河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

マズルカ②

2023-06-23 17:24:58 | ショパン
明日6月24日(土)13時30分より、
NHK文化センター京都教室(京都大丸南東)にて「ショパン~マズルカ全曲②」開催。

Op.7の5曲全曲の他、同時期(20~21歳)の曲を。
・・・ということで、5日ほど前からピアノ協奏曲へ短調も譜読みしてたら、だんだん弾く気になってきて・・・。
第1楽章の第2テーマのあたりまで弾くことに。

楽譜に書いてある通り(すごく細かい音の持続とかも)弾いてみると、
ピアノ弾く時の「手の正しい位置や角度」がおのずとわかる・・・!

ショパンの師二人が偉かった、というか、
従来の「教育」を押し付けず、ショパンの或る意味奔放な才能を存分に発揮させたのね。

マズルカでは、ドローン=持続低音が現れるところに、
たとえばリディア旋法っぽいメロディとか、民族音楽的な音階が頻出!
前回やったOp.6でもいっぱい出てきました。

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クィンテットWAM キョウト・・・アルティで弦楽五重奏! 

2023-05-30 01:26:50 | 室内楽
クィンテットWAM キョウト発足!

アルティでの弦楽五重奏、今回から常設の弦楽五重奏団として活動開始です。

「WAM」 は、Worfgang Amadeus Mozart の頭文字。
モーツァルトには、他に抜きん出る弦楽五重奏曲がたくさんあるので。

次の土曜日、14時より。
詳細は、こちらへ。 

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マズルカ全曲シリーズ

2023-04-09 00:48:22 | ショパン
NHK文化センター京都教室 演奏+お話 =4月22日(土)午後1時30分
ショパン~「マズルカ」全曲演奏でたどる生涯~① → 詳細はこちらへ。

 ・マズルカ第1~4番(Op.6-1~4)、
    同 第52番(KK.Ⅱa/3)、第53番(KK.Ⅱa/2)、その他

ショパンの〈心〉に、或る意味で一番近いと言える、故郷ポーランドの音楽「マズルカ」。
作曲は若き日から晩年まで生涯にわたり、全58曲に及びます。
本講座は、それらを全曲演奏・解説していくシリーズです。
各回ごとにショパンの生涯や当時の社会情勢についても解説。

予定では、毎回、マズルカ以外にエチュードも1曲演奏することに。。。
初回は「黒鍵」Op.-10-5を弾くつもりです。




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やさしいソナタ

2023-02-05 14:05:47 | 全曲演奏付き講演会
次の土曜日、2月11日午後1時30分より、
NHK文化センター京都教室にて「やさしいソナタ」開催。

今回は、モーツァルトC-dur(ドーミソ シードレドー)全曲と、
ベートーヴェンOp.49-1、2(g-moll、G-dur)全曲弾きます。

前回は「アラベスク」くくりで、シューマンとドビュッシーを
なかば思い付きでやったのですが、意外な発見が!

その二人の共通項と、相違点についてですが、何だと思います?
・・・相違点はわかりますよね。
つまり、ドイツロマン派と、フランス印象派(象徴派)。
espressivo(=express =中から外へ押し出す=内にある感情を)と、
impression(外界から中へ入って来た光や匂いにインスパイアされる)。
全く反対の方向。

共通項は、二人とも「音楽評論」を熱心に書いていること。

・・・その他の発見としては、
音楽における「アラベスク」は、有名な所ではバッハにまで遡れる、ということ。
ドビュッシーも書いていますが、
たとえば、あの有名なカンタータ(♪ソラ シレド ドミレ レソ♯ファ ソレシ シラシドレミレドシラシソ...)とか。

・・・思い付きでやってみて、意外な発見があることってほんと面白い。

さて今回の「やさしいソナタ」、どうなるでしょう。
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アラベスク

2022-11-30 16:11:13 | 全曲演奏付き講演会
〈なつかしいピアノ曲〉の第5弾!
今回は「アラベスク」という括りで。
12/10(土)13時30分より、NHK文化センター京都教室(京都大丸より徒歩1分)にて。
詳細は、こちらへ。

シューマンのものと、ドビュッシーの「アラベスク第1番、第2番」。
ブルクミュラーも。

他に、シューマンの「ユーゲントアルバム」も少し。
前回「子どもの情景」の時にも弾きましたが、
あまりに魅力的な小品が多く紹介し切れませんでしたので、今回残りのいくつかの曲を。

シューマンって、本当に「内的な音楽」を書く人で、
それは若い頃の多くのピアノ曲よりむしろ、
晩年の室内楽や子供のための曲などに感じられます。



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「こんなふうに読んでます」全文

2022-11-22 19:09:04 | 短歌
「短歌研究」2022年12月号(短歌研究年鑑)に、私の論の抄録が再録されました。

「塔」2022年7月号(特集・読みとリズム)に掲載された「こんなふうに読んでます」です。
ヘミオラとかも書きました。

全文はこちら    (全4ページ)でお読み頂けます。
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「子どもの情景」と「ユーゲントアルバム」

2022-10-19 23:24:22 | 全曲演奏付き講演会
10月22日(土)午後1時30分 NHK文化センター京都教室にて
【子どもの情景】・・・「なつかしいピアノ曲」シリーズの第4回目です。
詳細は、こちらへ。

今回はシューマン「子どもの情景」全曲(トロイメライを含む)を解説、全曲演奏します。

むかし小学校高学年の頃この曲が大好きで、
たしかアニー・フィッシャーのレコードをよく聞いてました。

その頃は、第1曲目にBACH音型が隠されているって知らなかった!

また【ユーゲントアルバム】も今回と次回、数曲ずつ紹介します。

「愛する五月よ」など、なんと愛らしい音楽!
しかもポリフォニーが絡んでいるので、音楽的にもとっても上等、というかよくできてる。。。

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バースデートリオ③ ベトの交響曲第2番

2022-09-01 00:16:10 | 室内楽
今年もバースデートリオやります! 

9月5日生まれの三人(漆原朝子vn 河野文昭vc 河野美砂子pf)によるピアノトリオ、今回で3回目となります。

今年はバースデー前日の9/4(日)午後3時、東京・日暮里サニーホールにて。

シューマン晩年のトリオ(第3番)の他、
珍しいところでは、ベートーヴェン交響曲第2番(ベートーヴェン自身によるピアノトリオ編曲版)! 

初期の生き生きとした勢いのあるオケ曲が、トリオではどのようになるか? 

はっきり言って、ピアノパートは無理満載。。。
けど、あの魅力あふれるシンフォニーを弾ける喜びは、
その苦労を帳消しにしてくれます! 

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モツとベトの「ロンド」

2022-07-28 23:05:09 | 全曲演奏付き講演会
明後日7月30日(土)午後1時30分より、NHK文化センター京都教室にて。

今回は、5曲のソナチネの他、ベートーヴェンの「ロンド Op.51-1 C-dur」も。

この曲は、その約10年前に書かれた、モーツァルトの「ロンド K.485 D-dur」をお手本としてます(モツとベト、二人とも30歳そこそこの時の作品)。

その2曲の、共通項と相違点がめちゃ面白い。

二人の作曲家の特性、あるいは「時代」(ロマン派への流れ)が、はからずも明らかに!

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ラモー「みやびなインドの国々」

2022-07-18 04:13:02 | オペラ
原稿ようやく終わり、夜中に途中から見始めたBS、ラモーのオペラ「みやびなインドの国々」。
パリ・バスチーユオペラ座公演(2019年10月収録)。
詳しくはここへ

最後思わずTVの前で拍手しました! 

演出というか、コンセプトがめちゃ面白過ぎて。。。
まあよくある演出ではあるけど、
現代の衣装で、たとえばチアリーダーが出てきたり。
(ちなみに上のリンクに出てくる最初の方の映像は関係ありません。
このバレエ等の後、最後に放映されたオペラです。)

特に面白かったのは、ピリオドの生き生きとした演奏(歌がない場面が延々と続く)に、
舞台上は、群衆の、質めちゃ高いストリートダンス! 

ラモーの音楽+ストリートダンス!!! 
もちろん、歌手も超すばらしい。

ちゃんと最初から見ればよかった。。。

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ソナチネアルバムから8曲弾きます

2022-06-20 23:32:48 | 全曲演奏付き講演会
【なつかしいピアノ曲② 「ソナチネアルバムその1」】 
6/25(土)午後1時30分、NHK文化センター京都教室にて開催します。
 
「ソナチネアルバム」より以下の曲を全曲演奏。
 第1番(クーラウ Op.20-1)
 第4番(同 Op.55-1)
 第7番(クレメンティ Op.36-1)
 第8番(同 Op.36-2)
 第9番(同 Op.36-3)
 ベートーヴェン(?)ト長調
    同   (?)ヘ長調
 モーツァルト「ロンド」K.485 ニ長調 詳細は、こちらへ。

「ソナチネアルバム」と言っても、編集者によって中身は異なるのですが、
今回は、私が子供のころ使っていた全音楽譜出版社版から。

同じ全音版でも、新しい版では「ロンド」などは入ってませんが、
「子供のころ弾いたなつかしい曲」ということで、今回モーツァルトのロンド弾きます。

7月30日(土)の「ソナチネアルバム②」では、ベートーヴェンの「ロンド ハ長調」を。
ベートーヴェンがモーツァルトから一杯学んでるのがわかります。(^^

ところで今回弾くクレメンティの Op.36-3ハ長調(ソーーミ ドソソソ)って、
モーツァルトのソナタ K.330ハ長調(ソッソーーファミミレドシ)と
そっくり(左手は最初全く同じ)。

いま急いで調べたところ、クレメンティの曲の出版が1797年となっているので、
たぶんクレメンティがパクったのか。
その辺りのお話も。。。

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アルティでの弦楽五重奏

2022-05-25 15:58:30 | 室内楽
恒例の、アルティでの弦楽五重奏、6月4日(土)の本番が近づいてきました。

モーツァルト死の前年に書かれた第5番K.593 ニ長調(名曲!)、
シューベルト、14歳の時の「序曲」(ハ短調・・・ベートーヴェンを思わせる劇的な音楽)
ドヴォルジャークの第3番変ホ長調(クインテットの「アメリカ」と呼ばれてる)

というプログラム。
メンバーは昨年と同様、名手が一堂に会します。 詳細はこちらへ。
ストラディヴァリウスのヴァイオリンが二つ揃う、というのも聞き逃せない。

で、それに先立ち、NHK文化センターで、お話+ミニ演奏講座が開催され、
私も少しピアノ弾きます。 詳細はこちらへ。

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カンタータに慰められます

2022-05-16 03:32:21 | バッハ
NHKBS 夜中にやってるバッハのカンタータ。

本当に、この音楽には慰められる。。。
ピリオドの若い演奏家すばらしい。
ひと昔前は、技術的に本当に大変だったピリオド楽器および歌が、2022年の時点では難なく。

あ、いまBWV82 !
・・・これはかつてわたし通奏低音チェンバロで弾きました。
ほんまに、どの曲とってもカンタータは深すぎるわあ。。。(涙)。。。
でもこれはもとバリトンの歌を、ソプラノで歌ってますね。

●ラファエル・ピション指揮 ピグマリオン演奏会NHKBS(午前2時22分30秒~3時48分)
 オラトリオ「時と悟りの勝利」から ヘンデル作曲
 カンタータ 第199番「わが心は血の海に漂う」 バッハ作曲
 カンタータ 第82番「私は満ち足りて」から バッハ作曲
 歌劇「ジュリアス・シーザー」から ヘンデル作曲 ほか
【出演】 
 ソプラノ:サビーヌ・ドゥヴィエル
 合唱・管弦楽:ピグマリオン
 指揮:ラファエル・ピション
 収録:2021年10月19日 フィルハーモニー・ド・パリ(フランス)


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ブルクミュラー 全25曲弾きます!

2022-04-21 23:13:37 | 全曲演奏付き講演会
NMK文化センター京都教室「なつかしいピアノ曲 ① ブルクミュラー」 
4/23 土曜日、午後1時30分より。 → こちらへ。

ベートーヴェンのピアノソナタシリーズが終わり、
4月からは、ちょっと子供のころ弾いていた懐かしい曲を。

ブルクミュラー25曲ぜんぶ弾きますが、
むかし私が使っていた楽譜と、初版を元にした原典版ではいろいろと違いが。。。



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定年!

2022-04-04 20:49:10 | 京都の暮らし
今日は4月4日ですが、先月3月31日をもって、京都市立芸大を定年退職しました! 
1995年からですから、27年も。。。

この写真は、最後の試験日(2022年1月)のものです。
ピアノデュオや、院生、副科ピアノの面々、それからピアノ科の先生方。
また、たくさんもらったプレゼントなどなど。

学生さんは、最初の頃はそんなに年齢差なかったのに、年々私だけが年を取り、
いつのまにか学生さんの親より年上になって。。。
なんかみんなとってもかわいかったです。

学校自体も来年には移転するので、レッスン室や外の風景も。






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