思考は随分と
かけ離れた彼方に有り。
感情は
遥か上空に有る。
どちらも
あなたが使おうと
しなければ向う側からは
あなたの居る場所にまで
近づく事さえ出来ない。
それらを使う事は
過って あなたが居た場所に
居る人達とのコンタクトに必要なだけで
あなた自身の為には
それらを使う事は有りません。
この場所には
そんなものの使い道など
全く無いのです。
そんなものを
使う必要も無ければ
意味も無いのです。
何の思考も
何の感情も入り込まない場所
その場所こそが あなたの中に眠る
あなたの生きられる唯一の場所です。
あなたの中には
静かで波紋ひとつ立つ事のない
静寂で何処までも澄み切った広々とした
空間が広がっています。
けれど
あなたは その空間に
近づいた事が無いのです。
一目見ただけで
あなたの足が竦んでしまい
あなたは一歩も動けなく
なってしまうのです。
そりゃそうです。
思考や感情のままの
あなたが その空間に
近づいたならば命さえ
取られ兼ねないからです。
その空間では
思考や感情は停止してしまい
働かなくなってしまうからです。
だから
思考や感情を あなたの
中心に据えて生きて来てしまった
あなたには命とりとなって
しまいかねないのです。
あなたにとって
その空間は生きた心地がしない
危険地帯なのです。
だから
殆どの方が
そこには近づかずに
生きて生涯を終えるか
或いは
生に疑問を抱き
興味を覚えた人でさえも
その空間の広がる淵まで
行っては引き返して来てしまう
事ぐらいしか出来ませんでした。
そこで空間の中に
分け入る勇気の有る人など
殆ど居ませんでした。
何故なら
その場所は
あなたが落ちた場所から
更に転落をして行ってしまう
底無しの暗い大きな穴の様にしか
見えないからです。
おまけに
地図も道案内も無く
あなたの内なる感覚だけが
頼りなのです。
そんな場所に
誰も好き好んで
入って行く人など
いなくて当たり前でしょう？
けれども
他の どの場所でも
生きる事の出来る場所など
何処にも見当たらなかった事を
既に確かめてしまった人達ならば
違います。
その人達は
もう この場所を
置いて他には探す場所など
無い事を確かめてしまっていて
確信に立って入って行くのです。
そんな人達の前に
道は自然に開かれて行きます。
そして
その場所に
分け入った人達で
その場所から戻って
来た人は一人も居ません。
それは
その場所こそが
その空間こそが
自分の本来の生きる
場所だったと言う事が
解かってしまったからです。
以前いた場所に
戻る必要も意味も無い位に
居心地が良いからです。
そこは
生きる事に
何の力も要らない
場所だからです。
力を抜き切ってこそ
生きられる場所だからです。
澄み渡った
何処までも広がる
大きな空間は居心地が良く
とても楽に呼吸する事が
出来るからです。
あなたの未来は
この場所の空間から
生まれて行きます。
まだ誰も見た事の無い
過去の なぞり書きなどではない
本当に新しい未来は その空間から
生まれ始めてしまいます。
そして
あなたの中の
空間を生きる事が出来るのは
あなた以外には誰も居ないのです。
あなたが
その空間を
生きる事が出来なければ
あなたの生など
元々無かったも同然の
生でしか無いまま生きる事を
逃げ出さずに見てしまう事です。
だって
表面で生きる
あなたの生など
オリジナルの生などでは無いし
あなたに似た生き方をしている
人など沢山居るからです。
だって
あなたの生き方だって
あなたが何処かの誰かの
真似をして盗んだものでしょう？
でも心配しなくても
良いです。その人も何処かの
誰かから盗んだもののはずですから。
そこには
独自性の欠片も
有りません。
あなたの独自性が
隠されている場所は
あなたが あなたの中に
幼い頃から隠し続けてしまい
亡き者同然に
してしまっていた
弱くて 駄目で 情けない
あなたのままで生きた時に
あなたは
初めて あなたの
内側に潜んでいた豊かな
感受性を使って見る事の出来る
静かで大きく雄大な空間の中に
あなたの独自性を僅かに垣間見る
事が出来ます。
後は その場所で
あなたが実際に生きた時
あなたの中から それまで
何処にも見る事の無かった
新しいものが次々と生まれ
出して来てしまいます。
本来の
あなたらしさは
その場所から自然に
湧き出すようにして
生まれ出して来てしまう
ものだったのです。
決して
あなたが
人目を気にして
あなたの表面に作り出し
あなた以上の あなたを
演じてしまう様なものでは
無かったのです。
もっと
あなたが肩の力を抜いて
生きた時に あなたの内側から
自然に滲み出して来る様な
ものだったのです。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
http://ningen-monogatari.com/sub15.html
大切な人と
大切な日々を生きる為に
自分の見つめ方を 学ぶ道
人間物語が贈る 「自分の心の育て方 講座」
http://www.人間物語.com/