保健福祉の現場から

感じるままに

報道されないノロウイルスの感染源

2012年12月11日 | Weblog
NHK「ノロウイルス感染経路と予防策は」(http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/1205.html)は非常にわかりやすく解説されている。WEBページであるが、できれば、削除せずにこのまま残しておいてほしい。但し、NHK報道では、重要な感染源が触れられていない。「国内産生食用カキのノロウイルス汚染状況」(http://kanpoken.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/syohou/17s01.pdf)が出ているように、冬場の生牡蠣には特に注意したい。平成18年の「食品健康影響評価のためのリスクプロファイル ~ カキを主とする二枚貝中のノロウイルス ~」(http://www.fsc.go.jp/senmon/biseibutu/risk_profile/bivalvesnorovirus.pdf)に続いて、一昨年に食品安全委員会から「食品健康影響評価のためのリスクプロファイル及び今後の課題~ 食品中のノロウイルス ~」(http://www.fsc.go.jp/sonota/risk_profile/risk_norovirus.pdf)が出ているので、みておきたい。p23では「カキのノロウイルス汚染は小児におけるノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行時期と密接な関係があることがうかがえる。」とされている。p25の「市販生食用カキからのノロウイルス検出状況やノロウイルス濃度」はもっと普及される必要があるのではないか。P29に出ているように、食品の規格基準(食品衛生法)では生牡蠣にはウイルス規格はない。
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