保健福祉の現場から

感じるままに

歯科医師

2009年02月16日 | Weblog
「歯科医に広がる〝ワーキングプア〟」(http://news.cabrain.net/article.do?newsId=14151)の記事が目にとまった。<以下一部引用>
<産科・小児科・救急医療を中心に「医療崩壊」が各地で社会問題化する中、歯科医療がより危機的な状況にあえいでいる。2000年以降の相次ぐ診療報酬のマイナス改定で医療機関の経営が全体的に悪化したばかりでなく、歯科では73項目にわたる保険点数が20年間も据え置かれていることが影響している。歯科医師や歯科技工士らに支払われる診療報酬は先進国に比べ極めて低く、歯科医師の5人に1人が年収300万円以下、歯科技工士の3人に1人が200万円以下の〝ワーキングプア〟状態に置かれているという。>

先日、ひょんなことから、歯科医師の就業募集について調べる機会があったが、予想以上に厳しい状況であった。地域にもよるであろうが、他の医療職(医師、看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士など)よりも厳しいかもしれない。歯科医師が法的に可能な医療行為を鑑みれば、もっと医療機関での活躍の場面があってもよいのではないかと感じないではない。もちろん、研修が必要なのはいうまでもないが、歯科医師臨床研修制度(http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/shikarinsyo/index.html)の発展が期待されるかもしれない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする