誰もの素質を
伸ばして上げられるのは
その人自身が 自分の中で
駄目だと否定をしてしまっていて
奥深い場所の中へと長い間に渡り
眠らせてしまって来ている
本来の
その人自身の事を
その人が駄目な自分だと
決めつけてしまっている
その人自身の事を受け容れて
上げてしまう事です。
何処も変えたり
直したりせずに そっくり
そのままの駄目な その人自身の
姿を受け容れて上げてしまう事です。
それには
あなたが あなたの中で
長い間に渡り 駄目だと見なして
あなたの中に閉じ込めて来てしまった
あなたの姿を 駄目な あなたのままで
受け容れて上げてしまえる事が まずは
真っ先に行われている事です。
あなた自身の中の
駄目さを 何も無さを
受け容れる事が出来ている
人が初めて 人の中で否定を
されてしまっている本物の
その人の姿を受け容れて上げて
しまう事が出来ます。
その人の
素質の開花は
無理をしたり 背伸びをして
頑張らせてしまう方向の先には
無いのです。
本来の
その人自身へと
その人が帰り着いた時に
初めて その人の素質の開花は
自然に行われてしまうのです。
その人が後々
身に着けたものは
全部が人の借り物ばかりで
それを自分の物のように錯覚を
してしまったら その人自身の
素質の開花は むしろ閉ざされて
行ってしまいます。
全ての物が
自分の物では無く
借り物ばかりで有ったと
気づけた時に 初めて
その人の生が始まる時に
その人が貰い受けて来ていた
素質が開花され始めてしまいます。
それは
何もかもの全てが
失われてしまった時に
初めて 本物の その人自身へと
帰って来れてしまっているからです。
過去の全ては
既に去ってしまい
未来は まだ来ていません。
此の場の中には
何も無い空間だけしか
存在しません。
何も無い
空間そのものこそ
本物の あなたの姿なのです。
全ての過去は
既に死んでしまい
未来は まだ来てさえ
いない時 此の場の中に
有るのは空っぽの何も無い
空間だけが何処までも
広がっています。
空っぽの何も無い
空間は 一見すると
何も無い様に見えていて
実は 何も無さが そこに
存在しているのです。
そして
その何も無さこそが
空っぽさこそが本当の
あなたの姿だったのです。
それを
あなたは今日まで
全く知らなかった為に
必死で何も無さだけには
成るまいとしていました。
それは絶対に
本物の自分には
成るまいとして必死に
藻掻いていたのです。
素直に自分に
帰る事が出来れば
こんなにも時間が掛かる
事など無かったのです。
あなたが
受け容れて
上げていたのは
無理をしたり 背伸びをして
作り上げた方の自分の姿でした。
それは あなたが
何も無い空っぽの自分から
逃げ出す為に作り出した自分の
姿だったのです。上辺の自分の
姿だったのです。
あなたの中に
何処までも正直に
成って上げてしまうと
あなたの中には何も無い
空っぽさが広がっています。
それは
いつでも
あなたの中に
在り続けています。
何も無い
あなたが消え失せて
しまった事など一度も
有りませんでした。
そして あなたが
ようやく知る事の出来た
本当の自分の姿で有った
何も無い空っぽの空間の あなたで
何も無い空っぽの空間の あなたの事を
受け容れて上げてしまうと
あなたの中は
一瞬で満たされ始めて
しまいます。
あなたが
何かを やり遂げた
訳でも無いのに拘わらず
あなたの中味が満たされ切って
しまうのです。
ただ何も無い
空間としての空っぽさの
あなたのままで 空っぽさの
あなたの事を受け容れて上げて
しまっただけなのにです。
これこそが
真実だったのです。
あなたが何かを
やり遂げなければ
あなたは満たされない
訳では無かったのです。
本当の あなたで
本当の あなたの事を
見て上げてしまうだけで
あなたは天にも昇る位にまで
心地よい位にまで満たされ切って
しまうのです。
そして本当の
あなた自身の事を
見て上げてしまえば
見て上げてしまうほど
あなたの中は満たされてしまい
満たされ切った あなたから愛が
溢れ出して来てしまいます。
あなたから
溢れ出した愛は
あなたの周り中の
人達の中に自然に流れ込んで
行きます。
そして
あなたの周り中の
人達の中で否定をされて
しまっている本当の その人達の
事を芯から温めて上げてしまいます。
更に あなたから
自分でも否定をしてしまっていた
本当の自分自身の事を温められてしまった
その人達の中の何も無い空間で居られた時に
初めて その人達の中に元々備わっていた素質が
開花してしまいます。
人の中の
素質は その人が
本当の自分として生きた上で
本当の自分の事を温められて初めて
開花してしまうものなのです。
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