ART COMMUNICATION IN SHIMANE みるみるの会の活動報告

島根の美術教育関係者が集まって立ち上げた対話型鑑賞の普及に努める「みるみるの会」の活動情報をお知らせするブログです。

京大博物館長 大野先生をお招きして夏季研修会を開催しました

2013-08-02 11:10:21 | 対話型鑑賞
京大博物館長 大野先生をお招きして夏季研修会を開催しました


7月27・28日の両日、京都大学総合博物館長大野照文教授をお招きしてワークショップを開催しました。
27日はハマグリを使った2枚貝のワークショップを教員対象に、28日は三葉虫の化石を観察して、三葉虫がどんな生き物だったのかを考えました。

参加者のアンケート結果と、コメント(感想)を掲載します。

まずは

二枚貝のワークショップから(回答者 23名)
A)しっかりと対象を見ることができましたか             4:10人  3:10人  2:2人  1:0人
B)対象を見てしっかり考えることができましたか           4:13人  3:8人  2:2人  1:0人
C)自分の意見を言うことができましたか               4:8人  3:9人  2:6人  1:0人
D)仲間の意見をしっかり聞くことができましたか           4:16人  3:6人  2:1人  1:0人
E)仲間の意見を聞いて、自分の考えをより深めることができましたか  4:18人  3:3人  2:2人  1:0人
F)このような活動をまたやってみたいですか             4:16人  3:6人  2:1人  1:0人
G)このような活動を児童・生徒にやらせてみたいですか        4:15人  3:6人  2:1人  1:0人

参加者のコメント

☆対象の細部に視点をおき、その様子を観察することで、生き物の生態にまで掘り下げていくことができて驚いた。自分で考え、グループで討議して真実を確かめていくことの大切さを実践をもって知ることができた。

☆いつも何気なく見ているものにこれだけの驚きのしくみがかくされているとは・・・。と、改めて感動しました。ときどきスケッチなどしていると「へえ~~こうなっているんだ。」などと思うときはありますが・・・。先生が出席者から自然に意見・考えを引き出されるところもすばらしいと思いました。これからの授業のつくり方にぜひ役立てていきたいと思います。

☆活動の入り口では「どんなことが?」とワクワク感があり、対象を見ている間にすっかりこの二枚貝のことだけを真剣に考えていました。貝柱の二つ説三つ説、よく見ていたつもりが指摘されて「エッない!」という気付き。自分の中で勝手に描いていた線など、思考のプロセスをたどってい時の不思議さがありました。自分で考え、確かめ、また、考える。能動的な思考活動の手立てのヒントがありました。自分なりの論も何に裏付けられるのか、その考えるときのおもしろさもありました。

☆二枚貝の貝殻を観察して貝柱の数を推理したり、グループで話し合って見つけていくのはおもしろいと思いました。最初は貝柱は3つと思っていましたが、よく見ると曲線が何重にもなっているところは2つで、2つとわかりました。しっかり観察することが大切だと思いました。また、口と肛門とエラも貝殻を観察して話し合いながら予想しました。貝柱の数も口と肛門とエラの位置も自分たちで考えてから大野先生のお話を聞くとより納得いきました。なぞ解きのようなワークショップは楽しく、子どもたちも喜ぶと思います。

☆おもしろかったです。私は音楽専科ですが、図工・美術じゃなくて、いろんなひとがやれるとよいと思いました。

☆貝のよくできたところを考えながら客観的に絵がかける。

☆授業のあり方を改めて考える時間になりました。知ってるようで知らない、分かっているようでわからないことってたくさんありますが、人の意見でこんなに流される自分の正確も思い知らされました。

☆何が正しいのかわからず、自分の意見を言うことがあまりできなかったが、正しさを求めなくても大丈夫だということがだんだんわかってきて、次第に、気軽に楽しくできるようになった。子どもも同じで、つい、正しさに気がとられるが、そうではなく、考えることの楽しさやおもしろさが感じられるような授業、活動を考えていきたいと思った。

☆教えるから学へのシフトの手がかりになりました。4億年、生きている貝(生物)のすごさに感動しました。

☆最初は「これって理科!?」と思いましたが、活動をしていくうちに図工・美術にとって、とても大切な「見る」活動だということがわかりました。ふだん授業の中で子どもたちに「よく見てネ」といいますが、今回のように「貝柱はどこでしょう?」とか「神様になって口や肛門を考えてみよう」などと視点を与えると、おのずとよく見るようになります。「見る」ということを深く考えさせられた時間となりました。

☆何もわからず参加しましたが、何気なく食べたり捨てている貝、貝殻からたくさんのことを学びました。また、班で自由に話せたことも楽しかったです。何より大野先生の笑顔や受容的な雰囲気に引き込まれました。あっという間の研修でした。

☆ハマグリを今まで何気なく見て(食べて)いたが、そのしくみまで考えたことはなかった。じっくり見ると、いろいろな発見があって楽しかったし、グループで「あーだ・・・こーだ」と言いながら見ると、また新しい発見があって、楽しかった。しくみを考えるときも「こうだから、こう」と、自分たちなりに知識や考えを出し合ったことが楽しかった。

☆まず、大学の講義を受けているようで、とても新鮮でリフレッシュできるいい時間でした。受け身の授業でなく、自分から動き、働きかける授業であったので、たいくつせず、あっという間に時間がたちました。対象をよくみる→なぜか考える→人と意見を交流することで、なるほどと納得することがたくさんありました。「神になって、自由に考えて書く。」というのはとてもよい言葉がけでした。

☆皆さんと一緒に考えを出し合うことが楽しかったです。事実をみつめることの大切さがわかりました。子ども達にも話し合うことの大切さが味わえるような学習を組めたらいいなと思いました。

☆普段はあまり意識して見ていない二枚貝について、しっかり観察し、話し合って「なるほど」と思うことがたくさんありました。大変楽しかったです。貝の文化的な見方、生活(食料として)的な見方、科学的な見方など、いろいろな面からのアプローチができるのだなと興味深く参加させていただきました。

☆よく見ることの難しさ、楽しさを感じました。科学と美術は近いものですね。

☆他の方の意見、考えを聞いて、なるほどと考えさせられることがいろいろあった。日々多忙なので、とてもリフレッシュした時間となった。

☆貝はとても身近な食べ物ですが、私たちと同じ生き物であり、どんな風に暮らし、生きているのか・・・。追求して考え出すと分からないことだらけで、話し合いを重ねていく中で、驚かされたり、この過程がもたらす学習の楽しさを感じられたワークショップでした。とても勉強になりました。

☆グループの人の話しを聞いて考えると、自分の考えも深くなったり、逆に変わったりするので、とてもおもしろかったです。きっと、子どもたちもそういうはざまでゆれているんだろうな・・・。と、思いました。そのゆれが実はとても大切なことなのかも・・・。と感じました。

☆対象を見る→考える→発見する というプロセスを時間をかけて味わうことができました。グループで考えることができたことも良かったです。大野先生がおっしゃられた「自分が発見した意味に感動する」という言葉に感銘を受けました。

☆改めてしっかり見ることの大切さがわかった感じがしました。また、グループでの討議は、授業の中でも取り入れていきたいと思いました。

☆見る・聴く→覚える→表す 活動が学校教育では圧倒的に多い中、「思いめぐらす」→「表す」→「思いめぐらす」活動にふれることができて、学びの形の示唆をいただき良かったです。

☆おもしろく学習できました。

以上のようなコメントを参加した先生方からいただきました。おおむね好評で、この研修で、新たな切り口での授業が2学期から展開されるとうれしいです。
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