河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

作品の評価

2006-09-28 00:22:07 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
web 上の検索機能を使って、或る曲について、さまざまな人の感想や評価を読むことがある。 今回あらためて驚くのは、やっぱり人によって感じることはまったく違うのだ、ということ。

たとえば、「私はランドール」変奏曲について、一昨日だったかの日記(プログラムメモ)に書いたとおり、私自身は、充実した曲、と思うし、モーツァルト自身も気に入って何度も人前で演奏した、という話にも大いに納得がいく。

ところが、昨日検索しただけでも、けちょんけちょんに書いてる人がすぐ見つかる。 おまけに、ある音楽学者もまったく認めていない旨、書き加えてある。

シロウトさんはともかく、音楽学者さん、しっかりしてや。
現場の意見、聞いてちょうだい。

あるいは、K.330 ハ長調ソナタ。

第1楽章のこの生き生きとした天真爛漫の魅力。
弾く喜びを体中に教えてくれるタグイマレなソナタ、と私は思っているが、或るピアニストのコメントでは、他のソナタ(イ短調)と比べて劣る、と。

オトルって、あんまりよね~。
イ短調ソナタとハ長調ソナタは全然別モンじゃないですか。
これは、現場でも意見がちがうんやなぁ。

もし、ここに楽器と楽譜があれば、どこが素晴らしいか、各ソナタについて私は1時間くらいは話せると思います。でも、コトバ(文字)だけでの主張は、ほんとむなしいでしょうね。

モーツァルト自身もそういう外部の評価に悩んだらしいけれど、少なくとも、250年後、残された楽譜を通してその「音楽」が「よくできている」と思ってくれる人(ワタシ)に出会えたのは、お互いにうれしいことですね、Wolfy♪


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする