毎年、1月はこの時期に集まって、自治会長の改選などの議事が執り行われたあと、小さな宴会がある。
我が自治会は、私のような旧住民が25世帯、アパートの新住民が16世帯という小さなところ。
アパートの人たちはこういった寄り合いに顔を見せることはなく、自治会費も半額で、祭と子供会のイベントだけが交流の機会である。かつては町民体育大会などの行事にも出てくださる新住民がけっこういて、仲良くさせていただいていたのだが、ここ10年ほどで交流がほとんどなくなってしまった。
ひとつの大きな原因は、やはり少子高齢化である。
毎年のように、お年寄りが亡くなり、それがまたイベントの直前だということが多くて、イベントが自粛されることが続いたりした。また、子どもの数が激減し、今年は子供会の活動が停止してしまった。以前活発に参加してくださっていたアパートの人たちは次々と引っ越し、新しい人たちは呼びかけに応じてくれなくなった。もちろん、田舎のような主婦は減り、休日は男女関係なく働きに出ているため、旧住民の考えるような休日のイベントには参加したくてもできない人がある。自治会の活動は、魅力が乏しいのである。
それやこれやで、自治会の活動はどうしても低迷してしまうのだ。
それを、もう少し活発にしたいという思いは多くの人が持っているのだが、高齢者が多く、新しい発想がなかなか出ない。(50才の私が若手なのですよ(笑))
よしんば、新しい発想が実現しても、時間的な都合を合わせることが現実には難しい。
酒を飲みながらそんな話をしていると、「10年たったら何軒か消えてしまっているかもなぁ」という笑えない冗談さえ出てくるのだった。
村を出て行って新しい生活拠点を持っている若い世代が戻ってこれるようなイベントの作り方を考えないとねぇ。また高齢者が元気の出るような取り組みも考えないといけないなぁ。
宴会がお開きとなって家に帰る道すがら、朝とはうってかわって冷たくなった風に吹かれて、先行きの暗さにちょっとダウナー気味の考えをつらつら巡らせていたのでした。
古い土地柄の小さな自治会は、辛いね。
子どもにはいい環境を残してやりたいけど、それを受け継いでくれなければ意味がないもんね。はぁ~
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