モーツァルトさん、こんにちは。
ピアノトリオ本番のアンコールで弾いた
「K.496ト長調トリオ」の第2楽章ハ長調について
今日は書きます。
実は、この第2楽章Andante 8分の6拍子、
アンコールで弾くには、時間的に長すぎるのですね。
でも、練習のときに音を出してみて
あまりに素晴らしい曲なので、
迷わずこれを選びました。
この曲、案外本番で演奏されることが少ないかも。
というのも、ト長調トリオ全体が
時間的にちょっとバランスが良くなくて
長いのですね。
第1楽章は、まあ一般的な長さですが、
さきほどいったように第2楽章が長い。
フィナーレも変奏曲になっていて
繰り返しを全部やるのでたいへん長い。
だから、演奏会の2時間弱のプログラムに入れるのが
けっこう難しい。
でも、やっぱりこの第2楽章、
特に上に楽譜をアップした部分(82小節~)、
本当に白眉、とでもいうんでしょうね。
30小節目も、同じ場面があります(調は異なる)が、
モーツァルトさん、ここは
「音楽を知っている人達」に
自慢したいところだったでしょうね。
直前の81小節目は、ハ長調の属七和音。
82小節目に入ったとたん
バスが半音上って、
減七和音になったかと思うと、
そのまま今度は
変ニ長調(♭5つ!)の属七が3小節間も。
そして86小節目でやっと
ハ長調の和音にもどり
はらはらとメロディラインが舞い降りてくる。
今、楽譜をもう一度調べて気づいたのですが、
この第2楽章全体(ちょうど100小節間)で、
なんと15の調に転調してるのですね?!
(24調のうちの半分以上です!)
す、すご~~い!!
モーツァルトさんは
晩年と呼ばれる時期、
さまざまな調に移行すること(転調)に興味を持っていた、
ということは、
去年11月の私の演奏会「モーツァルトに会いたい」の時に
うすうす気づき始めたのですが、
その後、何度か同じことに気づき
今日、また。
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」で
誰か学者さんが
「12音技法の先取りだ!」と書いていたのを
見たことありますが、
やっぱり?
モーツァルトさん、
「やっと気づいたの?」
って、今、言いました?
ピアノトリオ本番のアンコールで弾いた
「K.496ト長調トリオ」の第2楽章ハ長調について
今日は書きます。
実は、この第2楽章Andante 8分の6拍子、
アンコールで弾くには、時間的に長すぎるのですね。
でも、練習のときに音を出してみて
あまりに素晴らしい曲なので、
迷わずこれを選びました。
この曲、案外本番で演奏されることが少ないかも。
というのも、ト長調トリオ全体が
時間的にちょっとバランスが良くなくて
長いのですね。
第1楽章は、まあ一般的な長さですが、
さきほどいったように第2楽章が長い。
フィナーレも変奏曲になっていて
繰り返しを全部やるのでたいへん長い。
だから、演奏会の2時間弱のプログラムに入れるのが
けっこう難しい。
でも、やっぱりこの第2楽章、
特に上に楽譜をアップした部分(82小節~)、
本当に白眉、とでもいうんでしょうね。
30小節目も、同じ場面があります(調は異なる)が、
モーツァルトさん、ここは
「音楽を知っている人達」に
自慢したいところだったでしょうね。
直前の81小節目は、ハ長調の属七和音。
82小節目に入ったとたん
バスが半音上って、
減七和音になったかと思うと、
そのまま今度は
変ニ長調(♭5つ!)の属七が3小節間も。
そして86小節目でやっと
ハ長調の和音にもどり
はらはらとメロディラインが舞い降りてくる。
今、楽譜をもう一度調べて気づいたのですが、
この第2楽章全体(ちょうど100小節間)で、
なんと15の調に転調してるのですね?!
(24調のうちの半分以上です!)
す、すご~~い!!
モーツァルトさんは
晩年と呼ばれる時期、
さまざまな調に移行すること(転調)に興味を持っていた、
ということは、
去年11月の私の演奏会「モーツァルトに会いたい」の時に
うすうす気づき始めたのですが、
その後、何度か同じことに気づき
今日、また。
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」で
誰か学者さんが
「12音技法の先取りだ!」と書いていたのを
見たことありますが、
やっぱり?
モーツァルトさん、
「やっと気づいたの?」
って、今、言いました?