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地球上にある異星世界、米アリゾナ州のホワイトポケット

2013年04月15日 | 世界びっくりニュース

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 波打ちながら滴り落ちるように形成した紅い砂岩を、層をなした灰色の岩がパッチワーク状に折り重なっている神秘的な光景の中、ポツンとあるホワイトポケット。そこは米アリゾナ州とユタ州の境界付近にある、バーミリオンクリフス国定公園内の広大な砂漠に隠されていて、辿り着くのが難しいことで有名だという。

 わずか数センチという厚さの薄い岩もあり、上から粉砂糖を振りかけたような景色が広がる。場所によっては石の層が完全にねじれている。まるで巨大なマーブルケーキのようだ。

 地質学的に、ホワイトポケットの奇妙な特徴を説明するのは難しい。ホワイトポケットは、"柔らかい堆積物が崩れた"結果だとする地質学者もいるが、もしそう考えた場合には、石の層の歪みやねじれ、そして回転が起きた時期は、砂岩がまだ砂の状態で水に飽和していたジュラ紀の頃まで遡ることを意味する。









 元石油地質学者でホワイトポケット研究の権威でもあるマーク・デショウィッツは、この景色はある地震が引き金となり、うず高く積もっていた砂漠から膨大な砂が分離し、一気に斜面を下るといった"砂滑り"の結果だと考えている。その大量の砂は、雪崩のように斜面を滑降すると同時に真下の砂の層を引き裂き、その雪崩の下の部分と混ざり合う。

 そしてついにこの大量の砂は大きな湖やオアシスを埋め尽くした。それが現在の漂白されたような白一色の砂岩、もしくは"カリフラワーロック"と呼ばれる岩になったというのだ。雪崩のように滑降した砂の瞬間的な荷重は、水に浸って底に積もっていた砂の中の圧力変化をもたらし、歪みや噴砂(液状化に伴い、砂が地下水と共に噴き出す現象)のような、流体が漏れ出す構造を引き起こした。マークは彼の説を裏付けるような特徴がみられる部分を少なくとも25箇所確認している。













 その滑降した砂の下にある葉理(砂など細かい粒子でできた薄い層。層の最小単位)や斜交葉理(砂で構成された地層の構造の一つ。層と層の間に斜めの縞模様ができる。)は非常に良い状態で保たれている。これはその砂に巻き込まれたものが、そっくりそのまま別の堆積物の、かなり厚い柱の下に埋没したことを示すのだろう。砂が滑った面は、この表面からわずか100mほど下にあったのかもしれない。この滑降した砂の荷重による圧力は、本来そこにあった砂の層をプラスチックのように歪めたものの、層の順番はある程度保っている。











 つい数年前のホワイトポケットは、地元の牧場主達や、数名の冒険好きな写真家達だけが知っている比較的目立たない存在だった。最近になって、ナショナル・ジオグラフィック誌が、ホワイトポケットの美しい写真を数枚入れたバーミリオンクリフス国定公園の話を掲載した。その雑誌が発売されて以来、ここを訪れる人々が殺到しているという。現在ホワイトポケットは、あらゆるハイカーやアウトドア好きな人々の"死ぬまでに行きたい所リスト"に入っている。

ホワイトポケット、ロードトリップ
White Pocket, Arizona


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via:amusingplanet

☆何かの実験場の跡地と違うんかいな?

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