ミロク式

ミロクレコーズの雑記。

雑記 ~い~

2015-04-01 01:37:04 | 日記

こんにちは。

ミロクレコーズの大澤です。

三月の本日休演のレコーディングも終わり、これからまた忙しくなりますが、年度の曲がり角。少し熱を冷まして改めてアルバム制作にかかろうとしています。まだ本格的なミックスを施していない生の録音を聞きましたが、個人的にはファーストよりも断然いいアルバムになる予感がします。好みの問題か僕の音楽的な成長かもしれませんが。お楽しみにしていてくだしゃい。

 

近頃いろんなアイディアが毎晩浮かび、ねこも眠る丑三つ時、興奮して眠れぬ夜が多くなりました。環境の変化でしょうか、季節のせいか。

春だな。

そんな月夜にはワルツに合わせて踊ったり、コーヒーを飲んだりして頭を休めるのですが、やっぱりいろいろ考えます。ミロクレコーズの今後、自分の今後など。また新しいバンドのcDを出そうと思うのでネットでいろんなバンドの曲を聞いてみたり。インディーズの某情報サイトとか見たり。そんな事をしていて何かインディーズ産業、インディーズロックバンドに対して違和感を感じることが多いです。具体的にどこがといわれるととても言いにくいことです。そう感じた時に思うのは「このくくりに入れられたくないな」とか「なんかこいつらに上から目線で面白がられたくねえな」とか、「しゃらくせえ」と思います。そんなことを思います。心に風が吹きすさび、暴風警報が出ています。若いからでしょうか。

じゃあ、お前はどうやってやるんだよと聞かれると辟易としてしまいます。今現時点で大きなレーベルじゃできないことは何か考えます。現在ミロクの人間は4,5人といったところでしょうか、これをどんどんおっきくしてこれで食っていくみたいなあまりに熱血的な考えは全くありません。今の規模でできることを集中してやった方が、56億7000万年後救われると思います。

今の規模でできること、それはまず、バンドなり、ミュージシャンにできるだけお金を回すことです。友達の話を聞くと、バンド側のCDの売り上げからの収入がとても少ない事があるみたいです。大きい組織になるとその維持費にお金がかかるので、なかなかお金があげられないのでしょう。でも、安くはないスタジオ代をたくさん払い、高い楽器を買っていい演奏する人にそれなりの対価をあげたいので、CDの売り上げもなるべく彼らに還元したいです。もちろんこちら側の収益もないと次の動きもできませんし、発展したいいものを作る力もできません。

一方、作ったアルバムなりシングルなりが全然売れないこともあり得ます。そんな時は非常に困ります。ミロクだけで生計を立てようとするなら精神的にも辛いです。僕はきっとそんな人生のかかった危険があるなら、ビジネス的な発想になって、他のバンドもたくさん売って、埋め合わせをしようとか考えてしまいます。そうなると組織を大きくしなくてはなりません。つまらないバンドでも、売れそうならCD作ろうかとなる。妥協しなくてはなりません。気が付けば他の大きいレーベルと同じような感じになってしまいます。だからこの規模を維持することがミロクにできることです。つまり、ミロクだけで生計を立てるという野望は持たないということを今の段階では腹に決めております。そりゃ多少は僕の労働の対価ももらいますが、責任感を維持できる程度にです。労働とお金の関係は非常に大切です。無償と多少ともお金をもらう労働では雲泥の差がありますからね。大学でやっているちんどんの仕事で痛感しています。CDを出すバンドにお金をなるべく渡すというのもそういう意味もあると思います。

 じゃあ何を目標にするかというと、次の企画が立てられる収益を得ることを目標にする。本日休演の次のアルバムがバカ売れしたら、思い描いた7インチアナログシングルを出そうと思っています。そんな感じ。

 その都度のリリースがミロクの動きがかかってる。だからこそどの人の音源を出すかは真剣に考えます。そして真剣に作れば、僕ら自身の生霊がとりつくくらい濃度が濃いものが作れるのではないかと思います。もちろん他のレーベルが真剣に作っていないというのではないです。僕や他のミロクメンバーが納得できる、言い換えればミロクから出した意味がある作品になると思います。ミロクレコーズの作品が、フィルスペクターのサウンドだね!とか言われるような感じで、ミロクサウンドだね!と30年後くらいに言われたらいいなと願っています。

 

少し生コンクリートの状態の考えのうちに書きましたが、直感的にビビビとくる今後の方針なので、生コンを乾かすつもりで文章にしてアウトプットしました。

明日から4月、春の青空のもと、列車に乗ってぼーっと日を浴びながら遠出したいなとか考えますが、本日休演のCDのことを考えると、そちらの方が楽しみで、ぼんやりしていられなくなります。

 

 

 

ミロクレコーズ  大澤”インドア”海斗