あなたの内側にも
あなたの外側にも
何処にも
何も見い出さない
と言うのは誰だって
心細いものですし
誰だって
自分が何処にも属さず
自分が何者でも無い事は
恐くて怖ろしいものです。
けれども
実際には それが
真実の あなたの姿です。
あなたが肩書きや
社会的な地位や 何かを
どれだけ人以上に出来るかを
競い合ったり磨いたりする事が
あなたを大きくしたり育てる
事だと勘違いをしているけれど
それらの全ては
やがて あなたから
失われて行くものばかりです。
そして
その後に
残されるものを
あなたは全く育てては
来なかったのです。
あなたの
身に付けた
表面のラベルを全部
外されてしまった後に
残されるものは何ひとつとして
見い出す事の出来ない無色透明で
純粋で絶対的な空間です。
その空間は
あなたが その空間に
圧倒されてしまい あなたの
身を任せてしまい委ねてしまう
他には あなたには どうする事も
出来ない程 あなたの作り上げて来た
あなたなど軽々と上回ってしまう程の
存在なのです。
だから
あなたの中に
誰にも見向きも
される事無く眠らされていた
本来の あなたの姿である
何ひとつとして見出す事の出来ない
絶対的な空間は それまでの あなたに
心細さや無力感や喪失感を抱かせて
しまいます。
その恐怖から
あなたが あなたの表面に
作り上げて来ていた様々なものを
見つめて それらを自分の姿だと
思い込ませてしまい 勘違いを
させてしまっていたのです。
あなたの中の
本来の あなたの姿である
絶対的な空間と共に あなたが
生きられないのは
あなたが常に
過ぎ去ったものや
まだ来ていない未来の中に
何かを見い出してしまい今の今の
現実の姿である 何ひとつとして
見出す事の出来ない空間の方を
あなたが見ていない事からです。
あなたが
常に あなたの中に
浮かぶ過ぎ去った事や
まだ来てなどいない未来の
様々な事を手放して行く事をすれば
あなたは その場に広がるリアルな
絶対的な空間と共に生きる事が出来ます。
そして
絶対的な空間が
あなたの中を占領し
あなたを侵食してしまう事を
怖れる事無く許して上げる事です。
それが
本物の あなたと共に
生きると言う事です。
あなたが
本物の あなたに
成るのではなく
本物の あなたである
絶対的な空間の方が あなたを奪い
あなたを空間の中に取り込み
溶け込ませてしまうのです。
あなたに
出来る事は
逆らわない事だけです。
すると
やがて あなたは
絶対的な空間そのものに
成れて行ってしまいます。
絶対的な空間の
一部に あなたが
溶け去ってしまう事は
同時に絶対的な空間全体に
成れてしまう事でも有るのです。
あなたの
心の見つめ方の
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