、ホイットニーが「この草案にしたがわなければ、天皇の身柄は保証しない」と言ったことは吉田茂も書きとめており、また「この草案を支持しなければ、司令部は諸君の頭上を超えて発表する」と言ったと書いているのは、マーク・ゲーンだけではない。
これらの言葉が強制と威嚇と無関係だと思いこむのには、よほど鈍感な神経が必要であろう。
皇室典範より憲法改正を先にしなければならない
http://blog.goo.ne.jp/misky730/e/c488ffe54a4ca308e4b96103cfde5b31
憲法9条の成立過程
http://blog.goo.ne.jp/misky730/e/4d7d7a3b047e04ab24eb79f7ba49255d
吉田茂の『回想十年』によれば、場所は麻生市兵衛町の外務大臣官邸で、日時は昭和21年2月13日になっている。
「“日本政府から提出した憲法改正案は、総司令部にとっては、受け入れられない。そこで総司令部でモデルの案を作った。これを渡すから、その案にもとづいた日本案を至急起草してもらいたい”といって、英文でタイプしたものを何部か差し出した。そして、この案は米国政府にも極東委員会にも承認されるものであること、マッカーサー元帥は、かねてから天皇のちいについて深い考慮をめぐらしているが、この草案にもとづく憲法改正を行うことが、その目的にかなう所以であり、しからざる限り、天皇の一身を保証することは出来ないというようなことを述べた」
これはソ連の要求によって、天皇は戦犯裁判の法廷に引き出されるかもしれないと言う意味である。
「日本人たちは、雷にうたれたような顔をしていた。通訳の役をつとめた白州は、実際に口をあけても、何の音も出てこなかったことが何回かあった」
同じ場面をホイットニー自身は次のように書いている。
「白州は何かおかしな物の上に坐ったかのように飛び上がった。松本博士は音を立てて息を飲みこんだ。吉田の顔は黒雲と化していた」
吉田茂の『回想』では、
「その間、松本君は草案を熱心に見ていたが、私もそれを一瞥すると…第1条は“天皇は国のシンボルとする”というわけで、これはとんでもないものをよこしたものだと思った」
マーク・ゲーンはさらにつづける。
「その後の数分間、日本側は何とか妥協の余地を見出そうと、情報を釣り出しにかかった。彼らは、アメリカ側の草案は彼らの今まで考慮したあらゆるものをはるかに超え、また伝統にそぐわぬ全く非日本的なものだと論難した。ホイットニーはきっぱりと、マッカーサー元帥はこの程度以下の案はいかなるものも全然考慮に入れない、と断言した。しかし、このアメリカ側の草案の精神に反せぬかぎりの些細な修正には、元帥は喜んで応ずるでだろう、と申し渡した。“この形の草案を支持する用意がないならば、マッカーサー元帥は諸君の頭の上を越えて、直接日本国民に訴えるであろう。しかし、もし諸君がこの種の憲法を支持されるならば、元帥もまた諸君を支持されるであろう”
アメリカ人たちは、二、三の鄭重な挨拶をのこして立ち去った」
ホイットニーもマッカーサー元帥自身も、後に発表した「回想録」の中では、新憲法制定の過程には何の強制も威嚇もなく、日本人側の“自発的意向”によったものように述べている。しかし、ホイットニーが「この草案にしたがわなければ、天皇の身柄は保証しない」と言ったことは吉田茂も書きとめており、また「この草案を支持しなければ、司令部は諸君の頭上を超えて発表する」と言ったと書いているのは、マーク・ゲーンだけではない。
これらの言葉が強制と威嚇と無関係だと思いこむのには、よほど鈍感な神経が必要であろう。
皇室典範より憲法改正を先にしなければならない
http://blog.goo.ne.jp/misky730/e/c488ffe54a4ca308e4b96103cfde5b31
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そして今もまだトラウマから抜けきれず遅々として進まない憲法改正。
改正ではなく完全に破棄した上で新憲法を作るべきだと思います。
情けないと言ってしまえばそれまでだが、
最低でも第96条を至急改正すべきです。