こまちぷらす代表の日記帳

NPO法人 こまちぷらす 代表 森祐美子の日記帳です。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

【人間関係の希薄さに救われることがあるか】

2019-06-01 | こまちぷらすの活動

先日、Newsweekで
「人間関係の希薄さに救われることがある」これだけの理由」
というタイトルの言葉に惹かれて読んだ記事がありました。
(URLは一番下に記載しときます)

関係はただ濃いほうがよいのか?
いや、時々薄いほうが救われるか。
ということは、時と場合によって違うのか?
どういう時にその感じ方が変わるのか。

そんな疑問はこういう場をもったり
人と人との間のことを場を通して考えたり
感じる仕事をしていると、常にあります。
それに対しての一つの考え方を示してくれる
よい記事でした。

すっごく軽く要約すると、
★役割とアイデンティティに何を求めてるか
高ーい密度が望ましいかどうかは、その人が
役割やアイデンティティに何を求めているかによって
異なるということ。

★自分らしく振舞えるコミュニティがあるか
自分らしく振舞えると感じさせてくれるネットワークに
属している人にとっては、ネットワークの密度は高いほうが
好ましいけど、反対に、自分らしく振舞えていないと感じている
人にとってはかえって濃い密度は逆効果。
自分を押し殺すことになる。

★避難できる場やネットワークがあるか
他の人間関係と切り離された人間関係を持つことこそが、
心理的安全をもたらすときもある。

★成長や達成志向か安定志向か
自己の成長や達成を重視する人やタイミングのときは、
密度が低く多様性があるネットワークの方が、
そこから多くの新しい機会や情報がもたらされるため、
幸福感を抱きやすいけど、
安定や現状の維持を重視する人、それを
重視したいタイミングの時は
密度が高く環境が安定している方が、幸福感を抱きやすいとも。

★緊密かつ開放的か
濃度だけじゃなくて、次の関係性に開かれているか

のようなポイントが書いてありました。(独断と偏見により
部分を切り取ってますので、できれば多くの人に全文読んでほしい)

孤立した子育てという言葉を使う時に、
使いながらもいつも慎重になります。というのも
人によってその「孤立」がとても違っていて、
友達も周りにいそうだし支援者がいる居場所に通ってそうだし
いつでもSOS出せそうな環境だから
大丈夫そうよね、と言われる人たちの中にも、
自分を押し殺しながら振舞う公園での関係性、
固定された関係性での窮屈さ、
もともとの濃度が濃すぎて新参者としていつまでも感じる浮いた感、
そしてそこからどう抜け出せるか全く思いつかない手詰まり感、
そんなことから気持よく息をなんとなくできない感じを
感じながらの生活をしている方もたくさんいるからです。

そんなこんなで
「働いていたほうが楽」というよく聞く言葉に
そこに「働く」という行為のみならず
「そのコミュニティの窮屈さ」から違うところで
息を吸えること、
低い密度のコミュニティに適度に接することも
できる気持ちよさ、
新たな関係性と発想がちょっとでも広がる感じに喜び、
が入り混じっている気がします。
加えて、家庭や病気や保育園が入れない等
自分の力ではどうしようもない理由から
「働く」ということが難しい状況のときには、
更に閉ざされた気持ちになります。
保育園入れないという怒りに接するときに
一緒にそのたくさんの気持ちを感じる時もあります。

こまちカフェのえんがわに
ほんの一瞬最近座ることがあるのですが、
すーっと息を吸いながら
今どんな場になってるかなと一瞬だけ想像しています。

何かの出口を探していた自分を思い出しながら、
「自分らしく振舞える濃いコミュニティにも属したい」
というタイミングの人や
反対に、「薄い開かれたコミュニティを今探したい」
という気持の人が、
それをそれぞれに探しに来れる場でありたいと思います。
それを最近はこまちカフェという場の飲食の場、
不登校やダブルケアや障がいをテーマにした定期の場、
契約してくださっている山崎夫婦が夜
こまちカフェで開催してくださっている親子バルの場、
とつかフューチャーセッションという不定期の場、
商店会事務局をつとめながら他の皆さんと開催する場、
行っている事業全体を他の団体商店の方々と、
一緒に「面」でつくっていける!という
手ごたえがあります。

最後に、一つ発表。
トヨタ財団が、
パイロットプログラム助成「市民参加促進プログラム」を
立ち上げ、
こまちぷらすがそのパイロット助成対象ということで
選んでいただきました。
今年~来年の2年間これまでやってきたことを深化させながら
展開をすることになりました。
その「市民参加」の前に、まず、
この人とコミュニティへの所属や
所属したくない感をしっかりと踏まえたいと思います。

※記事URL
「人間関係の希薄さに救われることがある」これだけの理由」
https://www.newsweekjapan.jp/…/li…/2019/05/post-12218_1.php…

※トヨタ財団のプログラムについて
http://www.toyotafound.or.jp/other/initiative/

※写真は、今日から始まるこまちカフェでの
夏メニュー!キッチンに立つスタッフが
たくさんの知恵を絞って試行錯誤してきたメニューです。

肉を使わないプレートに
肉を使わないびっくりな「唐揚げ」が
入りました。さあ、何の唐揚げでしょう。
詳しくはスタッフへ^ ^

○なすとピーマンの大葉みそあえ
○プルーンの紅茶煮
○おまかせ夏サラダ、自家製ドレッシング添え
○もやしのポタージュ
○野菜のオーブン焼き豆乳マヨディップ添え
○ジューシーからあげ
コメント

IOO 参加型評価と総会

2019-05-28 | こまちぷらすの活動
昨日は法人の総会。
事業の報告と計画の審議をいただき
無事承認。
各事業報告聞きながら
一年多くのボランティアさんやパートナーの方々、
団体商店企業や個人の方々と一緒に
事業一つ一つ推進できたこと、
まだまだ目指す社会は遠く感じるけど
まちのいろんな人と
ともに子育てができてる人が一人二人と
増えてきてること、を感じました。

昨年の総会では赤字決算を報告しましたが
今年度はなんとかギリギリ黒字で報告ができました。
法人を代表する身として昨年度あまりにも
たくさんの方に心配させてしまったので
まずはその報告ができて、その一瞬だけ、
安堵をしました。

当たり前ですが、価値を生み出しつづけつつ
働く人を支える、働く環境を支える資金を
継続的に生み出すことは本当に
簡単でありません。
当たり前にはできないからこそ
常に知恵をみんな出しつづけないといけないので
面白くもあります。
いや、でもやっぱりちょっと
大変です。笑

その後はIOOという参加型評価ワークショップを
実施。スタッフが毎日剥く1.6キロのじゃがいもが
何につながっているのか、どうだれの
嬉しいにつながっていくのか、を
紐解く一歩ができました。続きはより
多くの方と7周年で実施します。
これは本当に画期的!
http://lab.sdm.keio.ac.jp/…/papers/2016_kantotoshigakkai.pdf

理事や会員になってくださってる方々からの
深く愛情のあるアイディアもたくさん
いただいた一日でした。

さあ、今日は商店会の総会だ!
コメント

にっぽん子ども・子育て応援団10周年記念にて登壇

2019-05-20 | こまちぷらすの活動
昨日は、にっぽん子ども・子育て応援団結成10周年
記念フォーラムでした。
第4分科会(2世代先についての分科会的な位置づけ)で
15分の話題提供として登壇の機会をいただいたのですが
最後の数日は緊張して緊張して・・・
何度もプレゼン構成を変え直しながら当日むかえ
到着するとあの緊張は何処へ、、、ものすごく
豪華なメンバーとのものすごく面白いお話しに
ただただ胸が熱くなり緊張どころではなくなりました。

基調講演の
元厚生労働省、現津田塾大学客員教授の村木厚子さんのお話しを聞き、
これまでの10年は本当にたくさんの方の
ご努力と何がなんでも諦めなかったこと、
絶対今日より明日よくしていくという
姿勢でよくなってきたんだということを実感しました。
また、堀田座長からこれからの提言という中で一部
こまちぷらすの活動にも触れていただき
心の奥底から震える思いで聞いていました。

今回の共通テーマに
①ひとり親支援②男性の参加というテーマがあり
居場所、育ジイ、
関係人口が増えていくことやコーディネーターの存在等が
参加者からキーワードとして出てきました。

私からは「対等感」「自分が自らにつけている
ラベルを外せる場」「共に課題をみる場」
「声なき声を翻訳して共につくる場」
「多様なセクターの人が「自分事」とすること」
等をキーワードとして出しました。









場にこれからを担う学生や若者が
多かったのもとても勇気づけられました。
まだまだ課題はあるけど、
未来は明るくなっていくと心底思えました。

配布された資料に
2017年度のにっぽん子育て応援団からの
問題提起と提案につながるキーワードが
印象的だったので、こちらにメモします。

課題
・地域福祉、地域包括に子ども・子育て支援が入っていない
・子育て支援にはお金がつかない
・旧住民、新住民、仮住民、転勤族、
・地縁づくり、組織化の難しさ
・人口規模による難しさ(人口が多くても少なすぎても困難)
・企業の支援がみえない
提案につながるキーワード
・生涯現役=全員参加
・多世代が集う居場所を中心としたコミュニティ形成
・地域にはり巡らされた重層的なネットワーク
・誰もが納得、参加していると感じられる一体感の醸成
・地域で”●●をする”合意形成
・立ち上げ時と継続、時機に合ったキーパーソンの存在
 行政、NPO、企業、地縁団体等をつなぐコーディネーター

最後の「提案につながるキーワードたち」は
ローカルで活動していて心底必要だと思う要素です。

事務局のみなさま、学生のみなさま、
本当にありがとうございました。
まだ生まれぬこどもたちのためにも思って
社会をつくっている皆さんに触れて
ものすごい勇気をもらいました。

今日からも頑張ろう!

コメント

【2030年に向けた今日の仕事】

2019-05-16 | こまちぷらすの活動


今週月曜日はスタッフミーティング。
先月スタッフ全員で新しいミーティングの在り方を
検討し、今月からムービーの構成や
ミーティングの構成や研修まですべて
話し合いを経て変えました。
スタッフミーティング始まって以来の大きなシフトです。

一つ新しい試みとして2030年に向けた
「今日の私達の仕事」を
毎月考える時間を設けることにしました。
そういったアイディアが出てくるのが素晴らしい。

asobot.incさんが企画・大川印刷さんが印刷された
SDGs手帳を参照しながら
今回のテーマは「人口爆発」。


日本は人口減少といわれるけれども
世界では人口爆発が課題。
起きるのは今以上の資源の不足。

これまでの人類の歴史では地下資源、
水資源等様々な資源を巡る争いを繰り返してきましたが、
資源が足りなくなった先に争いが起きる世界を
この先描きたくない。
じゃあ、資源不足で争いが起きないよう
フェイクミートをつくり、気候変動に左右されない
室内での植物栽培をし、
3Dプリンターでビタミンを調合した食べ物をつくる、という
人が命を頂くという感覚から離れていった場合、
人は予測不可能、不確実なことに
大きな不安をより覚えていくのではないかと感じます。

その中で「効率、計画」と違う世界にある
子育てや介護といったことが、
都市への人口集中の中で、知らない人たちとの間で
不安を感じながらすることになるのではなく、
大変さと面白さ、可笑しさを同時に
感じながらできるようになるには
今私たちはどんな仕事をしたらよいか。
大都市のベッドタウン的な場である
戸塚にある私たちの拠点だからこそを面白く、
考えがいがあり、場を持つからできることもたくさんあり、
一つ一つのプロジェクトに
その2030の世界をよりよく描くための要素があり。
そんなことをそれぞれに考える時間になりました。

経営企画メンバーが毎回交代でデータを選ぶという
経営メンバーが今の課題解決に加えて
より2030を意識して経営をしていくという
チャレンジでもあります。

そして、スタッフミーティングでの研修が
一新。ここについてはまた今度。





コメント

【転入者増】

2019-04-21 | こまちぷらすの活動
本日朝日新聞の37面に
戸塚の転入者の増加についての
記事が記載されてます。

2018年神奈川県内にて
流入が多かった市町村の中で
横浜市では戸塚区が一番多く、
2176人の転入超過。
その中でも30代から40代が
918人、10代未満が406人と
ファミリー層が多いことが
浮かんでくる、とありました。

市民活動が活発で、フォーラムもあり、
地域子育て支援拠点とっとの芽や
ひろばなどの充実、
その合間にいろんな連携があるのも
戸塚の豊かな土壌。そんなことが
影響してるのではないかと感じます。

街に魅力が増し
新たに転入者が増えることが嬉しい反面、
その地に知り合いや頼る先が
最初からはない状態の個がたくさんいる
ということでもあります。

その個と地域をどう繋げていけるかが
新たな課題として、
記者の方が取材してくださいました。

「それぞれが抱える課題を共有することから」
と、フューチャーセッションのことを
話し、以前I IHOEの川北さんから
いただいた言葉をなぞりながら
お話しました。
その一部掲載していただきました。

世界的には人口爆発中。
狭いこの日本の国土で人口を奪い合っていても
しようがなく、という視点に立てば
ただ自分たちの市町村にさえ人が来てくれれば
なんていう発想にはとてもなりませんが、
それでも住みたい街となっているのは
嬉しいことです。
住みうつった後も豊かさを感じられるよう、
この小さな街でいろんな方と、
実験的に新しいことを仕掛けて
これからも動いていきたいと思います。
コメント