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映画とはだいぶ違う。米軍に関する10の真実

2016年08月03日 | 世界びっくりニュース
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 米軍と聞くと、「ファミコンウォーズがで~るぞ~!」とかフルメタルジャケットとかハートマン軍曹の「親身なシゴキ」「心温まる叱責」や、「逃げるやつはベトコンだ、逃げないやつは訓練されたベトコンだ」とかしか思い浮かばないレベルの私にとっては目から鱗の記事が特集されていた。

 アメリカには3億3,000万人以上が暮らしているが、そのうち軍に所属するのは140万人(0.4%)のみだそうだ。また、2014年の段階で、国内にいる兵役経験者の数は2,200万人である。

 ほとんどの人は入隊しようなどと考えたこともなく、それを目にするのは唯一ハリウッドの映画くらいのものだという。そうした映画は兵士の日常を正しく描いていることもあるが、嘘も登場する。

 おかげでかなりの誤解がまかり通っているようで、ここで改めて米軍に関する10の真実とやらを見ていこう。

10. 「軍に行くか?刑務所に入るか?」は誤り

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 入隊前には徹底的な身辺調査が行われる。これはFBIが担当しており、少年院の記録も調べられる。2006年、バージニア州アーリントン在住の男性が過重暴行罪を認め、弁護士は懲役の代わりに兵役につかせるよう判事の説得を試みた。判事はこれを認めるが、軍からは拒否される。軍の規定には強制による入隊を認めない旨が明確に記載されているからだ。


9. ブートキャンプは脱落者を作ることが目的ではない

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 基礎トレーニングでの失敗率は記録されており、14%を超えてはいけない。だが、軍では落第させるように設計された訓練はほとんどないのだ。人を入隊させるにはコストがかかるからで、除隊させるよりも再テストを受けさせた方が財政的な負担が少ない。

 SEALsをはじめとする特殊部隊のような合格が非常に難しものもある。だが、基礎トレーニングは一般市民を軍人にすることを目的とする。どの部署も入隊間もない者のほとんどが肉体的にも精神的にも準備ができていないことを理解している。

 基礎トレーニングはそうした新米が兵士、海兵隊員、あるいは空軍兵になる準備を手助けするためのものだ。だが、これを終えたからといって訓練は終わりではない。その後もずっと訓練は継続される。


8. 陸軍や海軍への入隊は歩兵になることと同義ではない

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 陸軍や海軍の基礎トレーニングでは歩兵スキルの訓練も実施されるが、だからといって全員が歩兵になるわけではない。基礎トレーニング終了後、上級個人トレーニングに進み、それぞれが担う役割に応じたトレーニングを積む。陸軍には調理師、整備士、電気技師、諜報要員など、100以上もの専門職がある。

 海軍では基礎トレーニングの一環としてきちんとした歩兵訓練を実施している。さらに海兵隊員は歩兵学校に通い、「海兵隊全員が何よりもまずライフル銃兵」であることを教え込まれる。とはいえ、もちろん海軍にも通訳、整備士、調理師など、さまざまな非戦闘系の役職がある。


7. 退役兵が爆発寸前の火薬樽になる可能性

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 退役兵の中には心的外傷後ストレス障害(PTSD)を診断される者もいる。ランボーをはじめ、長年ハリウッドはこうした人たちを爆発寸前の火薬樽として描いてきた。しかし、そうしたケースは滅多にない。PTSDはよくあるイメージと違って活力を失わせることが多い障害なのだ。そして適切な治療を受ければ、きちんと健康を取り戻すことができる。

 だが、兵役中の人の多くが失業の恐怖から治療を避ける傾向にある。この問題の対策には多額の予算がつぎ込まれ、治療率もずいぶんと上がってきた。

 2016年にダラスで起きた退役兵による警察官狙撃事件のおかげで、退役兵が偏見の目で見られることになった。だが、実際には退役兵による暴力犯罪の発生率は一般人によるものよりも低い。一方で、自殺率は2倍に上る。

6. 空軍に所属する人間は全員がパイロット、は誤り。

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 これもよくある誤解だ。空軍と言えば普通なら飛行機が想像されるだろうから無理もない。だが、飛行機1機をきちんと整備しておくにはかなりの人間が必要だ。また、情報や管理など、現場以外の場所で勤務する人間も大勢いる。ついでに言えば、ほとんどのパイロットは戦闘機ではなくC-130のような輸送機を操縦する。

 意外にも空軍よりも海軍の方が戦闘機パイロットの数が多い。海軍は11の空母グループそれぞれに専属の航空部隊がおり、各部隊には約70機が配備されている。

 もしアメリカの空を飛びたいのなら、一番簡単なのは陸軍に入隊して、准士官としてヘリコプターのパイロットになることだ。これは大学の学位がなくてもなれる唯一のパイロットである。


5. 入隊志願者の入隊の合格率は約40%

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 2012-13学年度、アメリカの高校の卒業率はおよそ82%だった。そして、いざとなればいつでも入隊できると考えている人は多い。確かに1世紀前ならそうだった。だが、1973年に志願兵部隊が創設されるとその基準は引き上げられた。

 入隊するには、病気なし、高卒、犯罪歴なしの条件を満たしたうえで試験に合格しなければならない。多くがこの試験で落とされる。

 入隊の合格率は約40%だ。国防総省の分析ではさらに低く25%だという。最近の若者に最も多く見られる問題は肥満で、次いで犯罪歴と薬物の使用である。


4. ブートキャンプは映画の世界とまるで違う

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 ほとんどの人は実際にブートキャンプに入れば肩透かしを食らうだろう。映画で描かれる世界とはまるで違うからだ。『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹のような鬼軍曹にぶっ飛ばされると思っているなら、勘違いも甚だしい。教官は本人の許可がなければ訓練生に触れることもできないし、暴言も許されていない。現代の軍隊はプロフェッショナルな組織なのであり、しごきや罵倒などは固く禁じられている。

 問題行動をとったからといって腕立て伏せを強要されることもない。そのようなことをしても教育的な効果はないからだ。問題があれば、しごきや暴言によらず、それをきちんと修正するよう指導者は教育されている。


3. 兵役中は全員が火器を携帯、は誤り

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 作戦中は聖職者を除き全員がピストルかライフルを携帯している。だが、作戦中でなければ、銃器の携帯を許可されているのは軍警察官だけだ。他の隊員はトレーニング中でなければ公共でも、軍服着用中でも銃器の携帯を禁じられている。また、許可なしで連邦施設に銃器を持ち込むことは違法である。違反すれば大問題となる。

 だがこれは隠し武器を携帯するライセンスを有している兵士であれば当てはまらないかもしれない。また、最近では基地内で暴力行為が発生しているために、議会で隊員が銃器を所持できるよう規定の改正を求める動きがある。


2. 女性は出世できない、は誤り

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 女性はどの部署でも非常に有能であることが証明されている。議会は女性が戦闘職に就くことを禁ずる規定を改正し、現在ではそれまでよりずっと昇進のチャンスが生まれている。

 トルーマン大統領が女性軍統合法(Women’s Armed Services Integration Act)に署名をした1948年以来、女性は軍務に就いてきた。戦闘参加の禁止が解除される以前でも、米軍が展開するあらゆる戦闘に貢献してきた。女性が最初に軍に参加したのは、米西戦争の後の1901年に設立された陸軍看護隊である。
 
 戦闘部門への配属が認められていなかったため、これまで女性将官にアメリカ統合参謀本部議長の座が与えられることはなかった。この役職は戦闘部門の軍人が担うものだからだ。だが、今後は女性議長の誕生もあるだろう。


1. 戦争に行けば24時間年中無休で戦う、は誤り

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 映画の銃撃戦の描き方の多くは正確だ。兵士は訓練通りに戦い、調理師は料理を作り、情報分析官は情報を分析する。

 だが違いもある。例えば、常に軍服を着ていたり、武器を所持していたり、攻撃の危険にさらされながら生活していたりといったようなことだ。ほとんどは前進作戦基地を離れたりしないし、フォビット(イラク戦争で前進作戦基地から滅多に離れない人を指した)などと言われたりすることもない。

 戦闘区域での生活は一般の認識ほど酷くはない。無論、例外もあり、人里離れた危険な地域で従軍する兵士も大勢いる。だが、大きな地域ほど、アメニティは向上する。ユナイテッド・サービス・オーガニゼーション(米軍人やその家族の生活向上を目的とする認可を受けた非営利団体)のおかげで、大抵の前進作戦基地にはジム、レストラン、映画やゲームなどを楽しめる施設、あるいはリラックスできる施設などが完備されている。

via:10 Common Misconceptions About The US Military

☆映画見んから、わからへん!

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