保健福祉の現場から

感じるままに

TPP交渉 日本年内妥結約束

2013年08月03日 | Weblog
東京新聞「TPP交渉「日本年内妥結約束」 マレーシア交渉官語る」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013080102000246.html)。<以下引用>
<【クアラルンプール=共同】マレーシア東部コタキナバルで七月に開かれた環太平洋連携協定(TPP)交渉会合で議長国を務めたマレーシアのイシャム次席交渉官は一日、同会合の内容について「日本は(TPP交渉の年内妥結を目指す)スケジュールを守ると言明し、交渉を遅らせないことを約束した」と述べた。クアラルンプールで行われたTPPに関するマレーシア国内向けのフォーラムで語った。日本は、同会合で主張した内容を公表していない。TPP交渉は、農産品や工業製品の関税を扱う「市場アクセス」や、新薬の特許期間の延長が焦点となっている「知的財産」などの分野で交渉が難航。年内妥結を危ぶむ声が広がっている。日本は、コメや牛・豚肉など重点五品目の関税の例外扱いを先行参加十一カ国に要求する考えで、「越年は有利に働く」(日本政府関係者)との期待も出ている。>

IWJ「「完全に負け戦以外の何者でもない。何をどう考えても、日本が勝ち取ってこれるものはない」TPP交渉会合に参加した内田氏が日本政府の姿勢を痛烈批判 〜岩上安身による内田聖子氏インタビュー」(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93621)、IWJ「2013/07/29 「TPPの『ISD条項』は国家主権の侵害につながる」有志の弁護士318名が政府に撤退を求める要望書を提出 ~TPPに反対する弁護士ネットワーク設立記者会見」(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93613)のネット記事をみておきたい。TPP=農業問題ではない。この際、わが国の次世代への影響を考えたいものである。
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あぶない食べ物

2013年08月03日 | Weblog
NHK「豚の生レバー規制 検討始まる」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130802/k10013500171000.html)。<以下引用>
<食中毒を起こす危険のある豚の生レバーを提供している飲食店があることから、厚生労働省は、去年提供が禁止された牛の生レバーに続き、豚の生レバーも新たな規制が必要かどうか専門家会議を開いて検討を始めました。豚の生レバーは、サルモネラ菌などの細菌が付着し食中毒を起こすことがあるほか、食べたあとにE型肝炎を発症し死亡した例も報告されていることから、厚生労働省は生で提供しないよう指導しています。しかし、去年7月、牛の生レバーの提供が禁止されたあと、飲食店の中には豚の生レバーを提供する店もあり、厚生労働省の調査では去年12月の時点で全国の80か所の飲食店で豚の生レバーが提供されていたということです。このため厚生労働省は豚の生レバーについても規制の必要があるかどうか専門家会議で検討することになりました。2日は厚生労働省で初めての会議が開かれ、「豚肉は加熱して食べるのが一般常識なのに、生で提供する事業者がいるのは問題だ」という意見が出る一方、「リスクを説明したうえで消費者の自己責任で選択する方がよいのではないか」といった意見が出されました。厚生労働省は、豚の生レバーがどのよう提供されているのか実態調査するなどして、3年後までに結論を出したいとしています。>

以前「豚レバーを生で食べるリスクに関する注意喚起」(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002l7y7.html)がでていた。昨年7月1日から牛のレバー(肝臓)の生食用としての販売・提供禁止(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002e1r3.html)であるが、法的禁止は牛だけであり、豚や鳥の生レバーは禁止されていない。平成20年度食品の食中毒菌汚染実態調査結果(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/060317-1.html)をみると、鶏たたきは45検体中9件、鶏刺しは18検体中3件からカンピロバクターが検出されている(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/060317-1a.pdf)。食中毒事件一覧(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/04.html)をみれば、鶏生肉によるものが少なくないことは、知っておきたい。また、冬場に注意したいのは、生ガキである。国内産生食用カキのノロウイルス汚染状況(http://idsc.nih.go.jp/iasr/26/310/dj3109.html)や市販カキにおけるノロウイルスの定量的汚染調査(http://www.city.hiroshima.jp/shakai/eiken/cyoken/nenpo/nnp_h14/2003_r06.pdf)の結果等が公表されているように、「生食用」であってもノロウイルスに汚染されている場合が少なくない。
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