保健福祉の現場から

感じるままに

貧困拡大社会

2013年02月27日 | Weblog
NHK「シリーズ 貧困拡大社会 世界を襲う若者の貧困 ―アメリカからの報告―」(http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2013-03/18.html)。<以下引用>
<今、世界各地で若者の貧困が深刻化しています。若年失業率(15~24歳)が日本の2倍を超えるアメリカでは、有名大学を卒業しても、低賃金のサービス業=“マック・ジョブ”しかなく、多額の教育ローンを支払えず貧困にあえぐ若者が急増。大きな社会問題となっています。背景には、経済のグローバル化と高度情報化社会の進展で雇用が高度な知識や技術を要する少数の専門職と多数の代替可能な単純作業の二極化が進行していることがあります。さらに最近ではアメリカの経済は回復しつつあるとされていますが、雇用の受け皿となっているのは、小売業や食品販売など低賃金のサービス業が中心で、その仕事だけでは家庭を養っていくことができない“バッド・ジョブ”が広がっているといいます。その結果、格差の拡大に歯止めがかからず、中流層の崩壊が懸念されています。番組では「自由主義と自己責任の国・アメリカは、日本の未来の姿である」として、長年、貧困の現場を取材してきたジャーナリストの堤未果さんが製造業の中心地ミシガン州などアメリカの各地を取材。貧困に陥り、将来を思い描けずに苦悩する若者たちの姿を通して日本の雇用のあり方を考えていきます。>

一昨年12月、内閣府の幸福度に関する研究会(http://www5.cao.go.jp/keizai2/koufukudo/koufukudo.html)が幸福度指標試案(http://www5.cao.go.jp/keizai2/koufukudo/pdf/koufukudosian_gaiyou.pdf)を出した。国民生活選好度調査(http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/senkoudo.html)による個人の幸福感(http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/h23/23senkou_02.pdf)は、平均 2009年度 6.47 →2010年度 6.46 →2011年度 6.41と低下傾向にある。また、社会や政治への関心を持っている人の割合も減少していることは知っておきたい。調査結果(http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/h23/23senkou_03.pdf)において、問3 幸福感を判断する際に重視した事項では、①家計の状況、②健康状況、③家族関係、④精神的ゆとりが高い。問6 職場で働く人々や社会全体の幸福感を高めると思うものでは「給料の安定」がダントツ高い。さて、健康日本21(第2次)(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkounippon21.html)の国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_01.pdf)では、健康格差(地域や社会経済状況の違いによる集団間の健康状態の差)の縮小がテーマの一つになっているが、やはり、所得格差の拡大には警戒が必要な気がする。WHOのオタワ憲章(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%83%AF%E6%86%B2%E7%AB%A0)では、健康の前提条件として、①平和、②住居、③教育、④食糧、⑤収入、⑥安定した環境、⑦持続可能な資源、⑧社会的公正と公平が挙げられ、その後、健康の前提条件は「健康の社会的決定要因」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E8%A6%81%E5%9B%A0)として整理されている。所得は健康の重要な要因の一つである。そして、社会保障には所得の再分配機能がある。しかし、日本経済団体連合会「社会保障制度改革のあり方に関する提言」(http://www.keidanren.or.jp/policy/2012/081.html)(http://www.keidanren.or.jp/policy/2012/081_honbun.pdf)p10では、医療保険の将来像として、「自助を基本に据えた給付の見直し」が掲げられている。平成24年版労働経済白書(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002jnnj.html)によると、平成23年の非正規雇用者比率は35.1%までになり、世帯年収は低い層に分布がシフトしている。できれば『シッコ SiCKO』(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%B3)の世界は避けたいところである。
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