東京新聞「肥満が原因のがん、年50万人 WHO、女性高リスク」(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014112801000626.html)。<以下引用>
<世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン、IARC)は27日までに、過体重や肥満が原因でがんに発症する人が世界で年間約50万人に上るとの研究結果を英医学誌ランセット・オンコロジーに発表した。男性より女性の発症リスクが高いという。IARCは「肥満ががん発症の主要なリスク要因になっている」と警告。発展途上国の経済成長に伴い、肥満が世界的に深刻な問題となる中、対策を急ぐよう各国に促した。IARCによると、2012年の新たながん発症者の推定3・6%(約48万1千人)が過体重や肥満が原因だった。>
今年10月、国立がん研究センター「肥満と乳がんの関連性を日本人での大規模な前向きコホート研究のプール解析で確認 閉経前・後ともに肥満は乳がんのリスクに」(http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20141007.html)が出ていた。昨年には、多目的コホート研究(JPHC研究)による「5つの健康習慣とがんのリスク」(http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3348.html)が出ていたが、メタボ予防とがん予防はやはりセットであろう。しかし、健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_02.pdf)p36の図9 日本人のがんの原因をみると、肥満要因よりも感染性要因の方が大きいことも知っておきたい。新たな「がん対策推進基本計画」(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/dl/setsumeikai03.pdf)p23で感染症対策からのがん予防が打ち出されており、HPVによる子宮頸がん、肝炎ウイルスによる肝がん、ピロリ菌による胃がん、HTLV-1による白血病は今や常識である。既に、がんを防ぐための新12ヵ条(http://www.fpcr.or.jp/pdf/12kajou.pdf)では、「ウイルスや細菌の感染予防と治療」が柱の一つである。
<世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン、IARC)は27日までに、過体重や肥満が原因でがんに発症する人が世界で年間約50万人に上るとの研究結果を英医学誌ランセット・オンコロジーに発表した。男性より女性の発症リスクが高いという。IARCは「肥満ががん発症の主要なリスク要因になっている」と警告。発展途上国の経済成長に伴い、肥満が世界的に深刻な問題となる中、対策を急ぐよう各国に促した。IARCによると、2012年の新たながん発症者の推定3・6%(約48万1千人)が過体重や肥満が原因だった。>
今年10月、国立がん研究センター「肥満と乳がんの関連性を日本人での大規模な前向きコホート研究のプール解析で確認 閉経前・後ともに肥満は乳がんのリスクに」(http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20141007.html)が出ていた。昨年には、多目的コホート研究(JPHC研究)による「5つの健康習慣とがんのリスク」(http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3348.html)が出ていたが、メタボ予防とがん予防はやはりセットであろう。しかし、健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_02.pdf)p36の図9 日本人のがんの原因をみると、肥満要因よりも感染性要因の方が大きいことも知っておきたい。新たな「がん対策推進基本計画」(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/dl/setsumeikai03.pdf)p23で感染症対策からのがん予防が打ち出されており、HPVによる子宮頸がん、肝炎ウイルスによる肝がん、ピロリ菌による胃がん、HTLV-1による白血病は今や常識である。既に、がんを防ぐための新12ヵ条(http://www.fpcr.or.jp/pdf/12kajou.pdf)では、「ウイルスや細菌の感染予防と治療」が柱の一つである。